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林 良嗣 環境共生 40 (1), 90-91, 2024-04-30
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戸所 隆 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 73-, 2024
...その結果、地理学者の優れた研究や社会的貢献にも係わらず、地理学界の社会的評価にならず、大学の地理学教員定数や予算等の研究環境悪化要因にもなった。この経験から日本地理学会に、研究者誰でもが参加・活動可能な災害研究プラットホーム創設の想いを持った。...
一ノ瀬 俊明 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 53-, 2024
<p>「ファンダメンタルズ プログラム」(2021~:fundamentalz.jp)は、科学・アート・社会を新たに結びつけ直し、新たな文化を形成することを目指すものである。ここでは科学者とアーティストとの交流成果が、ファンダメンタルズ フェスなどの行事や、動画配信などのオンライン行事を通じて公表されてきた。発表者はフィールドサイエンティスト(都市環境学)として初年度より参加し、アーティストとの…
田中 靖, 八反地 剛 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 81-, 2024
...このウェブサイトは「災害アーカイブ」の一つとしても重要なものであり,この分野を専門とする地理学者の力を必要としている。</p><p> 2024年の能登半島地震では,広報専門委員会と連携することにより,SNSによる組織的な情報発信と,マスコミやインターネット上に掲載された地理学者の情報等を逆にこちらから収集する「メディアクリッピング」を行った。...
河野 光浩 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 30-, 2024
...<p>2019年9月に行った前回発表「地理教育改革序説1」では,実社会において地理を意識的・無意識に取扱う者を,大学教授や学校教員等の伝統的地理学者のほかに,その業務の一部が結果的に地理に関係している地理実務者と,学生時代に地理を専攻し地理とも関係がある業務に就いている地理系社会人(以下「地理実務者等」)とに分類したうえで,伝統的地理教員の専攻分野が自然地理と国内地理に偏在しているため,特に外国の人文地理...
伊藤 徹哉 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 72-, 2024
...理論的な検討では,オーストリアの地理学者リヒテンベルガーによるデュアルサイクルモデルに着目し,また,都市再生の地域的条件を統計資料および既往研究の成果に基づいて議論する。</p>...
金坂 清則 地域と環境 17 281-360, 2023-03-24
...足利健亮先生は、日本を代表する歴史地理学者として幾多の著書・論文を世に問い、明らかにしたことの重要性と斬新さ・面白さを、隣接分野を含む学界のみならず一般社会に向けて示し続けると共に、京都大学大学院人間・環境学研究科の第二代研究科長として諸困難を克服し今日に至る発展の礎を築かれた。...
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池谷 和信 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 122-, 2023
...報告者は,これらの問題意識のもとに熊本県の五木村で撮影した佐々木高明氏の写真を整理して民博・データベース(焼畑の世界-佐々木高明のまなざし)として公開する一方で(佐々木1970; 池谷2021),現在も焼畑を維持しているペルーアマゾンの村での現地調査を行ってきた(池谷・増野2023).そこで本報告では,主として地理学者の撮影した焼畑の写真を整理することから写真資料を使用して上述の課題の一部に答えることをねらいとする...
竹中 克行 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 161-, 2023
...地理学は,同国の大学制度において人文系の分野に位置づけられ,一部の地理学者のみ,社会科学系や技術系の講座に所属している。ランドスケープに関する専門教育の大部分が技術系の学部によって行われるなか,北東部ヴェネト州のパドヴァ大学で地理学者が中心となって開設した「ランドスケープ科学学士コース」は,計画論と一線を画した教育課程として異色の存在である(Castiglioni,2022)。...
田部 俊充, 吉田 和義 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 21-, 2023
...①田部俊充・吉田和義:次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性 ②池俊介:地誌学習の特徴と次期改訂に向けたアイデア ③三橋浩志:ICTを活用した地理授業の方向性 ④菊地俊夫:地理学者が考える次期改訂に向けた魅力的な地誌学習のアイデア ⑤寺本 潔:初等教育,社会科における日本の地方地誌教育への一つの提案 ⑥井田仁康: 次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性 (総括)</p>...
内田 忠賢 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 304-, 2023
...</p><p>そして、東京女高師の生徒たちが、素朴に時局を批判した所感を書くことができた大きな理由は、満州への視察旅行を引率した教員が、地理学者、飯本信之教授(1985~1989)でだったことにある。飯本は当時、日本地政学協会の常務理事、軍部にも顔が利く大物学者だった。飯本のチェックを経たという前提の下、生徒たちは時局への批判を自由に書いた。...
田中 雅大 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 149-, 2023
...</p><p>こうした結果を踏まえると、日本の人文地理学においては、①地図では表しづらい問題に関心を寄せる地理学者が増えている可能性と、②物事を地図学的にとらえる力(地図学的想像力)がそれほど重視されなくなってきた可能性が示唆される。...
池田 真利子 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 59-, 2023
...発表者は人文・文化地理学者として,これまで広義の芸術に関心をもち,これと都市再編(ジェントリフィケーションや再活性化,再開発)との関連や,記憶と文化遺産,都市景観,都市経済,そしてパンデミックにおける芸術空間への影響と日独の文化政策比較と,研究を進めてきた。...
田和 正孝 人文地理 75 (1), 25-47, 2023
...本稿では,この漁具が日本の漁業地理学のなかでいかにとらえられ,地理学者はどのような記述を残してきたのかを,1950年代から1970年代にかけて発表された研究に注目しながら検討する。最初に石干見の記録を残した地理学者は,吉田敬市である。吉田は,有明海に存在する石干見漁が,自然環境に応じておこなわれる特徴的な漁業形態であることを明らかにした。...
DOI Web Site 参考文献6件
池田 真利子, El-Barbary Mohamed Nour 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 118-, 2023
...冒頭に述べた1960年代の地理学者の「発見」した「言語景観」は,40年後に言語社会学で注目されることとなり,サウアーの文化的景観は世界遺産に,そしてトゥアンやレルフの「場所の意味」は文化遺産や都市計画によって参照・展開されるに至っている。地理学が,その領域を超え,国際社会にどのように貢献できるのか,今,問われている。</p>...
菊地 俊夫 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 16-, 2023
<p><b>1. </b><b>Z</b><b>世代からα世代へのニーズの変化 </b> いわゆるZ世代の生徒に対する教育・学習は、情報化社会に適応できる技術や能力を身につけさせるため、コンピュータやプログラミングに精通する人材を育成してきた。地理や地誌の教育においても、データの解析やGISによる地図化、そして画像や映像を利用したバーチャルなデータから地域や世界を学んできた。しかし、α世代の時代…
佐藤 洋 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 180-, 2023
...</p><p></p><p><b>Ⅱ 英語圏地理学と日本の地理学との比較</b></p><p> 米国と西欧諸国における1970年代の経済危機に伴う税収減少などの厳しい財政状況と福祉国家の後退,1980年代のニューライト政権によるドラスティックな行政改革は,地理学者に地方自治への関心を抱かせた.1984年にはIGUで行政地理学委員会(Commission on Geography and Public...
熊木 洋太 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 283-, 2023
...</p><p> しかしながら,上記以外で地理学者が震災に関する調査を積極的に行ったり,地理学を土台として復興や防災のための活動をした様子は見られない。地学雑誌には1923年に関東大震災の特集号があり,速報的な調査報告が掲載されているが,執筆者に地理学者は見られない。...
鈴木 康弘, 宇根 寛, 田中 靖 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 44-, 2023
...本シンポジウムは、関東大震災研究の第一人者である武村雅之氏の基調講演からその全貌を学んだ上で、震災調査における地理学者の貢献、1970年代以降の地域危険度評価によるまちづくりの進展、さらに首都直下地震の想定、活断層認定の問題点、首都機能移転の議論の経緯、地理空間情報の役割などの話題を扱う。...
加賀谷 真梨 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), B03-, 2023
...①人口学者とカトリック教会との応酬、②PO&SRに対する大規模人口問題調査の中止令、③地理学者の出版延期、④マーガレット・サンガーの来日禁止である。その上でベネットが文化人類学者として、どのように日本人の性や生殖に対する認識を理解していたのかを検証する。...
村山 祐司 地理学評論 Series A 95 (3), 169-193, 2022-05-01
...<p>深刻化する地球環境問題を背景に,衛星画像を活用した国土変容のモニタリングや地域分析が注目を集めている.特にデータが乏しい発展途上国では,都市環境の変化を把握する有力な手段として,空間情報技術を駆使した衛星画像解析が年々存在感を増している.地理学者には,汎用性のある地理空間データを創り出したり,精緻な分析手法を開発したり,新たな方法論を構築して地誌や地域研究に応用するなどして,実証研究の深化に貢献...
DOI Web Site 参考文献78件
ホロウェイ, サラ・L, ハバード, フィル, イェンス, ハイケ, ピムロット・ウィルソン, ヘレナ, 栗林, 梓[訳] 空間・社会・地理思想 25 105-122, 2022-03
...本稿は, 地理学者はもっと教育に注目すべきである, という前提を受け入れつつも, それだけでなく, 子ども, 若者, 家族に関する研究に取り組むことで, これまで達成されてきたことや達成されたと思われることについての理解が再形成される, と主張する. ……...
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鄧 永成 都市と社会 6 26-30, 2022-03
...EARCAGは、1997年8月にバンクーバーで開催された第1回国際批判的地理学グループ(ICGG)会議終了後、東アジアの声が十分に反映されていないことに批判的だったToshioを含む韓国と日本の批判的地理学者たちが呼びかけたものでした。……...
