検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 298 件

  • ある落橋事例から考える今後の木橋発展に向けた教訓

    渡辺 浩 土木学会論文集 80 (28), n/a-, 2024

    ...<p> 2023年5月,水辺の橋として親しまれてきた木橋が落橋した.この橋は西アフリカ産のボンゴシ材が使用されたアーチ橋で,27年間供用されていた.同様の木橋は1990年代に国内に多数が架けられた.外国での実績を元に架設当初はメンテナンスフリーで耐用年数50年とも言われていたが,国内では短期間で腐朽することが明らかとなった.このような木橋が多数架けられたのにはメンテナンス不要なものがよいとされた当時...

    DOI Web Site

  • 床版の健全度評価および補修時の荷重条件がRCアーチ橋アーチリブの曲げ特性に与える影響

    中山 義晴, 安宅 直希, 中山 恭吾, 武田 文彦, 増永 和浩, 松村 政秀 土木構造・材料論文集 39 (0), 37-44, 2023-12-29

    ...床版の損傷が確認されているRCアーチ橋の安全性を検討する.そこでまず,床版内の配筋調査の結果を参考に部分モデルを用いてFEM解析を行い,床版引張側の作用応力が大きく,補修等を要することを明らかにした.つぎに,ソリッド要素を用いて床版をモデル化した全体解析モデルを用いてアーチリブの断面力分布を確認した.その結果,前報の梁要素によるモデル化の問題点が解消されるとともに,前報と同様にスプリンギング部の境界条件...

    DOI

  • 振動台実験による対傾構を有する骨組構造の地震時崩壊挙動に関する検討

    奥村 徹, 松村 政秀, 野中 哲也 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (3), 462-479, 2022

    ...<p> 通常,弾性設計が行われる非エネルギー吸収部材からなる骨組構造を対象として,設計上の想定を超える地震動が作用した際の動的崩壊挙動について検討を行った.まず,上路式鋼アーチ橋の端柱部分を想定した崩壊モードの異なる2種類の骨組模型供試体を用いる振動台実験を実施し,対傾構の全体座屈や柱基部の局部座屈などの部材の破壊と骨組全体の崩壊挙動との関係について検証した.つぎに詳細なFEモデルを用いる時刻歴応答解析...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 高橋脚,長支間を有するPC箱桁橋の張出し施工─思惟花笑み大橋─

    リニャン カルロス, 松永 英哲, 浦野 真次, 宮田 佳和 コンクリート工学 60 (6), 533-538, 2022

    ...2011年3月11日の東日本大震災により大きな被害を受けた三陸沿岸地域の仙台~八戸間を縦貫する復興道路(延長359 km)にある橋梁であり,現在,国道45号線で供用中の思惟大橋(鋼製アーチ橋)に平行して建設された。建設地点は急峻なV字型の谷間であり,高橋脚・長径間を有するPCラーメン構造が採用され,移動作業車を用いた張出し架設工法による施工を行った。...

    DOI Web Site

  • 衛星SAR画像を活用した橋梁の異常変位検知~和歌山県六十谷水管橋を事例として~

    木下 耕介, 久村 孝寛, 山口 裕貴, 田中 大地 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 586-593, 2022

    ...<p>崩落事故が発生した和歌山県六十谷水管橋を事例として,衛星SAR画像による水管橋の変位解析を行い,異常検知の可能性について考察した.解析の結果,アーチ橋7径間のうち,崩落が起きなかった径間では,類似した変位傾向があることが確認され,崩落した径間では,事故の約1年前から予兆のような異常変位が観測された.また,変位と環境要因との相関分析の結果では,気温との相関が弱いこと,風速とは負の相関があること,...

    DOI

  • NEWS 時事・プロジェクト:台湾の橋崩落の主因はケーブル腐食

    日経コンストラクション = Nikkei construction (750) 20-21, 2020-12-28

    ...台湾の国家運輸安全調査委員会(TTSB)は、2019年10月に崩落した長さ140mのアーチ橋の事故調査報告書をまとめた。雨水や塩分が桁内に流入してケーブル端部の素線やアンカーヘッドが腐食していたと指摘。点検体制の不備も一因となったと結論付けた。...

    PDF Web Site

  • 大阪市営電気軌道事業における橋梁デザインの思想と特徴に関する研究

    小澤 広直, 佐々木 葉, 松村 博, 黒山 泰弘 土木学会論文集D2(土木史) 76 (1), 131-149, 2020

    ...</p><p> 本研究の結果,1)各橋梁の構造形式,意匠,建設費などの基礎情報や分布状況に関する分析から,路線毎に橋梁の構造形式や建設費を統一する計画や思想が存在した可能性が示唆されること,2)意匠上及びアーバンデザイン上の3つの主な特徴として「同一路線上の橋梁における構造形式や高欄意匠の統一」「特定路線上の橋梁における高欄意匠の多種性」「架設地点の場所性を考慮したアーチ橋の限定的な採用」が挙げられることを...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 特集 もう嫌だ、設計ミス:〔照査のコツ〕 "先送り"の誘惑に勝つには

    日経コンストラクション = Nikkei construction (692) 50-53, 2018-07-23

    ...例えば、アーチ橋や斜張橋といった特殊な橋梁を設計する際は、詳細な設計検討に入る前に大学の専門家を招いて「技術検討会」を開催する。耐震設計や耐風設計などの考え方や妥当性について、早いうちから議論を尽くして検証する。 2人の設計者がそれぞれ異…...

