劇場としての世界 : フランス古典主義演劇再考

書誌事項

劇場としての世界 : フランス古典主義演劇再考

矢橋透著

水声社, 1996.11

タイトル読み

ゲキジョウ トシテ ノ セカイ : フランス コテン シュギ エンゲキ サイコウ

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収録内容

  • 「視覚」の劇 : モリエール『タルチュフ』と『ナヴァールのドン・ガルシー』の関係について
  • 仮面の劇 : モリエール『人間嫌い』について
  • 二つの仮面 : メタシアターとしてのモリエール『ドン・ジュアン』
  • 視覚の眩惑者および/あるいは統御者としての王 : モリエール『アンフィトリオン』について
  • 「善いぺてん師」? : モリエール『守銭奴』における「演劇的知」
  • 仮面のプシコマキア : モリエール『気で病む男』と懐疑主義思想
  • レトリックと仮面 : レトリック論争とモリエール『人間嫌い』
  • 劇場都市と仮面たち : コルネイユの初期喜劇におけるパリ
  • はじめに、噂=ノイズがあった… : ラシーヌ『フェードル』における登場人物の「感覚の不確実さ」
  • 劇場としての世界 : 十七世紀西欧における演劇と思想の交流

内容説明・目次

内容説明

たんなる心理劇、風俗劇とみなされがちな、コルネイユ、ラシーヌ、そしてとりわけモリエールなどの十七世紀のフランス古典主義演劇を、中世的エピステーメーの解体と、『近代』の創出のドラマとの関連において捉え直し、古典主義演劇のイメージを一新する気鋭のフランス文学者=演劇学者の野心作。

目次

  • 第1章 「視覚」の劇—モリエール『タルチュフ』と『ナヴァールのドン・ガルシー』の関係について
  • 第2章 仮面の劇—モリエール『人間嫌い』について
  • 第3章 二つの仮面—メタシアターとしてのモリエール『ドン・ジュアン』
  • 第4章 視覚の眩惑者および/あるいは統御者としての王—モリエール『アンフィトリオン』について
  • 第5章 「善いぺてん師」?—モリエール『守銭奴』における「演劇的知」
  • 第6章 仮面のプシコマキア—モリエール『気で病む男』と懐疑主義思想
  • 第7章 レトリックと仮面—レトリック論争とモリエール『人間嫌い』
  • 第8章 劇場都市と仮面たち—コルネイユの初期喜劇におけるパリ
  • 第9章 はじめに、噂=ノイズがあった…—ラシーヌ『フェードル』における登場人物の「感覚の不確実さ」
  • 結論 劇場としての世界—十七世紀西欧における演劇と思想の交流

「BOOKデータベース」 より

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