DOI 機関リポジトリ
竹内 祥一朗 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 215-, 2022
...郡山金魚養殖の特殊な生産法や景観は地理学者の関心を集め,1960年代からたびたび詳細な現地調査報告が公表された(堀内1961など)。 一方で,その歴史的展開については個々の論考で断片的な事績が言及されるのみである。全体的な展開を捕捉するため,既往の成果も統合しながら,地域変遷史として各時点の展開や様相を整理する必要がある。 ...
田部 俊充, 郭 明 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 31-, 2022
...日時:2022年3月19日(土)9:00-12:00 テーマ「世界地誌学習の新たな方向性―中国地誌をどうとらえるか―」 オーガナイザー:田部俊充(日本女子大)・本木弘悌(早稲田大学高等学院)・上野和彦(東京学芸大学名誉) <b>2.企画趣旨・</b> 日本地理学会地理教育公開講座は世界地誌学習の充実のために,海外のフィールド研究を積極的に行っている地理学者と地理教育実践者のコラボレーションを行ってきた...
三浦 尚子 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 89-, 2022
...</p><p> そこで,本発表では埼玉県蕨市・川口市にあるクルド人コミュニティの居住地域「ワラビスタン」を事例に,仮放免者の「生」について見聞きしたことを,オーストラリアの地理学者Bissell(2009)の「疼痛の地理学」を分析に援用して考察しようと思う. </p><p>Ⅱ.分析の枠組み </p><p> 疼痛の地理学は非表象理論の系譜に連なる分析の枠組みである....
山内 洋美 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 212-, 2022
...</p><p>4.提案</p><p>中単元「日本の地域的特色と地域区分」において,教科書の重要語句として扱われるような自然環境と自然災害/防災の取組について,地理的見方・考え方を用いて互いに関連付ける事例を教材として,地理学者の研究成果をお借りして作成することが必要と考える....
杉江 あい 人文地理学会大会 研究発表要旨 2022 (0), 84-85, 2022
宮下 敦 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 266-, 2022
...</p><p> 成蹊学園は,日本が西欧と肩を並べて発展するため,優秀な科学技術者養成の必要性を認め,理化館と呼ばれる理数系専用講義棟を建築し,ドイツ製偏光顕微鏡やクランツ標本など旧帝国大学教室に匹敵する機材を整備して,福田を支援した.また,福田の助手であった地理学者で地形模型製作者の西村健二(1906-1959)は,精密な教育用立体地形模型を数多く制作し,これも地形学・地質学の授業に組み込まれた.この...
原 真志 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 130-, 2022
...田中(2020)による学史・方法論の年間学界展望では本文中で8回実践という語が登場し,近年の地理学における実践への高まりを示している.梶田(2014)はアメリカを中心とする応用地理学研究をレビューし,応用地理学の実践ガイドラインをめぐるパショーンとジョンストンの論争を紹介するとともに,応用地理学者や中堅実務家と「純粋」地理学者あるいは学会の中心的地理学者との乖離の問題が存在し,両者が共に仕事をすることでもたらされる...
杉浦 芳夫 地理学評論 Series A 94 (5), 313-347, 2021-09-01
...んだことがわかった.そして,これらの経験は,独自の農村集落形態分類を踏まえたドイツ農村自治体再編研究(1937年)や,ナチ・ドイツ編入東部地域における中心集落再配置の計画論的応用研究(1940・1941年)につながっていくものであった.また,報告書から窺える,北欧の都市ネットワークを理解するのに際しての歴史的な視点と,フィンランドとソ連との間での国境問題といった地政学的な課題への関心は,国家学・歴史地理学者...
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献14件
遠城 明雄 地理学評論 Series A 94 (4), 265-266, 2021-07-01
DOI Web Site 参考文献1件
大平, 晃久 九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 7 (2), 2-, 2021-03-31
...これら基地跡地の記憶が,現地へのモニュメントや解説板などの設置によって,いかに可視化されているかを調査・報告するとともに,アメリカの歴史地理学者フットの示した,負の記憶の景観化の4類型について考察を行った。 対象とした基地跡地のうち,基地跡地に関わるモニュメントがあるのは7か所,解説板があるのは12か所にとどまる。...
機関リポジトリ HANDLE
堤, 純 筑波大学地域研究 42 11-20, 2021-03
機関リポジトリ HANDLE Web Site
佐藤 洋 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 114-, 2021
...<p> Ⅰ はじめに</p><p> 日本において,地方財政学者を中心に地域間の経済格差が問題視されるようになったのは1950 年代のことである.その後,1980年代に財政地理学を展開し,地方財政問題に地理学的視点を導入する意義を示したBennett(1980)を端緒として,国内外を問わず,多くの地理学者が地域間の経済格差と地方自治に関心を向けてきた.日本の地理学においても,地方財政を取り上げて地方交付税...
井田 仁康 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 77-, 2021
...そのためには、災害の事実とともに地理学者などによる迅速な分析が必須であり、授業者がそれらの情報を得やすくする環境が必要である。さらには、授業者がリアルタイムな事象を取り上げられるための柔軟なカリキュラムを作っておくことが必要とされる。...
池田 真利子, 高濱 佑太郎 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 71-, 2021
...,ネット技術は人間社会の行動規範やグローバル化の新局面に多大な影響を及ぼしていることがUNESCOにおいて指摘されるなか,個人情報保護やセキュリティの観点からこれまでとは異なる地域差が生じるGoogleStreetViewやオンライン公開情報を,学術・教育という公益性の高い目的で使用する可能性を模索することも本セッションの意図するところである.さて,「言語景観」の概念・調査手法に最初に言及した本邦地理学者...
有馬 貴之 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 24-, 2021
...</p><p></p><p></p><p></p><p>Ⅲ</p><p></p><p> 地理学者としては,研究中心型教育の実践が自らの研究指向性と合致する.しかしながら,観光学における地理学という側面では,観光という文脈において,他の学問分野との接点を見出した教育が求められる.例えば,地誌学による地域理解だけではなく,その地域理解を消費者に伝達していく発想力やプレゼン力,マーケティングの知識も教育に...
田部 俊充, 田村 穣, 熊谷 有美子 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 20-, 2021
...</p><p> 企画趣旨:地理教育公開講座は,海外のフィールド研究を積極的に行っている地理学者と地理教育実践者のコラボレーションを図り,小中高等学校の世界地誌学習の充実に貢献してきた。今回は,日本の地誌学習の現状と課題を検討し,地理教育において実社会との接点を重視した社会参画に関する教育を志向するため,「日本の地誌学習の新たな方向性−参画をめざす地理教育をめざして−」をテーマとしたい。...
鈴木 康弘 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 33-, 2021
...こうした情報を地震ハザード評価にどれだけ活かせるか地理学者にも責任がある。</p><p></p><p>2-2.防災上の想定の問題点</p><p></p><p>「予測」の説明責任は科学にあり、「想定」の判断責任は行政にあるとも言われる。用語と責任の所在を明確にする必要がある。</p><p></p><p>また、「想定」の基本は「既往最大」である。...
小野 有五 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 140-, 2021
...<p>千歳川の遊水池群は、千歳川放水路計画に反対する地理学者によって1990年に提案された。6つの遊水地造成は、放水路計画の代替案として採択され、2020年に完成した。徹底した読図と、自然環境、農業の地理学的分析だけから遊水地案ができたことは、地理学が防災に果たす役割の重要性を示す。遊水地はEco-DRRとしても有効であり、また気候変動に対する適応策としても重要である。...
櫛引 素夫 季刊地理学 73 (3), 178-193, 2021
...国内各地で地理学者を含む研究者と報道者の連携事例があり,東北地方でも,人の営みと自然を扱う地理学とメディアには大きな連携の余地がある。</p>...
DOI Web Site Web Site 研究データあり 被引用文献4件 参考文献6件
大竹 あすか 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 63-, 2021
...<p> Ⅰ 研究の背景と目的</p><p> 本発表では,行政機関や民間企業が着目する「ソフト面」における都市計画における課題を,経済地理学者ハーヴェイ(2013)が提示した「都市コモンズ」概念を対象に、スケール論の観点から分析することの意義を明らかにする....
小泉 佑介, 祖田 亮次 人文地理 73 (3), 245-260, 2021
...<p>本稿では,1980年代以降の英語圏における地理学者を中心に発展してきたポリティカル・エコロジー論(PE 論)が,いかにして独自の枠組みを発展させてきたのかについて検討する。特に本稿では,2000年代以降の PE 論における新たな展開として,スケールの議論に注目した研究に考察の焦点を絞る。...
DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献24件
中澤 高志 学術の動向 25 (8), 8_10-8_15, 2020-08-01
DOI Web Site Web Site 参考文献3件
松岡 由佳 地理学評論 Series A 93 (4), 249-275, 2020-07-01
...<p>英語圏の人文地理学では,1970年代からメンタルヘルスが研究テーマの一つとなってきた.本稿は,そうした研究の展開に注目し,研究の背景や論点,アプローチを整理するものである.戦後の欧米諸国における脱施設化に関心を寄せた地理学者たちは,近隣環境や公共サービス,福祉国家の再編の視点から,メンタルヘルスについての研究をスタートさせた.1990年代には,史資料や当事者の語りに依拠して,狂気の歴史や精神障...