    PDF Web Site

  • SOMによる鋼アーチ橋の損傷位置・損傷程度の検知手法に関する検討

    堂ノ本 翔平, 山口 隆司, 北原 武嗣 土木学会論文集A2(応用力学) 73 (2), I_813-I_820, 2017

    橋梁の維持管理として5年に1回の定期点検が義務づけられている.この際,近接目視点検が一般的であるが,点検橋梁数が膨大であることや経験豊富な専門技術者の不足,目視点検が困難な箇所が存在するなど,多くの問題が潜在している.したがって,目視点検の効率化を目的として点検位置をスクリーニングするための損傷検知手法が求められている.そのため,橋梁の力学特性や振動特性を用いた損傷検知手法が多く検討されている.…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 空間アーチ橋の静的および動的特性

    栗林 優喜, 中村 俊一 構造工学論文集 A 63A (0), 690-703, 2017

    Static and dynamic characteristics of three kinds of spatial arch bridges were studied and compared with the conventional arch bridge (Model-A): the arch bridge with curved girder (Model-B), that …

    DOI Web Site

  • 市区改正条例準用都市における水辺市街地の近代化と橋梁デザインの特徴

    阿久井 康平, 嘉名 光市, 佐久間 康富 土木学会論文集D1(景観・デザイン) 71 (1), 37-55, 2015

    ...戦前期における市区改正条例が準用された都市は河川・運河・港湾を核とした水辺市街地であり,わが国でもいち早く都市改造が実施された.これらの都市では各種の都市計画事業に伴い多くの橋梁が架設された.橋梁は都市美を構成する重要な要素として,中でもアーチ橋は都市美形成に適するものとして位置づけられ,景観形成上重要な箇所に適用される傾向にあった.近代都市が構築されようとしていた最中,各都市で街路,河川・運河,建築物...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 被引用文献1件 参考文献5件

  • 温泉地帯における長大RCアーチ橋の耐震補強─大分自動車道・別府明礬橋─

    小原 富徳, 城戸 靖彦, 三浦 泰博, 脇坂 英男 コンクリート工学 53 (6), 564-569, 2015

    ...建設当時,東洋一の規模のRCアーチ橋であった別府明礬橋で,レベル2地震動に対する耐震性能を向上する補強工事を実施した。本工事は,長大RCアーチ橋の耐震補強という実例の少ない工事であることから,RCアーチ橋特有のねじり非線形挙動などを検討し,耐震性能を照査した。さらに,本橋が温泉地帯に位置していることから,その腐食性環境を考慮するとともに,観光地での景観に配慮した補強を行った。...

    DOI Web Site Web Site

  • 長崎の都市と建築(特別講演)

    林,一馬 人間-生活環境系シンポジウム報告集 38 47-48, 2014-11-20

    ...後半部では、この都市の国際交流の足跡を示す歴史的な遺構として、唐寺・石造アーチ橋・洋風建築・キリスト教会堂という4つの建築類型に着目し、それぞれの価値や魅力、そして研究上の問題点について、概説するつもりである。さらに時間が許せば、近現代の建築作品や都市デザインの動向にも言及してみたい。...

    NDLデジタルコレクション

  • 長大鋼中路アーチ橋の耐震補強におけるせん断パネルダンパーの適用効果

    杉岡 弘一, 林 訓裕, 鈴木 直人 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (4), I_654-I_663, 2014

    ...長大橋のレベル2地震動に対する耐震性能向上対策として,制震・免震設計法の適用が増加してきている.ここでは,せん断パネルダンパーに着目し,その可動支承部および固定支承部への配置ケースと地震応答の低減効果との関係を長大鋼中路アーチ橋に対する非線形時刻歴応答解析の実施を通して検証した.その結果,せん断パネルダンパーの配置および降伏耐力の最適化によって,支承や上部構造鋼部材,橋脚に対する地震応答の低減効果が...

    DOI

  • 長大橋の耐震性能向上策におけるせん断パネルダンパーの適用効果

    杉岡 弘一, 藤林 美早, 杉山 尚希 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 69 (4), I_358-I_365, 2013

    ...長大橋のレベル2地震動に対する耐震性能向上対策として,制震・免震設計法の適用が増加してきている.ここでは,せん断パネルダンパーに着目し,その適用効果を検証するため,1質点系モデルを用いた時刻歴応答解析を実施した.解析ケースの設定に際し,耐震性能向上対策として,せん断パネルダンパーを適用した長大鋼アーチ橋の固有振動周期の違いに着目し,その違いを表現できる上部構造重量・橋脚剛度と降伏耐力を考慮した.その...

    DOI

  • 兵庫県の近代化を支えた橋梁

    村瀬 佐太美 近畿の産業遺産 6 (0), 9-16, 2012-05-15

    日本海から瀬戸内海,畿内から山陽地方を結ぶ交通の要に当たる兵庫県には数々の歴史的橋梁が残されている.大半は管理保存状態も良い.本報では当地の近代化を担ってきている橋梁について紹介する. 兵庫県は1995年(平成7)1月17日兵庫県南部地震で大規模罹災し,その復興に傾注してきたために近代化遺産調査が遅くなった経緯がある.2005(平成17)年度までに実施された調査では新たな発見・発掘が行われた物件…

    DOI

  • プレキャストアーチ構造を採用した鉄道高架橋の施工について

    上田 清弘, 安東 嵩容, 永尾 拓洋 コンクリート工学 50 (7), 615-620, 2012

    ...プレキャストアーチ式ラーメン高架橋とは,工場製作されたスタンド部材,半割アーチ梁部材,横梁・スラブ部材と呼ばれる3つのプレキャスト部材を現場で組み立てることにより構築した開腹型アーチ橋形式の高架橋である。本稿では,プレキャストアーチ式ラーメン高架橋の特徴,施工方法および施工管理について報告する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 橋軸直角方向地震力に対する鋼上路式アーチ橋の横構必要伸び剛性

    佐野 泰如 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (3), 553-568, 2012

    ...鋼上路式アーチ橋は,橋軸直角方向地震力が作用すると,アーチリブの横構への作用力が大きくなり横構の損傷が全体の耐力低下に影響する.そこで,横構が弱点とならないように,必要な横構伸び剛性について検討を行った.検討は,鉛直力による面外座屈に着目した「面外座屈アプローチ」と,アーチリブの降伏耐力に着目した「降伏耐力アプローチ」の2通りについて行い,横構の必要伸び剛性や設計断面力の簡易式を提案した.さらに,横構...

    DOI 参考文献1件

  • ねじりと曲げの相関曲線及びねじり非線形を考慮したRCアーチ橋に対する動的解析

    大塚 久哲, 服部 匡洋 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (4), I_565-I_576, 2012

    ...低下することが知られている.しかし,橋梁の設計において,ねじりはひび割れが想定される場合,ねじり剛性を1/10~1/20に下げた等価線形解析によって簡易的に評価するのが一般的であり,ねじりを厳密に評価する耐震設計は行われていない.よって,本研究では,汎用解析ソフトを用いて,ねじりと曲げの相関特性及びねじりの非線形性を考慮した非線形動的解析手法の提案を行い,必要な解析ツールの定式化を行った.また,RCアーチ...

    DOI

  • 鋼橋耐震性向上のための既設部材の変形能改善に関する検討

    本荘 淸司, 中野 将宏, 田崎 賢治, 山崎 敏宏, 藤井 堅, 大塚 久哲 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (3), 655-672, 2012

     As seismic retrofit method against a Level-2 ground motion for an existing sway bracing and lower lateral bracing of upper-deck type steel arch bridge, an efficient retrofitting method by energy …

    DOI

  • 既設鋼上路式アーチ橋における構造パラメータの調査

    佐野 泰如 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 67 (2), 320-325, 2011

     Structural parameters of existing arch bridges constructed after 1972 were studied using a more comprehensive data set obtained from deck-type steel arch bridges design. Ten structural parameters …

    DOI 参考文献1件

  • ワルミ大橋アーチリブの応力計測と施工

    佐久本 典英, 前川 智宏, 山花 豊, 山口 佳起 コンクリート工学 48 (12), 12_39-12_44, 2010

    ...ワルミ大橋は,沖縄県の今帰仁村仲宗根から名護市運天原に至る一般県道屋我地仲宗根線の道路新設事業の一環として,本部半島と屋我地島を連絡する上路式RC固定アーチ橋である。本橋のアーチリブ架設工法には,合成アーチ巻立て工法を採用しており,施工の安全性およびアーチリブ各部材の応力変動を把握する目的に計測を実施した。本稿では,アーチリブの施工とアーチリブの計測結果について報告する。...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 鋼上路式アーチ橋の耐震補強設計に関する検討

    本荘 淸司, 横山 和昭, 前原 直樹, 田崎 賢治, 川神 雅秀 構造工学論文集 A 55A 515-524, 2009

    Seismic performance check and seismic retrofit study against a Level-2 ground motion was performed for an existing upper-deck type steel arch bridge. Dynamic analysis with geometric and material …

    DOI

  • ダンパーを用いた鋼上路式アーチ橋の耐震補強対策

    太田 あかね, 大塚 久哲, 野原 秀彰, 新井 雅之, 森崎 啓, 馬渕 倉一 構造工学論文集 A 55A 736-745, 2009

    In a deck type arch bridge,very big up-lift forces for bearing supports and section forces beyond yield stresses occur in many members during a large earthquake. Therefore, an effective seismic …

    DOI

  • 損傷を有する石造アーチ橋の力学的挙動特性の検討

    山尾 敏孝, 山本 健次郎, 小石 剛之, 工藤 輝彦 構造工学論文集 A 55A 23-33, 2009

    Though a lot of stone bridges in Kumamoto prefecture were administered as the variable cultural heritage, it was found here and there for stone bridges with damaged stones, gaps and falls. In order …

    DOI

  • 断層変位を受けるコンクリートアーチ橋の耐震特性

    松永 昭吾, 大塚 久哲 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 65 (1), 417-425, 2009

    The concern for the destruction of structures by seismic fault displacement has increased since 1999 Taiwan Chi-Chi and Turkey Kocaeli earthquakes. Bridges in Japan has not been designed considering …

    DOI 被引用文献2件 参考文献3件

  • 大川親水緑地人道橋デザイン

    伊藤 清忠, 岡村 幸二, 水本 崇, 横山 浩史, 渡邉 典夫, 中嶋 浩之 デザイン学研究作品集 14 (1), 38-41, 2009

    ...橋長約40m、有効幅員2.5mの鋼単玄アーチ橋は主構造のS字アーチの独特なカーブと逆S字の歩行面の組合せによって、橋全体を通常のアーチ橋として見える遠めの視点場(まほろば橋)から池の周囲を歩きながら接近し、橋詰近くの視点場に至ることで、この橋のシークエンス景観は、予想を超えたダイナミックな変化に驚かされるに違いない。...