DOI Web Site Web Site 参考文献115件
安部, 清哉 学習院大学教職課程年報 (6) 15-22, 2020-06-26
application/pdf
成瀬 厚 経済地理学年報 66 (1), 3-28, 2020-03-30
...<BR> 地理学者によるオリンピック研究は2000年前後から,過去の開催都市を概観する形で,それ以降盛り上がりをみせる地理的主題を持つオリンピック研究を牽引したといえる.当初から国際的なイベントであった近代オリンピック競技大会は,今日において大会招致がグローバル都市間競争の一端となり,大会関連開発は新自由主義的な都市政策の下で官民連携によって行われている.さまざまな問題を抱え,オリンピックはどこに...
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高木 仁 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 337-, 2020
...原石や鉱脈は、極めて優秀な地理学者にしか発見できない物である。それが出来たのは、私ではない。</p><p></p><p><b>結論</b></p><p>書評でのご批判は全て正しい。評者が指摘するように、書籍には間違いが多く、過大評価しすぎである。</p><p>しかし一方で、私たちにはその書評によって、対話らしきものが生まれた。...
菅 浩伸, 木村 颯, 堀 信行, 浦田 健作, 市原 季彦, 鈴木 淳, 藤田 喜久, 中島 洋典, 片桐 千亜紀, 中西 裕見子 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 114-, 2020
...地理学者であった茂木昭夫は広く日本沿岸や北西太平洋の海底地形研究を行い、浅海域における現在の侵食・堆積作用についても多くの記述を残している<sup>1)</sup>。また、豊島吉則は波食棚や海食洞・波食台について、素潜りの潜水調査によって詳しい記載を残した<sup>2)</sup>。...
吉田 国光 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 124-, 2020
...そして英語圏の地理学者らが,コモンズ研究の専門誌で社会ネットワークや社会関係資本をキーにコモンズ研究との接合を図る議論を展開している。</p><p></p><p> 社会ネットワークに注目することで,従来の村落地理学では分析対象として含めにくかった,集落内外に広がる多様な主体を同列に分析の俎上へのせることが可能となった。...
小林 茂 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 88-, 2020
...なお日中戦争〜第2次大戦期の地理学者と軍隊のかかわりについて、当時の関係者は「戦争協力」というラベルを恐れてか、基本的に沈黙を貫いてきた。このため充分な資料がえられるわけではないが、以下ではアメリカにおける地理学者の「戦時サ—ビス」と比較しつつ、彼らの活動がどのような性格を持っていたか考えてみたい。</p>...
阪上 弘彬, 渡邉 巧, 大坂 遊, 岡田 了祐 人文地理 72 (2), 149-161, 2020
...SCE の動向の検討から,日本の地理教育・社会科教育においても,地理学者・地理教育の専門家と社会科教育の専門家によるそれぞれの専門性を踏まえた SCE 研究,教師教育の推進が不可欠である。</p>...
DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献14件
阪上 弘彬 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 179-, 2020
...</p><p></p><p><b>2.3者が互いの立場に対して期待する役割</b></p><p></p><p>筆者の専門とするドイツ地理教育では,地理学者Wardenga(2002)によって新たな地誌学習の方法である4つの空間概念Raumkonzeptが提唱されるなど,地理学者からの積極的なアプローチがみられる.また近年アメリカ合衆国では,地理学,地理教育,社会科教育の専門家が各々の強みを生かして協働...
竹中 克行 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 268-, 2020
...政策立案を支える制度づくりの面では,2000年代の左翼系州政権の時代に自治州地域計画担当長官を務めたネッル(Oriol Nel·lo),自治州の外郭団体として2004年に設置されたランドスケープ観測院(Observatori del Paisatge)の所長を長年務めたヌゲ(Joan Nogué)という2人の地理学者の役割が特筆される。...
若林 芳樹 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 171-, 2020
...></p><p>地理学分野でToblerは,計量革命のパイオニアの一人として知られているが,彼の名声を高めたのは,1970年の論文で言及した「地理学第一法則」によってである.デトロイトの人口分布シミュレーションの結果を動画地図で表現することをテーマにしたその論文中に登場する「全てのものは他の全てのものと関連するが,近いものほど強く関連し合う」という警句は,空間的自己相関という空間データ特有の性質に地理学者...
佐藤 洋 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 300-, 2020
...</p><p> その後,国内において地理学者が財政問題を扱う際には,我が国の財政調整制度である地方交付税に対して関心が向けられてきた.主に,その関心は地方交付税への依存度が高い地方圏の(特に小規模な)自治体に向けられており,税収が豊かな大都市圏の自治体が注目されることはなかった....
横山 智 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 170-, 2020
...と自然地理学者の両方で協働しながら風土概念を再構築しようという試みは,NS研究グループと共通する点が多く,この2つの研究グループで合同のシンポジウムを実施する運びとなった....
久保 純子, 鈴木 康弘 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 100-, 2020
...地形分類図はハザードマップに読み替えることができることを大矢雅彦や海津正倫を初めとする自然地理学者は繰り返し発言してきたが、水害リスク軽減の試みは社会の要請により土木や工学分野主導で行われ、地理学はその効果の検証や、経済効果との兼ね合いに関する議論にはほとんど参加することができなかった。そのため地理教育においても、水害を社会問題として捉えて生徒に教えることについて、長年逡巡してきた。...
佐藤 廉也 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 83-, 2020
...これは大島襄二氏が1980年IGU東京大会の準備に際し、川喜田二郎、谷岡武雄、米倉二郎、藪内芳彦といった当時の第一線・重鎮の地理学者たちに対しておこなったものである。回答を具体的に述べる紙幅はないが、上に挙げた多くの地理学者が総合的な学問としての文化地理学を構想し、目指していたことがその回答内容からわかる。...
目代 邦康 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 153-, 2020
...</p><p></p><p>本シンポジウムでは,上述の自然環境の破壊,開発事業における地域住民との開発事業者との軋轢といった問題,そしてこれからの自然の自然保護問題と呼びたい.これまで地理学者は,こうした問題に対して破壊される地形や水文プロセス,植生などを調査し,その希少性などの価値の評価を行うことや,既存の調査で十分評価されていない自然災害の安全性についての問題の指摘,予定されている開発案件の計画...
一ノ瀬 俊明 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 25-, 2020
...</p><p></p><p>都市計画への活用を目的とした都市の熱環境研究であるが,ドイツでは気象学者や自然地理学者によって担われてきた.地方自治体政策担当者向けの教科書も出版されている.現在日本では10年前にくらべると,「都市全体の気温を低減しよう」というセンスの政策から,都市のなかにクールスポットを作って,都市の高温化に適応しようというセンスの政策にシフトしている感がある.</p>...
中澤 高志 経済地理学年報 65 (4), 312-337, 2019-12-30
...<p> 本稿は,再生産の経済地理学に関する試論である.人口地理学と労働の地理学の相互交流を契機として再生産に対する地理学者の関心が高まってきたが,世代の再生産が長期的に保証されていることを暗黙の前提としてきた.資本・国家は,再生産の過程に介入しこれを統制しようとしてきたが,「資本主義の黄金時代」の終焉によってそれは困難となり,再生産は不調を来した.政府は,子育ての障害の除去に努め,再生産の期待...
小木田, 敏彦, Kogita, Toshihiko 拓殖大学教職課程年報 2 59-73, 2019-10-20
...他方で、フランスの人文地理学者オギュスタン・ベルクは、独自の風土論により環境可能論の可能性を押し広げてきた。ベルク風土論の核心部分は「通態性」という概念にあり、自然と文化、客観と主観、個人と社会という3点における二項対立図式を解体しようとするものであった。この観点から見た場合、ギアツのインボリューション論は近代化論のイデオロギーにより、主観と客観、個人と社会の「通態性」に欠けていた。...
機関リポジトリ
李 哲雨 経済地理学年報 65 (3), 260-271, 2019-09-20
...<BR> また,特定の経済空間の経験的な事例研究中心から脱却し,新たな分析枠組み (framework) の確立と理論化についての研究が活性化される必要がある.現在,非常に限られた韓国研究者のプールを勘案すると,これらの問題点は個人レベルの研究を通して解決できるものではない.したがって,韓国の経済地理学者だけではなく,関連分野の研究者間の公式,非公式な共同研究の場がより活性化されなければならないだろう...
前田 竜孝 地理科学 74 (1), 23-39, 2019-04-28
...これは,1980年代,漁業に関する生態人類学的研究と漁業地理学における文化地理学的研究から影響を受けた地理学者の田和正孝によって導入された。この手法には,現地調査において出港・帰港時刻,漁場での活動時間,漁船数や漁具の個数,漁獲物の重量あるいは体長などの計測より得られたファストハンドのデータを重視するという特徴がある。この手法を通して,漁業者による共時的な漁場利用の形態が解明された。...
網島, 聖, 長谷川, 奨悟 佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要 15 27-46, 2019-03-30
...本稿では、イギリスの地理学者ジリアン・ローズ議論を導きに視覚資料の利用を問題化する英語圏の人文地理学研究に学びつつ、その物質的側面に注目する視点から、佛大本洛中洛外図屏風を検討してきた。構図の検討に始まり、屏風が贈答品として持った意味についても一部言及している。本稿の検討を通じて視覚資料の描画に用いられた技術や材質、周辺の環境といった物質的側面に注目した検討の可能性を示すことができた。...
網島 聖, 長谷川 奨悟 佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要 (15) 27-46, 2019-03-30
熊谷 圭知 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 159-, 2019
...ジェンダーを論じる地理学者の重要な仕事は、空間や場所がどのように男性性と身体との関係性を構築・規定しているかを、現実のローカルな場所において具体的に検討することだろう。</p><p></p><p>3.パプアニューギニアの男性性と瘢痕文身儀礼</p><p></p><p> 本報告が取り上げる瘢痕文身は、パプアニューギニアのセピック川流域の男の成人儀礼に広くみられる慣習である。...
渡辺 和之, 池谷 和信 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 110-, 2019
...地理学者には、今後、過去の歴史をもとにどの位の災害に備えたインフラが必要なのかを推定し、同時に、地域住民の視点から、地域の環境をどう残すかを提言できる力量が求められる。<br><br> 小野氏の取り組みから学ぶのは、エコツーリズムによって環境教育しながら、自然環境を守ってゆく点である。どんなにリモートセンシングが発達しても、人間は自分の想像を越えることを想うのは難しい。...
佐藤 廉也 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 159-, 2019
...一方、(4)は最も根が深い誤りであると言え、地理学者の間ですら誤解が見られる。「人口増加→休閑の短縮化→土地の不毛化」という、未検証の仮説が前提となっているものであるが、2000年以降に発表されたいくつかの論文は、この前提とは逆に、休閑期間と焼畑収量の間にはほとんど相関が見られないという結果を示している(Mertz et al 2008)。...
竹村 一男 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 311-, 2019
...<br><br>2.アーノルド・ギュヨー(Arnord Guyot),カール・リッター(Carl Ritter)など宗教的思考をとる地理学者の影響が認められる。<br><br>3.内村の地理書『地理学考(地人論)』はギュヨーの影響のもとに宗教的地理学の記述と独自の文化論を展開している。<br><br>4.「内村の無教会」=「内村が帰する地理的宇宙」の構造が推定される。...
有馬 貴之, 河本 大地, 目代 邦康 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 23-, 2019
...これは人文地理学者や観光研究者をはじめとする人文・社会科学の研究者に、ジオパークが研究対象として魅力的に映っていないためであると考えられる。</p><p>今後、ジオパークの活動を深化させていくためには、その活動の客観的な評価が必要となる。...
山本 隆太, 中村 洋介 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 160-, 2019
...そのための論点としては,a) 地理学者と地理教育研究者・実践者の間でえの統合自然地理学的な見方・考え方の共有,b) スタンダード化された自然地理システム図および空間的表現の双方の利用,c) 既存の研究成果の教材化,d) 人文地理システムとの共生,e) 自然地理システム内の多様なサブシステム,といった点が挙げられる。...
小野 有五 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 241-, 2019
...筆者が、四半世紀にわたるこのような環境問題への地理学者としての介入や活動をまとめた本に『たたかう地理学』というタイトルを与えたのはそのためである。後半では、そのような伝統的な地理学を脱構築し、環境問題や社会紛争の解決に役立つ新しい地理学を再構築するための可能性について論じる。...
山田 直利, 矢島 道子 伊那谷自然史論集 20 (0), 11-20, 2019
...ドイツの地理学者,ヨハネス・ユストゥス・ライン(1835-1918)は,1873 年〜1875 年の2 年間,プロイセン王国政府からの委嘱により日本各地の工業・商業を調査したが,個人的興味から日本の地形・地質・植物・気象等の自然についても熱心に観察した.今回,数あるライン博士の日本旅行記のうち,1875 年夏季,東京を発って中山道沿いに武蔵,上野,信濃,美濃の国々を旅行したときの記録「東京から京都への...
田和 正孝 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 173-, 2019
...そのことは漁業地理学者に対して、従来おこなってきた調査研究がいかなるポジションに定位できるのか、新たな調査方法論を展開する必要はないのかなど、多くの課題を提示していることも付言しておきたい。<br><br> 兵庫県においてこのような漁業者自身による資源に対する分析が積極的に提示されるようになった背景には、浜のリーダーを育成するために2005年に開設された教育機関「大輪田塾」の存在が大きい。...
竹中 克行 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 18-, 2019
...欧州景観条約(以下「ELC」)の起草委員を務めたスペインの地理学者F.ソイドは,「地域(area/territorio)」「人々の知覚」「自然と人間」をキーワードとするELCの景観定義について,地理学的視点から望ましいと評価する。...
影山 穂波 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 107-, 2019
...フェミニスト地理学者たちは既存の研究が二元論に基づき構築されており、この思考が再生産されていることを明示してきた。さらにその二元論を脱構築するために、議論を重ねてきた。...
横山 秀司 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 107-, 2019
...次いで、自然-人間-環境を対象とした人新世の課題は、地理学の研究テーマであるにも拘わらずその取り組みが遅れたことにふれ、地理学者の論文を参考にして、地理学や地形学が研究していくべきであることを明らかにした。そして、わが国の地理学界でも追究すべき課題であることを指摘した。...
村山 良之 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 260-, 2019
...<br><br> 教員養成に関わる地理学者は,防災・学校安全に関する科目の企画と実践を積極的に担い,上記内容や教育手法等を取り込むことが期待される。...
DOI 被引用文献1件
松山 洋 水文・水資源学会誌 31 (6), 467-486, 2018-11-05
...<p> この30年間,地理学者が水文・水資源学会誌に公表してきた種別Aの原稿(以下「論文」)について概観し,21世紀当初挙げられた「2020年頃までに解決すべき問題」に対して,地理学者がどのように貢献してきたかについて述べた....
DOI Web Site Web Site 参考文献91件
福田 珠己 地理学評論 Series A 91 (5), 404-405, 2018-09-01
森川 洋 地理学評論 Series A 91 (5), 402-403, 2018-09-01
DOI Web Site 参考文献2件
森山 武 南太平洋から見る日本研究 : 歴史、政治、文学、芸術 89-101, 2018-03-30
南太平洋から見る日本研究 : 歴史、政治、文学、芸術, オタゴ, 2016年11月24日-25日
佐藤 大海, 渡邉 研司 日本建築学会関東支部研究報告集 (88) 663-666, 2018-03
日本建築学会
柴辻 優樹 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000252-, 2018
...Winchester(1990)は、「ひとり親世帯は先進諸国の中で急速に増え続けている家族類型であるが、地理学者の間ではその地理的分布や社会経済的な特徴については未だ研究が不充分である」(p70)と指摘している。...
海津 正倫 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000040-, 2018
...総理府資源調査会が設置され,治山治水総合対策のための基礎調査などを開始し,1956年度には木曽川流域についての調査が実施された.この調査は東京大学教授の多田文男氏を中心に、オランダで土地分類を学び(中野, 1952)のちに東京都立大学教授となる建設省地理調査所地理課長の中野尊正氏、のちに法政大学教授になる資源科学研究所員の三井嘉都夫氏、のちに早稲田大学教授になる資源科学研究所員の大矢雅彦氏という当時若手気鋭の地理学者達...
成瀬 厚 人文地理 70 (3), 414-415, 2018
和田 崇 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 53-, 2018
...<br> 1960年代以降の英語圏諸国においてスポーツの地理学的研究を牽引したのは,「スポーツ地理学の父」と呼ばれるアメリカ人地理学者ルーニーRooneyである。彼は,スポーツの起源,伝播,地域差,組織,景観などの分析の必要性を提起し,計量分析の手法を用いて,主に合衆国におけるスポーツ活動の地域差を分析した。...
荒木 一視 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 24-, 2018
...ただし,地理学者とは言われない。『風土 人間学的考察』はその代表的な著作の一つで,1935年に刊行された。その内容についてここで議論することはしない。ただし,そのあまりにも大きく,多方面に影響を与えたとされる業績は私達地理学者が風土を論じることを遠ざけさせたという側面がありはしないだろうか。<br><br> もとより風土は和辻の作り上げた言葉ではない。...
松岡 由佳 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000121-, 2018
...精神疾患は,2013年度から日本の医療計画における五疾病の一つに位置付けられた.メンタルヘルスの問題がますます身近なものとなっている今日にあっては,医学的・心理学的な病理や心的メカニズムとともに,日常の様々な空間とメンタルヘルスとのかかわりを解明する必要がある.英語圏の地理学者は,1970年前後から,既にこうした問題意識のもとで実証研究に取り組み始めた.本発表の目的は,メンタルヘルスを扱う英語圏の研究動向...
中井 達郎 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 34-, 2018
...そこには目崎茂和先生をはじめとした多くの地理学者が加わった。この活動は、生物を守ることが目的でなく、10<sup>1</sup>m以上のスケールのサンゴ礁を守る運動であった。そして、そのようなサンゴ礁という”場”を価値づけてきた地域の人々と自然とのかかわりを守る運動であった。この運動は、サンゴ礁保全の重要性を沖縄だけでなく全国に発信した日本のサンゴ礁保全の原点とも言うべきものである。...
二村 太郎 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 28-, 2018
...ここでは、将来を担う若手地理学者が研究・教育・学内外業務をどのようにバランスよく遂行し、そしていかにして自立していくかを共有する機会の必要性を訴え、経歴が短い地理学者向けのFDワークショップを開催しはじめた。...
若松 伸彦 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 168-, 2018
...<br><br> <br><br><b>3.自然環境の変化を許容しない人為的自然改変</b><br><br>上高地では人為的自然改変の現況調査から様々な工事が地形や植生に影響を及ぼしていることが懸念されている(上高地自然史研究会 2016).これまで自然地理学者や生態学者によって構成される上高地自然史研究会による,20年以上に渡る調査により,工事用車両に形成された作業道路が梓川の河原では確認されており...