    DOI

  • 斜吊りアーチ橋の構造特性

    田中 寛泰, 中村 俊一, 加藤 一寿 構造工学論文集 A 54A 617-625, 2008

    A new type of cable supported bridge, the cable-stayed arch bridge, is proposed in this paper. This bridge is a combination of a steel cable-stayed bridge and an arch bridge using concrete-filled …

    DOI

  • 橋梁の安全施工管理へのリスクベース工学の適用に関する検討

    林 健治 土木情報システム論文集 17 (0), 13-20, 2008

    ...鋼アーチ橋に対して実施された安全施工管理の結果から, フェールセーフに基づく新たな架設設計法と, 橋の挙動に影響を及ぼす因子と安全性の条件等を観測するモニタリング・システムは, 安全施工管理を実施する上で不可欠な要素技術であることが確認されたが, その有効性を検証するまでには至っていない....

    DOI Web Site Web Site

  • アーチ橋の疲労設計モデルに関する検討

    木内 耕治, 玉越 隆史, 石尾 真理 鋼構造論文集 15 (59), 1-9, 2008

    In recent years, the crack damage by fatigue was confirmed in steel bridges, as a result, the design did fatigue durability collation by evaluation of a stress change to occur in a collation part …

    DOI

  • 鋼上路式アーチ橋の耐震補強対策に対する検討

    太田 あかね, 大塚 久哲, 野原 秀彰, 新井 雅之, 森崎 啓, 馬渕 倉一 構造工学論文集 A 53A 418-427, 2007

    There are little execution results of seismic retrofit of large-scale bridges such as arch bridge. In a deck type arch bridge very big up-lift forces for bearing supports and section forces beyond …

    DOI

  • 複弦アーチリブの橋軸直角方向地震時耐荷力に関する検討

    佐野 泰如, 小池 洋平, 大森 邦雄 土木学会論文集A 63 (2), 297-311, 2007

    ...鋼上路式アーチ橋のアーチリブに関し橋軸直角方向の地震時耐荷力を評価する目的で,アーチリブの幅厚比パラメータの異なる2体の実験供試体を製作し,橋軸直角方向の正負交番載荷実験を行った.損傷メカニズムは横構,横支材の局部座屈からこれらの部材の破断や部材座屈等により横構構面の形状保持機能を失った後に,アーチリブに局部座屈が生じ水平耐力が低下する結果となった.本検討結果より,アーチリブの橋軸直角方向の弾性域の...

    DOI 参考文献3件

  • H形断面部材よりなる鋼橋の耐震性能照査法

    宇佐美 勉, 馬 翔, 野中 哲也, 岩村 真樹 構造工学論文集 A 53A 371-379, 2007

    The present paper is concerned with the proposal of a seismic performance evaluation method for steel bridges with H-section members. A shell-element numerical model that can account for buckling …

    DOI

  • 輪郭特性曲線に基づく橋梁景観の定量評価に関する研究

    成行 義文, 岡村 美世, 松島 義明, 平尾 潔 土木情報システム論文集 15 (0), 207-210, 2006

    ...また, 山間部においてはアーチ橋が, また都市部においては桁橋が景観上最も好ましい橋梁であるという結果を得た. さらに橋梁架設前の景観が, 架設後の景観より優れていると答えたのは, 山間部を対象とした場合には50%強, 都市部を対象とした場合には15%であった....

    DOI Web Site Web Site

  • ロッキング挙動を利用した免震・制震機構の上路式鋼アーチ橋への適用

    後藤 芳顯, 奥村 徹 土木学会論文集A 62 (4), 835-853, 2006

    ...上路式鋼アーチ橋の橋軸直角方向の耐震性能向上を目的として,骨組構造基部の浮き上がりを伴うロッキング挙動を軸降伏型の棒状ダンパーで制御しつつ許容する免震・制震機構を端柱とアーチリブの基部に用いることを提案した.この免震・制震機構の有効性を2種類の既存アーチ橋モデルを対象とした複合非線形動的解析により検討した.その結果,本機構を導入することで,レベル2地震動に対するアーチ橋本体の損傷や基礎への作用力を大幅...

    DOI 被引用文献2件 参考文献20件

  • ロアリング工法によるアーチ橋の架設

    上川 浩二 農業土木学会誌 74 (11), 1003-1004,a3, 2006

    ...鹿児島県が県営農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業南種子西部2期地区にて建設しているアーチ橋は, アーチ支間105mのコンクリートアーチ橋である。アーチ橋にはさまざまな架設方法があるが, 本報で紹介する島間大橋は, ロアリング工法により架設されたアーチ橋で, コンクリートアーチ橋の中では全国でも6例目でありアーチ支問の長さでは全国で2番目に長い橋梁となる。...

    DOI

  • アーチ橋に設置した座屈拘束ブレースの応答値

    葛 漢彬, 日沖 堅治, 宇佐美 勉 地震工学論文集 28 (0), 136-136, 2005

    Use of brace dampers is an effective way to improve seismic performance of steel arch bridges against major earthquakes. In the design of seismic brace dampers, determination of capacity such as …

    DOI

  • アーチ橋の側面形状の錯視量測定

    谷上 欣也, 白石 照美, 深水 義之, 増山 英太郎 日本デザイン学会研究発表大会概要集 52 (0), 79-79, 2005

    ...<BR>本研究を通して、アーチ橋の側面形状に関する視知覚現象の一面をとらえることができた。...