山﨑 孝史 史林 100 (5), 623-629, 2017-09-30
DOI HANDLE Web Site
奈良地域大会 実行委員会, 吉田 容子 経済地理学年報 63 (2), 164-170, 2017-06-30
...<p> 2016年10月22日・23日の両日,経済地理学会奈良地域大会が開催された.22日は奈良女子大学を会場に,シンポジウムテーマ「中山間地域における農林業再生」について,長年過疎地域研究に携わってきた地理学者による基調講演をはじめ,地理学および社会学の分野で過疎地域の実態把握や支援を行っている研究者や,「ふるさと復興」に取り組む地方行政担当者からの報告をもとに,中山間地域の中でも人口減少が...
梶田 真 地理学評論 Series A 90 (3), 191-214, 2017-05-01
...<p>英語圏人文地理学における高齢者研究は1980年代後半以降,停滞している.その理由は,高齢者に対する関心を持った地理学者が,その主たる成果の公刊や議論の場を社会老年学,特に環境老年学の分野に移していったことにある.本稿は,人文地理学と社会老年学,特に環境老年学の関係に焦点を当て,その理由を考察した.本稿の知見は,研究環境の違いに加えて,現在の英語圏地理学が抱えている,応用研究を志向する研究者にとっての...
DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献46件
伊藤 直哉 学習システム研究 6 25-34, 2017-03-31
...そして,地理学者の学びをプログラムや単元の構成原理として活用することができた。...
DOI 機関リポジトリ Web Site
松井, 秀郎 地域研究 57 32-33, 2017-03-25
書評
市川 康夫 人文地理 69 (1), 101-119, 2017
...一方,ポスト生産主義への批判点ともなっていた実証研究の不足は MFA 論でも同様であり,MFA 論の実践と応用をフィールド研究にいかに位置付けるかを,地理学者 Wilson の概念を中心に論じた。MFA 論の応用においては政策との関わりからその農家への影響を精査し,広い地域的フレームで捉えることが重要といえる。...
DOI Web Site Web Site 参考文献49件
竹中 克行 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100178-, 2017
...カタルーニャ自治州は,2003~2010年の左翼政権期に自治州地域政策担当長官を務めた地理学者ウリオル・ネッルのもとで,都市衰退地区の再生や郊外戸建住宅地区の改善など,多くの分野にわたる斬新な地域政策を打ち出した。...
山中 勤 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100123-, 2017
...海外の地理学者・山岳研究者の間では、山を「天然の給水塔(natural water tower)」にたとえ、ライン川流域における山国スイスの河川流出寄与率(=45%)が面積割合(=22%)を大きく上回ることなどを強調している。こうした例を引くまでもなく、山岳の水供給機能は一般にもよく知られた事実であり、重要な生態系サービスの一つに数えられている。...
益田 理広 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100078-, 2017
...「空間関係は地理学における問題であって他の分野のものではない」 (Schaefer1953:228)と言うように,「空間関係」を対象として「形態論的法則」を求める科学こそが,彼にとっての地理学だったのである.シェーファーはこの「空間関係」に明確な定義を与えていないが,「地理学は地域内の諸現象の空間的配置に注意せねばならない」「地理学者はその専門たる空間的配置に関わる法則を究めるべきである」(Schaefer1953...
日野 正輝 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100046-, 2017
...北川は、ドイツの地理学者シェラーおよび恩師であった米倉二郎らの示唆を得て、ドイツの都市の階層体系にあるLandstadtに相当するものとして、広域中心都市の用語を使用したと言う。また、服部(1967)および二神(1970)も、1960年代後半にすでに上記4都市を指す用語として地方中核都市などの呼称が見られたが、国家中心都市に次ぐ都市階層として広域中心都市の表現を使用した。...
米家 泰作 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100035-, 2017
...<br> (4) 日韓併合は,行政や拓殖に有益な『朝鮮誌』(1911年)のような詳細な地誌の出版を促したが,『朝鮮史』編纂事業とは対照的に,総督府による公的な地誌編纂の試みはなく,またアカデミックな地理学者による本格的な朝鮮地誌の試みも生まれなかった。...
伊藤 達雄 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100200-, 2017
...<br> 彼の残した多くの著作や地図・資料からは松浦武四郎がすぐれた地理学者・地誌学者であったと評価しうるが、現代日本の地理学界での知名度は高いとはいえない。日本の地理学者による松浦武四郎研究が深められることを期待したい。<br>...
目代 邦康 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100235-, 2017
...<br> 専門家である研究者と社会との関係性は,様々な形がありうるが(小野,2016),日本の地理学界においては専門家像の多様性の認識が乏しかったのではないだろうか.多様な地理学者のあり方が,アウトリーチ活動の活性化につながると思われる....
柚洞 一央 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100166-, 2017
...<br>これらの課題を解決するために、ファシリテーション能力を兼ね備えたレジデント型の地理学者がジオパーク運営には必要である。ジオパークとはなにか、地域住民や行政、関わっている研究者に対して通訳できる人材が不可欠である。地域住民や観光客に理解してもらう、楽しんでもらうために、食や文化などから地形地質の特徴を説明できるジオストーリーの構築も必要である。...
肖 錕 研究論集 16 231-243, 2016-12-15
...欧米では主に地質学者と地理学者がジオツーリズムを研究している。多くの研究成果はヨーロッパの地質遺産保護協会が主催する「Geoheritage」(地質遺産)の雑誌で掲載される。ジオツーリズムに関する研究は,主にジオツーリズムの概念と機能,地質観光資源,地質観光者,地質公園とジオツーリズムの開発などの方面に集中している。日本におけて,一番早いジオパークに関する研究は2005年から始まった。...
大坂 遊, 草原 和博 学習システム研究 4 67-78, 2016-03-31
...本研究は,専門科学者がおこなう「真正な実践」の解明に向けたシリーズ研究のうち,知識の社会領域の中でも地理学者の研究に注目し,「地理学者ならではの学びの過程とはどのようなものか」「その過程は,地理教師が教材研究として地理学論文を読み解く上でどのように活かすことができるか」を解明することを目的とする。...
中嶋 文雄 岩手大学教育学部研究年報 75 103-112, 2016-03-15
...日本の火山の形の研究は明治10年頃、地理学者John Milneによってなされた。彼は日本の各地を調査して、日本の成層火山に特有な形があることに気が付き、その代表的例として富士山を取り上げ、その写真の解析から、この山の輪郭線の中腹部分は対数曲線で表されることを主張した[1]。更に同時代の物理学者George F....
ドゥヴェルトゥイユ, ジェフリー, メイ, ジョン, マース, ユルゲン フォン, 松尾, 卓磨[訳] 空間・社会・地理思想 19 81-100, 2016
...過去10年のあいだで地理学者によるホームレス研究が急増してきた。その多くはホームレスと、ジェントリフィケーション・都市の再編成・公共空間のポリティクスといった広範なテーマを接合させようという意向のもとで枠づけがなされてきた。そして、それらの諸研究はホームレスに関する議論を主流の地理学的研究に持ち込むことに寄与してきた。...
前田, 伸人 慶應義塾大学日吉紀要. 人文科学 31 1-23, 2016
type:text
筒井 裕 E-journal GEO 11 (1), 265-281, 2016
...<p>1980年代以降,日本の宗教地理学の分野では信仰圏に関する研究が盛んに行われるようになった.これらの先行研究においては,特定の信仰の分布が疎らになる要因を「類似した属性をもつ他の信仰対象」,あるいは「近隣にある他の信仰対象」との「競合」によるものと単純に解釈する傾向にあった.そのような中で,地理学者たちは特定の信仰の分布が様々な信仰との関わりの中でどのように成立したかについて実証的に考察を行ったり...
DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献1件 参考文献6件
山本 健兒 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100051-, 2016
... <br><br> 日本では「地方」における経済的疲弊の克服が課題となっているが,欧州にはグローバリゼーションの進展下でも経済活力ある農村地域が国内の経済的・地理的周辺部であっても存在している.その典型例は,ドイツ北西部に位置するエムスラントである.本報告は,この地域の経済状況に関する統計でそのことを確認し,かつドイツの地理学者によるこの地域に関する議論の検討を踏まえて,周辺的農村地域の経済発展の条件...
西村 雄一郎 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100305-, 2016
...契機として,地理情報や地理情報の地図化の重要性が一般の市民に認識されつつある.例えば,災害情報の地図化を行ったsinsai.info (http://www.sinsai.info)では,OpenStreetMapを用いたベースマップとなる被災状況の地図化や,災害情報のチェックや掲載などのモデレーティング活動が,OSMFJ(OpenStreetMap Foundation Japan)や多くのネオ地理学者...
若林 芳樹 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100225-, 2016
...<br> OSMに参加するマッパーたちをTurner(2006)はネオジオグラファー(Neogeographer)と呼び,専門の地理学者とは異なる市民科学の担い手として位置づけた.ただし,VGIがデータの生産を目的とする活動であるのに対し,ネオジオグラファーは,その利活用にも関わるプロシューマという性格がある.またHaklay (2013)は,ネオジオグラファーが技術の道具主義的理解・応用をめざす点...
森 泰規 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100007-, 2016
...このことは、地理学者のオギュスタン・ベルク(Augustin Berque、1942- , 仏・地理学者)がたびたび指摘した、「『風景 paysage』に当たる語彙が、絵画の対象と成りえるような美しい景観と触れ合っていた地域の言語にさえ、必ずしも自生的には存在しないこと」[2]とは貴重な対照をなす。...