    DOI

  • 制震ダンパーによる鋼アーチ橋の耐震性向上

    宇佐美 勉, 葛 漢彬, 日沖 堅治, 路 志浩, 河野 豪 土木学会論文集 2004 (766), 245-261, 2004-07-21

    ...本論文では, それらの成果を踏まえ, 上路式鋼アーチ橋の対傾構ならび下横構にBRBを設置することにより, 大地震時に主構造に発生する変形と力 (変位, ひずみ, 支承反力等) をあるレベルまで減少させ, 耐震性能の向上を図ることができることを複合非線形動的解析 (幾何学的非線形と材料非線形を同時に考慮した動的解析) によって明らかにしている....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献27件

  • ダンパーブレースを組み込んだ上路アーチ橋部分構造の動的地震応答実験

    森下 邦宏, 井上 幸一, 川島 一彦, 阿比留 久徳, 平井 潤, 本田 誠 土木学会論文集 2004 (766), 277-290, 2004-07-21

    ...近年, アーチ橋トラス橋などの中, 長大橋に対する耐震検討が精力的に行われているが, 耐震補強実施例は少なく, 依然, 検討課題の一つとなっている. 著者らは上路アーチ橋に対して, 横構, 対傾構斜材に軸降伏座屈拘束型制震ブレース (ダンパーブレース) を組み込んだ耐震構造を提案し, 解析的に地震応答低減効果を明確にしてきた....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献20件

  • 吊材と支柱材を付加したアーチ橋図形の錯視量測定

    谷上 欣也, 白石 照美, 深水 義之, 増山 英太郎 日本デザイン学会研究発表大会概要集 51 (0), A11-A11, 2004

    ...本研究は、アーチ橋図形における錯視量を定量的に測定することで、橋梁デザインの評価予測の手法確立を目的する。桁とアーチリブのみのアーチ橋基本図形の錯視量測定はすでに行われているが、今回は桁とアーチリブに吊材、支柱材を付加し、より実際のアーチ橋に近づけて実験を行った。...

    DOI

  • アーチ橋図形のライズ比の錯視量測定 : 景観の図形認識の立場からの解明と評価に関する研究(9)

    白石 照美, 井ノ口 達也, 深水 義之, 吉田 登美男, 増山 英太郎 デザイン学研究 50 (5), 63-72, 2004

    ...本研究は,アーチ橋のライズ比に関する錯視量を定量的に測定し,それに基づく橋梁デザインの設計資料を開発することを目的とする。実験方法として,心理尺度構成法の一つである恒常和法(constant sum method)を用いた。まず,予備実験で被験者の訓練を行うと同時に実験方法として恒常和法が適していることを確認した。本実験で,以下の結果が得られた。...

    DOI 参考文献15件

  • 土木の風景 長崎水辺の森公園(長崎市):長崎市 長崎水辺の森公園

    日経コンストラクション = Nikkei construction (333) 78-82, 2003-08-08

    ...細い部材で組み立てたアーチ橋,細かなラチスの桁橋……。公園の水路に架かる七つの歩道橋は,どれも風景の中で際立つ存在ではないが,どこか気品を感じさせる。部材の一つひとつは細かく,部材同士の接合部はシンプルで小さい。 これらの歩道橋が架かるのは,7月1日にオープンした長崎市の「水辺のプロムナード」。...

    PDF Web Site

  • 上路式鋼アーチ橋の大地震時弾塑性挙動および耐震性向上に関する研究

    野中 哲也, 宇佐美 勉, 吉野 広一, 坂本 佳子, 鳥越 卓志 土木学会論文集 2003 (731), 31-49, 2003-04-21

    ...レベル2地震動に対して上路式鋼アーチ橋の耐震検討を行うには, アーチリブの軸力変動や2軸曲げの影響を考慮する必要があるが, これ以外にも合成構造としての挙動を示す床版, スラブアンカーおよび補剛桁を正確に評価しなければならない....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献29件

  • 軸力変動がRCアーチ橋の地震応答に及ぼす影響

    堺 淳一, 川島 一彦 土木学会論文集 2003 (724), 69-81, 2003-01-21

    ...RCアーチ橋に強震動が作用すると, アーチリブには降伏を超える曲げモーメントが作用する場合があり, 同時に作用軸力が変動するため, RCアーチ橋では軸力~曲げモーメントの相関を考慮して耐震性を評価することが重要である. 本研究では, 軸力~曲げモーメントの相関を考慮した場合の地震応答特性を明らかにするために, リブをファイバー要素でモデル化した非線形動的解析を行った....

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 明治期における日本橋の修繕・改架にみる「美観」の意味について

    馬木 知子 都市計画論文集 38 (0), 125-125, 2003

    ...以後、鉄道馬車や電車の開通など近代化の中心でありつづけ、たび重なる修繕を経て、明治44年、現在まで残る石造アーチ橋への架換に至った。本研究は、首都の近代化を象徴する構造物の一つである日本橋の修繕・改架の経緯を通して、首都の近代化のなかでの美観の意味の変遷を明らかにしようとするものであり、以下の結論を得た。...

    DOI DOI Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献38件

  • 宮崎県「神都高千穂大橋」の照明設備

    水谷 智充, 藤田 淳一 照明学会 全国大会講演論文集 36 (0), 74-74, 2003

    ...神都高千穂大橋は2003年3月28日から利用が始まる1.6Km部分の高千穂峡上に架かる長さ300m,水面からの高さ115mのRC連続箱桁逆ランガーアーチ橋である。 道路幅員は3.75m×2車線、歩道幅員は3.5m×2である。...

    DOI

  • 下路式補剛アーチ橋の主構と床組との協同作用と設計方法について

    尾下 里治 土木学会論文集 2002 (703), 301-311, 2002-04-21

    ...下路式補剛アーチ橋においては, 補剛桁の伸び変形にともなう床組や横構との協同作用の影響が無視できない. 最近の設計においては, 床組も含めた立体骨組解析を行ったり, 補剛桁と床組とを取り出した平面骨組構造を解析することによって, こうした協同作用の影響を考慮しているが, 明確な設計方針は確立されていない....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 土木遺産保存・活用における技術的支援の在り方について

    今 尚之, 進藤 義郎, 葛西 章, 佐藤 馨一 土木史研究 22 183-190, 2002

    ...北海道遺産に認定され, 一部が登録有形文化財である旧士幌線のコンクリートアーチ橋梁群においては, 第6音更川橋梁のみ河川洗掘防止工の破損から安全性に懸念が生じ, 地元上士幌町による取得, 保存対象から除外されてきた。この度, 改めて技術的な検討がなされ, 安全性に問題無いことが確認されたことにより, 他の橋梁と同じく上士幌町による取得が決定された。...

    DOI

  • 北海道に現存する石橋の現況に関する調査

    葛西 章, 進藤 義郎, 今 尚之, 佐藤 馨一 土木史研究 22 207-213, 2002

    ...国内における石造りアーチ橋に関しては九州を中心に研究が進んでいるが、北海道内については調査, 研究がほとんどされていなかった。<BR>現在北海道内において、明治時代に建造された函館公園白川橋, 旧函館要塞軍用1号橋, 札幌創成川創成橋の三橋が現在も供用されている。<BR>今回、これらの技術的特徴について現地調査を実施し、国内における位置付けを検討した結果について報告する。...

    DOI

  • 3170 長大スパンコンクリートアーチ橋の不安定挙動に関する解析的研究(せん断)

    谷口,勝彦, 田邉,忠顕 コンクリート工学年次論文集 23 (3), 1015-1020, 2001-06-08

    ...長大化するコンクリートアーチ橋の構造上の問題点がどこに存在するかを解析的に評価するために,材料的非線形性,幾何学的非線形性,せん断変形および非線形領域での2軸曲げを考慮に入れた有限変形はり要素の定式化を用いて,実存する最長スパンを大きく超える600mスパンコンクリートアーチ橋の解析を行った.さらに,固有値解析を通して構造不安定問題の検討を行った....

    NDLデジタルコレクション 被引用文献1件 参考文献4件

  • 西田橋の移設復元におけるデジタル情報の活用

    西村 正三, 関 晃, 長谷場 良二, 吉原 進 土木史研究 21 257-264, 2001

    ...鹿児島県指定文化財である石造アーチ橋・西田橋の移設復元事業に際し、設計施工及び維持管理における情報の一元化という観点等から、情報をデジタル化し、種々な活用を試みた。...

    DOI

  • 明治期金沢市内の木橋工事について

    安達 實, 室 譲, 前川 秀和, 小堀 為雄 土木史研究 21 279-284, 2001

    ...大正期にそれぞれコンクリートアーチ橋と鋼トラス橋になったが、それまでは木橋であった。<BR>明治期のこの木橋について、これまで写真や新聞記事でしかその概要を知ることはできず、木橋構造の詳細を記したものはなかった。<BR>今回その資料の一部を見る機会があったので紹介したい。...

    DOI

  • コンクリート充填鋼管を用いたアーチ橋の耐震性能に関する考察

    劉 玉撃, 彦坂 煕 地震工学研究発表会講演論文集 26 1029-1032, 2001

    ...コンクリート充填鋼管を主構とする長大アーチ橋も, 未開発の橋梁形式として今後検討すべきであると考えられる。本研究はコンクリート充填鋼管により組立てられたブレーストリブアーチ橋を対象として, この形式のアーチ橋の非線形耐震性能を解析的に考察し, 入力地震波の影響を論じるものである。...

    DOI

  • 石造アーチ橋・西田橋の復元と保存活用

    長谷場 良二, 橋本 孝, 関 晃, 吉原 進 土木史研究 21 247-256, 2001

    江戸時代の代表的な多連アーチ石橋群として知られた鹿児島市の甲突川五石橋。1993年8月6日の水害後, 五石橋のうち流失を免れた3橋は, 保存策についての激しい議論の末, 河川改修に合わせて移設して保存することになった。このうち西田橋については, 創建時の姿を基本として復元し, 西田橋御門や五石橋の歴史, 技術等を伝える記念館を併設するなどして, …

    DOI

  • 九州の石造アーチ橋について

    坂田 力, 市川 紀一 土木史研究 21 265-270, 2001

    ...その結果、任意の検索項目に対して、石橋の分布状況が容易に把握することが可能となった、そのデータベースを利用して、九州各県の石造アーチ橋に関する特徴を調べた。まず、九州の各県別の架設年代と橋数の関係から石造アーチ橋の最盛期や、架設年代とアーチ支間長の関係より石造アーチ橋の技術的な発達時期などを考察した。また、年代と石造アーチ橋の地理的分布状況の変化を調べた。...