遠城 明雄 人文地理 68 (3), 374-375, 2016
横山 俊一, 長谷川 直子 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100096-, 2016
...<br> バスガイドが使用する教本の執筆内容に地理学者が加わることで地理的な説明がより詳しくなるとともに、地理学の間接的なアウトリーチが可能であるということから演者らは教本の執筆に取り組んでいる。その過程で「バスガイドの教本の理解」「乗客の学術情報の許容量」など新たな課題も見えてきている。2016年度中に新たな教本の刊行と、教本を利用したツアーの実施を計画している。...
村山 良之 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100135-, 2016
...<br>英語圏では,脆弱性vulnerabilityを中心とする分析枠組みが地理学者によって提示されている(Blaikie et al.,1994;Cannon,1994;Hewitt,1997)。...
小口 千明 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100271-, 2016
...ハザードマップを役立てるのは地理学者の責務でもある。過去のシンポジウムでもたびたび取り上げられてきたこの命題について、より効果的なハザードマップの在り方や適用方策について、いくつかの事例を取り上げ、俯瞰的・総合的見地から議論する。...
矢野 桂司 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100238-, 2016
...その具体的な計画の策定には、前述のジオデザインの6つの問いを、GISを最大限に活用しながら、地理学者、デザイナ、住民に問いかけることになる。 本発表では、人口減少時代の地方のまちづくりを住民参加型ジオデザインの手法でどのように達成可能かを検討する。...
柴田 陽一 人文地理学会大会 研究発表要旨 2016 (0), 86-87, 2016
太田 茂徳 空間・社会・地理思想 19 3-13, 2016
...I はじめに : 地理学者・水津一朗の業績を概観してみる時、前期の研究を1964年の『社会地理学の基本問題』と1969年の『社会集団の生活空間』、後期の研究を1982年の『地域の構造』と1987年の『景観の深層』としてみるならば、前期が……...
大坂 遊, 岡橋 秀典, 草原 和博 学習システム研究 2 79-94, 2015-03-31
...論文執筆の過程にあるミクロな地理学者らしい学びとして,「フィールドと協力者に学ぶ」「データに学ぶ」姿勢があること。論文執筆の背後にあるマクロな地理学者らしい学びとして「他の研究者に学ぶ」「自らの経験に学ぶ」姿勢があること,が明らかとなった。...
北西, 功一 研究論叢. 人文科学・社会科学 64 (1), 47-60, 2015-01-31
Web Site
安達 文夫, 青山 宏夫, 田中 紀之, 徳永 幸生 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 189 41-77, 2015-01-30
...国立歴史民俗博物館で寄贈を受けた地理学者石井實が戦後全国各地の風景を撮影した30万コマを超える写真からなる石井實フォトライブラリを主たる資料の一つとした企画展示「風景の記録」を開催した。...
児玉谷 史朗, 島田 周平, 半澤 和夫 季刊地理学 66 (4), 231-238, 2015
...地理学者やポリティカル・エコロジー論者の中には,脆弱性やレジリエンス概念はすぐれて地域スケールに依存する概念であり,特定の地域に限定して理解される必要があることを強調する研究者が少なくない。我々もこのような見方にたち,以下の論文では1つの地域の事例を示すことで,脆弱性とレジリエンスについて考えてみることにした。...
DOI Web Site Web Site
神谷 浩夫 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100163-, 2015
...<br> 計量革命は従来の個別記述的な地理学研究を排し客観科学として法則定立的な地理学を確立しようする動きであり,地理学研究に多大な影響を及ぼしたが,その一方で多くの地理学者から強い反発も起きた.新古典派経済学における定量化は方法論的個人主義 に依拠しており,社会制度や社会構造の問題は考察の対象外に置かれてしまうからである....
水野 勲 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100142-, 2015
...しかし、地理学に推測統計学を導入することの問題を、英米系の地理学者が指摘してから久しい。地理学が扱う対象は、連続する地理的断片であり、地表面の絶対的な場所(地名)と結びついていて、推測統計学が扱うサンプル(匿名の個体)ではないのである。したがって、都市地理学における統計学の利用は、あくまで記述統計学に限られ、推測統計学の方法も記述統計学の枠組みで語られることになる。...
高木 仁 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100069-, 2015
...これまでミスキートによるアオウミガメ漁撈・漁場に関する先行研究は、アメリカ人地理学者のベルナルド・ニーチマン氏による文化生態学的地な視点で書かれた詳細な地誌・認知地図に関する研究がある(Nietschmann 1973)。しかしながら、彼らの自然認識に関しては不明な点が多い。...
長谷川 直子, 横山 俊一 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100040-, 2015
...特に学校教育のみならず、社会人を含む一般人にも地理学者がアウトリーチ活動を積極的に行っていかないと、社会の地理に対する認識は変わっていかないと考える。 <b><u>2. </u></b><b><u>サブカルチャーの地理への地理学者のコミット</u></b> 一般社会の中でヒットしている地理的視点を含んだコンテンツは多くある。...
柴 彦威 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100029-, 2015
...例えば、アメリカ地理学者協会における年会には、必ずしも時間地理学の会場は設けられていた。 <br><br> 中国における時間地理学的研究は1990年代中期に入ってから本格的に始まって、日本のそれに比較して、ほぼ10年ぐらい遅れていた。しかし、中国における急速な都市化に伴って、行動論的な都市研究は大きな発展を過ぎてきた。...
戸所 隆 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100050-, 2015
...地理学振興への課題と学会活動改革の方向性<br><br> 地理学振興課題で最も多い回答は「地理学者・地理学徒が地理学の有用性を企業や社会に対して明確に情報発信していない」69.0%である。他方で、「地理学は基礎学問で十分であり、社会との接点を模索することは不要」は2.2%にすぎない。...
横山 俊一, 長谷川 直子 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100149-, 2015
...1冊のみ地理学者が監修した本がある。<br><b><u>5.</u></b><b><u> 考察</u></b><b> </b><b></b><br>D社の№16-23の地図帳シリーズは40万部を売り上げたということからも、地理の一般への普及手段としてペーパーバックは見逃せない。そしてこの地図帳シリーズの購入者として、学校教員も多いということからも地理教育の面からも重要である。...
志村 喬 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100114-, 2015
...さらに,完成した教材『都市の地理』(1965)の謝辞には,B.ベリーら多くの米国地理学者に加えP.ハゲットの名も記されており,地理教育に関わる情報交換・交流もあったといえる。...
ジョーンズ アンドリュー 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100076-, 2015
...本研究では,そのような文化圏をまたぐグローバル経営者に関する最近の理論を批判的に検討するとともに,経済地理学者と経営理論構築者が,多国籍企業においてそのような経営者が行う異文化経営の実践の本質を分析することから得るものがあることを議論したい。...
荒木 一視, 岩間 信之, 楮原 京子, 田中 耕市, 中村 努, 松多 信尚 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100001-, 2015
...災害発生のメカニズムの解明や被災後の復旧・復興支援にも多くの地理学者が関わっている。そうした中で報告者らが着目したのは被災後の救援物資の輸送に関わる地理学的な貢献の可能性である。 救援物資の迅速かつ効果的な輸送は被害の拡大を食い止めるとともに,速やかな復旧・復興の上でも重要な意味を持っている。逆に物資の遅滞は被害の拡大を招く。...
尾方 隆幸 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100039-, 2015
...,破壊からの回復に要する時間スケールを検討することが重要である.米軍基地移設問題の場合は,既存の米軍基地エリアと,新基地の建設が予定されているエリアの地質・地形を整理し,それぞれの地質・地形について破壊から回復に要する時間スケールを明らかにすることが,地球科学者の課題ではないだろうか.こうした基礎的な研究に立脚する形で問題解決への道を探っていくことを,地球科学者としては提言すべきであろう.さらに,地理学者...
劉 雲剛 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100026-, 2015
...<br><br>1978年以来は人文的研究の許可・解禁および都市計画実務的需要の高まりに伴い、経済地理学者の一部が都市研究および都市計画シンクへの参与が多くなり、例えば地域分析、都市システム分析、都市ビジョン、都市規模の予測、都市機能の空間計画、土地利用の適応性分析などの研究において、地理学者が次第に発言権を握るようになった。...
王 天天, 荒井 良雄 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100033-, 2015
...変革や,都市経済・社会の転換は,都市空間に影響を与えており,その結果,中国都市の空間構造は大きく再編されてきている.一方,制度変革,経済転換,都市空間構造の再編とともに,都市住民のライフスタイルにも変化が起こってきている.このような急速な変化を経験しつつある今日の中国都市は,資本主義諸国の都市に近づいてきているのか, それとも,依然として独特であり,他の地域と比肩できないものなのか,という問題が,地理学者...
荒又 美陽 都市地理学 10 (0), 116-122, 2015
...<p>【訳者解題】本稿はカヴァリエ・ブルー社から2007 年に出版された『私はどうして地理学者になったのか』の 一章を訳出したものである.この本では,1930 年代から1960 年代生まれまでの12 人の地理学者が,それぞれなぜこの分野を選んだのか,またどのように研究を進めてきたのかを語っている....
ヤマウチ, コレスケ 法学新報 121 (7・8), 403-432, 2014-12-22
梶山, 貴弘 平成25年度北海道大学低温科学研究所共同利用研究集会『氷河変動の地域性に関する地理的検討』報告書 18-25, 2014-05
...55km)などがある(WGMS,1989).しかしながら,カラコラム山脈における近年の氷河変動の全体像は,十分に明らかにされているとは言い難い.これは,この地域のインフラが未発達なことに加え,中・大縮尺地形図および空中写真などの基礎資料が十分に整備されていないため,調査・研究が容易ではないことによる(藁谷,2008).そのなかで,19 世紀から20 世紀中盤におけるいくつかの谷氷河では,この地域を訪れた地理学者...