    DOI

  • 複合非線形動的解析による中路式鋼アーチ橋の耐震安全性と補強工法に関する研究

    大塚 久哲, 飯星 智博, 大江 豊, 矢 葺亘 地震工学研究発表会講演論文集 26 1365-1368, 2001

    ...本研究ではまず、橋長200mクラスの中路式鋼アーチ橋の非線形動的解析における、幾何学的非線形性の考慮の必要性を、実際の数値解析を通じて論じた。あわせて、大地震における既設橋梁の動的挙動から、大地震時に多数の部材が降伏を越えることを示した。この結果から、部材の補強と免震沓による耐震補強策を提案し、兵庫県南部地震クラスの大地震に対する効果を検討した。...

    DOI

  • アーチ橋の復元力モデルと3次元応答解析について

    山尾 敏孝, 村本 裕樹, 原田 秀則, 原岡 雅史 地震工学研究発表会講演論文集 26 1025-1028, 2001

    ...得られた復元力モデルを用いてアーチリブのMy-Mz-N相関強度考慮の有無がアーチ橋全体系の動的応答に及ぼす影響について検討を行った。まず固有値解析を行った結果, 対象にした鋼上路式アーチ橋の振動特性は低次振動モードのみでなく, 高次振動モードも重要であることがわかった....

    DOI

  • ファイバー要素により変動軸力の影響を考慮したRCアーチ橋の地震応答解析

    堺 淳一, 川島 一彦, 渡邊 学歩 地震工学研究発表会講演論文集 26 1033-1036, 2001

    ...RCアーチ橋に地震力が作用すると, 主要構造部材に降伏を超える曲げモーメントが作用すると同時に作用軸力が変動するため, RCアーチ橋では, 変動軸力がRC部材の曲げ復元力特性に及ぼす影響を考慮してその耐震性を評価することが重要である. そこで, 本研究では, 変動軸力の影響を見込んだ場合のRCアーチ橋の地震応答特性を解明することを目的として, RCアーチ橋に対する非線形動的解析を行った....

    DOI

  • コンクリート長大アーチ橋の設計・施工技術の現状と将来

    森 拓也, 山本 徹, 為広 尚起, 二羽 淳一郎 Concrete Journal 39 (3), 12-20, 2001

    ...近年, さかんに建設されている長支間を有するコンクリートアーチ橋について, その長大化の歴史およびアーチ形状, 部材, 施工法などの実績を調査した。また, コンクリートアーチ橋のさらなる長大化を想定し, 支間600mのアーチ橋の検討を行い, 今後のコンクリートアーチ橋の長大化に関する材料, 設計, 解析, 施工方法についての課題について述べる。...

    DOI Web Site

  • 土木の風景 天翔大橋:宮崎県日之影町 天翔大橋

    日経コンストラクション = Nikkei construction (269) 92-96, 2000-12-08

    ...今年11月,橋の高さとアーチスパンが国内最大となるコンクリートアーチ橋,天翔てんしょう大橋が宮崎県の谷あいに開通した。直下の川面から橋面までの高さは143m,深い谷をまたぐアーチスパンは260mもある。 宮崎県北部を流れる五ケ瀬川は,天然記念物の高千穂峡で知られる。阿蘇の火山活動によってできた深い渓谷の絶景は,多くの観光客を呼んでいる。...

    PDF Web Site

  • 明治末期における京都での鉄筋コンクリート橋

    山根 巌 土木史研究 20 325-336, 2000

    ...これ等の橋はメラン式を発展させた日本的な考え方の軸組方式で「鉄骨コンクリート構造」のアーチ橋とトラス橋として建設されている。また明治38 (1905) 年日比忠彦により導入されたモニエ式アーチ・スラブが、I字鉄桁に用いられて「鉄筋僑」と呼ばれ大正期末迄に多数建設され、市原橋の側径間にも採用されている。...

    DOI

  • 阪神間・京阪間鉄道における煉瓦・石積み構造物とその特徴

    小野田 滋 土木史研究 20 269-278, 2000

    ...また、わが国で初めての煉瓦構造物群が建設された線区でもあり、トンネルやアーチ橋、橋台・橋脚などに使用された。本研究では、これらの煉瓦・石積み構造物群の現状を現地踏査により明らかにするとともに、その特徴について考察を行った。分析の結果、130年に及ぶ歳月を経て、今なお供用され続けている構造物が多数確認された。...

    DOI

  • 長野県の歴史的橋梁の現況について

    小西 純一, 水口 正敬, 瀬川 俊典 土木史研究 20 349-358, 2000

    ...<BR>ラチス桁, 道路鉄道併用橋, 上路曲弦プラット・トラスなど, 全国的に見て希少価値のある鋼橋が存在する一方, ここ10年の間のトラス橋, アーチ橋は急激であった.<BR>鉄筋コンクリート橋は95橋と多いが, アーチ橋がその半数を占める. 平野部では下路アーチ, 山間部では上路アーチが多い. 1930年代に建造されたアーチはよく現存している....

    DOI 被引用文献1件

  • 3065 長大スパンコンクリートアーチ橋の非線形動的解析(せん断)

    姫野,正太郎, 田邉,忠顕 コンクリート工学年次論文報告集 21 (3), 385-390, 1999-06-21

    ...従来,はりの解析においては微小変形理論に基づきせん断変形が無視されるのがほとんどであったが,本研究で対象とする長スパン構造では,材料学的また幾何学的非線形要因を慎重にかつ出来るだけ正確に考慮する必要がある.そこで,せん断変形を考慮に入れた3次元12自由度はり要素の非線形有限変形の定式化を行い,FEM解析を行えるようにし,未知のスパン長である600mアーチ橋にっいて適用した.そこでモデル橋に対し,構造不安定問題...

    NDLデジタルコレクション 参考文献3件

  • 旧国鉄士幌線の鉄道土木遺産とその保存活動について

    今 尚之, 進藤 義郎, 原口 征人, 佐藤 馨一 土木史研究 19 345-352, 1999

    ...1987 (昭和62) 年に廃線となった旧国鉄士幌線の上士幌~十勝三股間には, 昭和10年代~30年代にかけて建設された大型のコンクリートアーチ橋梁など, 昭和戦前期北海道のローカル鉄道線建設工事の特徴的な土木構造物が数多く残存している....

    DOI

  • コンクリート充填鋼管アーチ橋の非線形地震応答特性

    劉 玉撃, 陳 宝春, 彦坂 煕, 立石 裕之 地震工学研究発表会講演論文集 25 889-892, 1999

    ...本研究はコンクリート充填鋼管中路式アーチ橋を対象として, この形式のアーチ橋の耐震性能を解析的に調べ, コンクリートを部分的充填した場合との比較により構造的メリットを論じる基礎資料を提示するものである。...

    DOI

  • 特異な構造の鋼下路アーチ橋

    掘井 滋則, 小西 純一 土木史研究 19 221-226, 1999

    ...<BR>我が国における下路アーチ橋の初期の段階に出現した、このように他に例を見ない構造の橋とその仲間について紹介するとともに、橋梁発達史における位置付けについて考察を述べる。...

    DOI

  • 3167 既設RCアーチ橋の耐震検討(耐震一般)

    渡辺,典男, 北沢,正彦, 幸左,賢二 コンクリート工学年次論文報告集 20 (3), 997-1002, 1998-06-30

    ...既設RCアーチ橋について,大規模地震時における耐震検討を実施した。解析モデルは,全要素をDeg囲ngTd・linearモデル(武田モデル)により非線形性を考慮した。まず,予備検討として静的解析を行いアーチ橋の耐荷力機構を検討した。次に,動的解析を行い曲率塑性率およびせん断力を照査した。その結果,本橋は耐力的にはほぼ満足しておりRCアーチ橋の耐震性の高さが伺えた。...

    NDLデジタルコレクション 参考文献4件

  • 石造アーチ橋・西田橋の移設復元方針

    長谷場 良二, 鳥巣 佳彦, 吉原 進 土木史研究 18 351-362, 1998

    ...鹿児島市の甲突川五石橋は, 150年程前に肥後の石工・岩永三五郎により築造された江戸時代における代表的な4~5連の石造アーチ橋であり, 交通環境等の変化に伴う改変を受けながら現役として供用されてきた。しかし, 1993年8月の集中豪雨による洪水で2橋が流失してしまい, 残った3橋は河川改修に合わせて移設して保存することになった。...

    DOI

  • 岐阜県の小里川発電所と与運橋

    山根 巌, 井上 肇, 松島 秀夫 土木史研究 18 415-429, 1998

    岐阜県瑞浪市と山岡町の境を流れる庄内川水系の小里川には、中部電力の前身の一つである「多治見電燈所」が大正時代に建設した、連続した3つの小規模永路式発電所がある。これ等の水力発電所の土本施設には、「与運橋」を始め九州以外では珍しい6つの石造アーチ構造や、多様で見事な石造構造物が残っている。<BR>これ等の水力発電所は、1906 (明治39) …

    DOI

  • 西田橋基礎の地震応答シミュレーション

    福武 毅芳, 長谷場 良二, 山口 弘信, 竹脇 尚信, 吉原 進 土木史研究 18 395-410, 1998

    ...鹿児島市甲突川の西田橋は、今から150年程前に造られた4連の石造アーチ橋であり、河床に梯子胴木を敷いた上に構築されていた。今回、河川改修に合わせ移設して保存されることになったが、移設地の地盤は、砂層が約60m厚く堆積している。そのうち上魔部は緩いシラスであり、強震時にはこの層での液状化が懸念される。...

    DOI

  • 西田橋の築造技法と改変状況

    長谷場 良二, 関 晃, 吉原 進 土木史研究 17 599-610, 1997

    ...鹿児島市の甲突川五石橋は, 150年程前に肥後の石工・岩永三五郎が築造した江戸時代における代表的な4連又は5連の石造アーチ橋である。しかし, 1993年8月の集中豪雨による洪水で, 五石橋のうち2橋が流失してしまい, 残った3橋は, 再度災害防止のための河川改修に合わせて, 移設して保存されることになった。...

    DOI

  • 甲突川五石橋の取り扱いに関する歴史的経緯

    長谷場 良二, 奥田 朗, 吉原 進 土木史研究 17 445-456, 1997

    The five stone-masonry arch bridges over the Kotsuki river in Kagoshima city were constructed around 150 years ago and were in use till recently. But two of them were washed out due to the record …

    DOI

ページトップへ