HANDLE
佐々木 博 地理学評論 Series A 87 (3), 279-281, 2014-05-01
岡橋 秀典 広島大学現代インド研究 : 空間と社会 4 15-27, 2014-03-25
...本稿では,インドを対象として日本の地理学者が行った研究を1980年代以降について整理し,その成果と課題を明らかにしようとした。これらの研究が行われた時期は,1980年代の経済の部分自由化期と,1991年以降の本格的な経済自由化期に当たり,停滞するインドから変貌するインドへの移行が明瞭になった時期である。...
高木 仁 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 42-, 2014
...地元住人達による漁場利用に関する先行研究は、この地で優れた業績を残したアメリカ人地理学者のベルナルド・ニーチマン博士による極めて詳細で、かつ広範囲を網羅している認知地図研究がある(Nietschmann 1997)。しかしながら一方で、この残された認知地図そのものや漁場としての機能にはいまだ謎が多いとも感じる。...
鈴木 晃志郎 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 83-, 2014
...ゆえに、ユビキタス・マッピング社会の実現は、地理学者により厳しくその利活用をめぐるリスクや課題も含めて省察することを求めているといっても過言ではない。本発表はこうした現状認識の下、地理学者がこの問題に関わっていく必要性を大きく以下の3点から検討したい。...
荒木 一視 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100012-, 2014
...しかしながら,これまでの会議の運営を通じて,隣国の地理学者達と少なからぬ信頼関係を築くことができた。それはようやく舞台を作ることができたということでもある。願わくは次なる世代がこの舞台で軽やかなステップを踏んでくれることである。...
今野 絵奈, 山本 健太, 荒木 一視, 則藤 孝志, 寺床 幸雄 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100038-, 2014
...一方,日本では若手地理学者の参加減少がみられるなど,築きはじめた交流の接点をさらに発展させる上で困難に直面している。これまでの開催理念を踏まえつつ,若手地理学者が将来に活路を見いだせる会議となるようあり方を模索していく必要があろう。...
小泉 武栄 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100315-, 2014
...日本ジオパーク委員会委員11名のうち地理学者は2人しかいないが、審査を担当した場合、その役割は大きい。ジオパーク候補地の説明者は地質関係者がでてくることが多いが、彼らの頭の中には、地形はともかく、植生や文化財、土地利用などは入っていない。そうした部分について逆に説明し、ジオパークの魅力を増すように働きかけるのが、地理学者の役割である。...
渡辺 真人 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100355-, 2014
...このような状況を打開し、地球の成り立ちと仕組み、そしてその上での人の暮らしをジオパークでより大きな視点で見せて、持続可能な社会の構築のための社会教育にジオパークが寄与するために、地理学者が世界ジオパークの審査プロセスに果たす役割は大きいと著者は考えている。...
氷見山 幸夫 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100353-, 2014
...地理学者はそこでも主導的な役割を果たすことができる。...
新名 阿津子 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100251-, 2014
...<br> そこで本報告では,山陰海岸ジオパーク(以下,山陰海岸)での実践から,学問としての地理学の役割,研究者としての地理学者の存在意義について考える. ...
山下 清海 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 196-, 2014
...世界の華人人口に関する正確な統計はないが,地理学者も加わった比較的信頼できる推計によれば,1963年には1,268万人であったが,中国の改革開放政策に伴い,日本,北アメリカ,ヨーロッパ,オセアニアなどに移り住む「新華僑」がしだいに増加し,1985年には2,199万人になった。そして,1997年には世界の華人人口は3,284万人に増加した(Ma and Cartier eds. 2003)。...
村山 祐司 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100072-, 2014
...欧米では,国際共同研究,大学院プログラム,人事・学生交流,ジャーナルの編集,書籍の出版をはじめ様々な面において,国際化が進行している.国際会議・ワークショップ・セミナーなども頻繁に開催されている.世界各国から多くの地理学者を集め,情報交換が日常的に行われるようになった.欧米の地理学者は,アフリカやアジアなど発展途上国との学術交流にも積極的である.国を越えた連携が加速しており,国際化の波は勢いを増している...
春山 成子 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100006-, 2014
...今後、持続可能性に向け、地理学者が国際研究への参画、リーダーとして活動することが望まれている。...
二村 太郎 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100351-, 2014
...他方で、日本ではアメリカを研究する地理学者が少ないばかりでなく、アメリカの地理学者と広い交友がある日本の地理学者も限られている。本報告では両国の地理学がより多く接点をもつ上で、英語による研究成果の発表はもちろんのこと、積極的な人的交流を通じて、世界各地で人的ネットワークを拡大していくことの必要性を指摘する。...
一ノ瀬 俊明 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100333-, 2014
...地理学者に限らず、中国の学術界は日本地理学会の弱みをきちんと認識している。彼らにいわせると、それは政治力の欠如、卑近な表現をすれば、研究資金獲得への努力やロビー活動の不足である。日本の地理学者は定量化に不慣れであり、思想での勝負に傾倒しているとの印象を持たれている。...
高木 彰彦, 殷 冠文, 長井 彩 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100345-, 2014
...院生・20代の割合が2000-2年に高まったのは大学院重点化の影響であろう.この時期に大学院の定員が増えたことにより,女性の割合も高まり,結果的に院生による論文投稿数も増えたと考えられる.この結果,両誌とも伝統的なコア地域のみならず,広く全国各地から投稿者が増え,コア地域の割合が低下したのであろう.矢ケ崎(2005)は地理学評論が20代の研究者によって支えられていることは健全な姿とはいえず,年配の地理学者...
元木 理寿, 佐々木 達 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100230-, 2014
...今後,アジアという枠組みの中で研究分野,研究者間のつながりを実りあるものとし,発展させていくためにも,次世代を担う地理学者として参加者自身が積極的に本会議を活用していただけることを期待したい。...
谷端 郷 人文地理学会大会 研究発表要旨 2014 (0), 80-81, 2014
野中 健一, 牧野 義則 地域イノベーション 5 43-56, 2013-03
type:Working Paper
小田 隆史 史林 96 (1), 167-207, 2013-01-31
...最後に、これらを通じて、被災地域において外部者であるはずの地理学者/フィールドワーカーが、被災地から遠く離れた人々と被災者との結びつきを媒介する存在となりうることを指摘した上で、災害における地理学研究者の役割を展望する。...
DOI HANDLE Web Site ほか1件
伊藤 修一, 有馬 貴之, 駒木 伸比古, 林 琢也, 鈴木 晃志郎 経済地理学年報 59 (2), 250-252, 2013
...をもつ中堅やベテランの地理学者から,地理学のレゾンデートルや貢献可能性について多方面から論じ,地理学の外に向けて情報発信する機運が高まったとき,地理学は他分野からも『役に立つ地理学』として認知されるようになるだろう....
山本 健兒 経済地理学年報 59 (4), 377-393, 2013
...から与えられた報告課題に,筆者なりに答えるものである.そのために,アングロサクソン世界での経済地理学の半世紀を回顧したScott (2000),ドイツの経済地理学を回顧して関係論的経済地理学を展望したBathelt and Gluckler (2003),そして日本の経済地理学の半世紀を回顧して21世紀のそれを展望した矢田(2003)を主たる検討材料とし,これらと筆者が直接教えを受けた幾人かの経済地理学者...
野間 晴雄 人文地理 65 (3), 199-214, 2013
...<p>日本の地理学者によるアジア研究,とりわけ東アジアと東南アジアにおける1980年代以降の研究をある程度網羅的に紹介・展望する。とりわけ,グローバル化によって,人もモノもアジア各地を流動した時代である。研究者が直接現地にいき,その国の研究者との共同研究がさかん行われた30年であった。...
DOI Web Site Web Site 参考文献33件
松本 博之, 森本 泉 E-journal GEO 8 (1), 3-14, 2013
...今日われわれのフィールドワークという営みには調査による地域貢献の課題がつきまとっている.フィールドが海外になると,地域貢献は容易に達成できるものではない.われわれ地理学者が地域的差異の究明を研究目的に掲げているように,海外でのフィールドワークの成果を還元しようとすれば,地域社会の特性に応じて社会文化的な差異を越えなければならないからである.そこには,科学者の形づくる知の性質,還元を計る空間的な内実と...
DOI 被引用文献1件 参考文献1件
梶田 真 人文地理学会大会 研究発表要旨 2013 (0), 16-19, 2013
...本発表では、これらの成果を踏まえた上で、①レリバンス(relevance)をめぐる議論、②全米研究評議会(National Research Council)の2本の報告書(『Rediscovering Geography』(1997)、『Understanding the Changing Planet』(2010))の公刊とこれに対する地理学者の反応、③純粋研究・理論研究と応用研究の関係をめぐる...
一ノ瀬 俊明 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 301-, 2013
...昨今の情勢に鑑み、地理学者の活躍がもっとも期待されているのは、環境、防災、社会の安全・安心にかかわる分野である。復興まちづくりはその最たるものであろう。では、ここにおける地理学者の強みは何であろうか。地理学者のテリトリーは広く、自然から人文まで時空間に展開する様々な事象、素材を扱っている。...
小野 有五 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100029-, 2013
...本シンポジウムでは、地理学者がどのような役割を演じることができるかについて、原発の立地そのものに関する変動地形学の役割、放射線量の継続的な計測を地理学者が行う意味、原子力に代わる再生可能エネルギーの可能性や、津波からの復興事業における地理学者の貢献について、3人の演者の発表をもとに検討したい。...
矢ケ崎 典隆 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100019-, 2013
...アメリカ合衆国における地理学の制度化と初期の発展において、中西部の大学と地理学者は重要な役割を演じた。本研究は、20世紀前半におけるアメリカ地理学を主導した地理学者の一人であるカール・サウアーとその地理学思想に着目する。<br> サウアーはミズーリ州ウォレントンの出身で、地元の大学を卒業した後、地理学研究の中心であったシカゴ大学大学院で学んで、1915年に博士号を取得した。...
星川 真樹 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 84-, 2013
...重要である.本発表では,どのような小農群が非伝統的作物を導入し,どのようにして生産を維持しているのかを聞き取り調査を踏まえて発表する.2.San Mateo de Otaoの自然地域区分 ペルーの自然環境は多様であり,海岸砂漠域のコスタ,山岳地域のシエラ,熱帯地域であるセルバの3つに一般的に大きく区分される.しかし,実際には,それら3区域のなかでも自然条件は,標高差などによって一様ではない.ペルーの地理学者...
田和 正孝 E-journal GEO 8 (1), 59-65, 2013
...に対してどのような知識を求めたのか,このような活動に関わるにあたって地理学者はいかなる立場に定位できるのかについて,若干の考察をおこなうものである....
山﨑 孝史 人文地理学会大会 研究発表要旨 2013 (0), 66-67, 2013
...今日の領土問題について、政治地理学者ジョン・アグニューが1994年に唱えた「領土の罠」論をもとに、領域性の効果や実効主権の概念から再検討する...
野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 111-, 2013
...親指と人差指を(直角に)広げたときの長さ(約16cm)で殷周・春秋時代とされる.魏志東夷伝で使われた魏の短里(倭里と仮称)は1里(約67m)=50歩で、普通の1里=300歩とは6倍の違いがある.古韓尺(約26.7cm)は韓国・日本の古墳や古代建築の寸法についての統計学的推定に基づいて新井宏氏が提唱している尺度である.天平尺は唐尺が導入された律令時代のもので、1里=300歩=約535mである.髙麗尺は地理学者藤田元春氏...
鈴木 康弘 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100040-, 2013
...<br> なお、この他にも地理学者の大きな貢献として、原発との関係で活断層認定問題がある。これはまさに「科学と社会の関係」であり、活断層認定の科学的限界を如何に考慮すべきかという難しい問題に直面している。本シンポジウムにおいてこの問題は扱わない。...
古橋 大地 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 304-, 2013
...その為の課題は、地理学者もライセンスを理解して、適切なライセンスでオープンデータ化する知識を共有する必要がある。無闇矢鱈に、「非営利のみ許諾」を乱発すると、情報の流通が阻害され、民間での利用が限定されるため、改変禁止、ライセンス変更禁止などを組み合わせる形で制限を入れつつも商用利用禁止は、よほどの理由がない限り採用すべきではない。...
有馬 貴之 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 335-, 2013
...しかし、このことは、逆にいえば、多くの地理学者は、対応委員会にフォローする形のみで参加していると考えられる。実際に、頻繁に議論へ参加している地理学者は決して多くない。そのため、今後も対応委員会が主体となって、多くの研究者を巻き込む積極的な姿勢が必要であろう。 ...
柴田 陽一 空間・社会・地理思想 16 29-45, 2013
...ところが, 三木の研究は, 日本本国を拠点とした地理学者の活動が検討の中心であり, 植民地・占領地に在職した多数の地理学者の活動についてはほとんど触れられていない。……...
DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件
宗方 淳 人間・環境学会誌 15 (1), 32-33, 2012-07-30
大嶽 , 幸彦 帝京大学文学部教育学科紀要 37 105-117, 2012-03-28
野中 健一, ノナカ ケンイチ, Kenichi Nonaka 立教大学観光学部紀要 14 99-120, 2012-03
type:P(論文)
矢ケ崎 典隆 地学雑誌 121 (5), 771-786, 2012
This article briefly reviews the development of American geography from the nineteenth century through the early twenty-first century by studying a variety of literature combined with the author's …
DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献16件
地学雑誌 121 (5), Cover05_1-Cover05_1, 2012
The “IGU Kyoto Regional Conference 2013” is hosted by the National Committee of Japan for IGU of the Science Council of Japan, and will be held on August 4-9, 2013 at the Kyoto International …
地学雑誌 121 (4), Cover04_1-Cover04_2, 2012
... IGU日本国内委員会(日本学術会議)が主催する「2013年京都国際地理学会議」が,2013年8月4日から9日にかけて,京都の国立京都国際会館で開催される.世界各国から1,000人を超える地理学者の参加が見込まれる.この会議のメインテーマは,「地球の将来のための伝統智と近代知」である.特別講演,市民公開講座,コミッション&タスクフォース・セッション,一般セッション,展示,科学的エクスカーション(半日...
二村 太郎, 荒又 美陽, 成瀬 厚, 杉山 和明 E-journal GEO 7 (2), 225-249, 2012
Jared Diamond's seminal book <i>Guns, Germs, and Steel</i> was published in 1997 and immediately became a bestseller. The Japanese translation of this book was subsequently published in 2000 and it …
DOI 被引用文献1件 参考文献13件
丸山 浩明 地学雑誌 121 (5), 799-814, 2012
This paper begins with a review of the progress of scientific geography in Brazil, and proceeds to explain academic exchanges between Japan and Brazil. The results are summarized as follows: (1) …
DOI Web Site 参考文献9件
矢ケ崎 典隆 日本地理学会発表要旨集 2012a (0), 100069-, 2012
...アメリカ人地理学者のテリー・ジョーダンは、ヨーロッパ移民による北アメリカの植民を検討するために「前適応」概念が有効であると主張するとともに、ドイツ人が南カリフォルニアに前適応していなかったことがアナハイム植民事業の失敗を引き起こしたと指摘した。本研究は、ドイツ人によるアナハイム植民事業を詳細に検討し、その失敗が、ドイツ人の前適応の程度に起因したのかどうかについて考察することを目的とする。...
島津 俊之 空間・社会・地理思想 15 51-75, 2012
I はじめに : 1961(昭和36)年に山口県で, 長門国阿武郡萩江向村に1850(嘉永3)年に生まれ, 永く明治政府に技術官吏として勤めた人物の画業を没後三十年の節目に顕彰する記念展が開かれた。和三郎, 潤蔵そして得三と改められた名や, 和亭, 安處そして北海と改められた雅号そのままに, 変転しかつ多面性ある相貌を窺わせる人物の「記念展開催の趣旨」として, …
柴田 陽一 史林 94 (5), 761-794, 2011-09-30
...本稿の目的は、「満洲国」の建国大学に在職した宮川善造に注目し、アジア・太平洋戦争期の「大日本帝国」の植民地の高等教育機関における地理学者の調査研究・教育活動の特徴、および彼らが果たした役割を考察することにある。建国大学研究院における活動を通じて宮川は、国土計画を主導する国務院総務庁と連携し、「満洲国」国民構成の民族別分析や国勢の図表化に取り組んだ。...
DOI HANDLE HANDLE ほか1件
大嶽 , 幸彦 帝京大学文学部教育学科紀要 36 29-41, 2011-03-25
機関リポジトリ Web Site Web Site
岡田, 俊裕 高知大学教育学部研究報告 71 197-228, 2011-03
梶田 真 経済地理学年報 57 (3), 181-202, 2011
...本稿は,1980年代に政策科学的な方向性の下で財政地理学および行政地理学を展開したBennettの研究とこれに対する地理学者からの批判を跡づけ,その含意を検討する.1980年代に,Bennettは地理学,特に,計量地理学が公共政策に対して大きな貢献をなし得る分野として財政地理学を展開する.Bennettの財政地理学に対しては,その社会的重要性・先駆性が評価される一方で,政策科学的手法,特に規範的財政学...
DOI Web Site 被引用文献1件
加藤 和暢 経済地理学年報 57 (4), 320-335, 2011
...経済地理学者はグローバル経済化の動向に強い関心を寄せてきた.それに対してサービス経済化の地理的インパクトを取り上げた研究は手薄である.だが,現実の経済地理に対するサービス経済化のインパクトを無視することはできない.サービスは「貯蔵も輸送もできない」という特性を持っている.それは,モノの生産・消費が中心であった社会で作りだされた空間的なパターンを変化させていく.にもかかわらず,この事実は軽視されてきた...
目代 邦康 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 295-295, 2011
...岩田修二の指摘であるが,自然地理学界における小泉の研究の持つ意味の一つは,自然地理学的研究(小泉1974)を日本生態学会誌に掲載させたことであろう.これ以降,自然地理学者による生態学との境界付近の研究が進展していくことになる. 3....
金 ひょんじん 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 282-282, 2011
...では,地理的に思考することを前提として,地理的知識・理解,技能を活用する機会を提供することが必要である.そのため,各国の地理教育では「地理的」な探究過程を行なうための工夫がなされている.まず,オーストラリアのナショナルカリキュラム地理の草案においては,3点の地理的探究のための構成要素が提案されている.1生徒が世界を観察・発見・探索するための問題の把握.2地図や地理情報の利用などの調査方法とスキル.3地理学者...
梶田 真 地理学評論 Series A 84 (2), 99-117, 2011
...本稿では,政策的・社会的背景と関連づけながらBleddyn Daviesの研究を展望し,彼の研究のどの部分がどのような観点から地理学者によって注目・受容されたのか,そして,両者の関係がどのように変化していったのかを考察した....
DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献86件