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検索結果 5,932 件

  • 千葉県立保健医療大学幕張キャンパスで発見されたアオダイショウ

    栗田 和紀, 佐田 直也 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_41-1_44, 2024-03-31

    <p> 2023年6月に千葉県立保健医療大学の幕張キャンパス(千葉市美浜区)にてアオダイショウが発見された.証拠標本に基づく初めてのこの地域からの記録となる.標本の詳しい特徴を記載し,都市化した埋立地における本種の分布を考察する.</p>

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  • ショイベ講述『察病入門』(4)

    八木, 聖弥 Studia humana et naturalia (57) 1-20, 2024-02-22

    ...日本人医師との関係も良好で、在日中は脚気や寄生虫などで業績を残したほか、日本人の栄養状態の調査もおこなっている。彼にはいくつかの著作があるが、ここに紹介するのは最も基本的な『察病入門』である。本学附属図書館には杏雨書屋所蔵本の複写しかなかったが、このほど別の筆記者による写本を発見入手した。全文を翻刻し、両者の異同も視野に入れながら本書の意義について考える。(全4回)...

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  • 好塩基球分化とその機能に関する新知見

    三宅 健介, 伊藤 潤哉, 烏山 一 日本薬理学雑誌 159 (1), 32-38, 2024-01-01

    ...希少細胞であることや組織常在型のマスト細胞と多数の共通点をもつこともあって,その生体内での役割については長い間謎のままであった.しかしここ10年ほどで好塩基球除去抗体や好塩基球関連の遺伝子改変マウスなどの好塩基球に関する研究ツールが次々に開発され,生体内にごく少数しか存在しない好塩基球が多様な免疫反応において重要な役割を担っていることが明らかになってきた.特に,好塩基球は慢性アレルギー炎症の誘導や寄生虫感染...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • イヌにおけるイミダクロプリド,モキシデクチン,プラジカンテル経皮投与の<i>Linognathus setosus</i>感染症治療としての有効性

    Núñez Camilo Romero, Rodríguez Paulina Noyola, Carreón Lucia Hernández, Hernández Armando Pérez, Peña Mariana Arango, Ortega Ariadna Flores 獣医臨床皮膚科 30 (1), 3-7, 2024

    ...現在,腸内寄生虫および外部寄生虫駆除用の経皮合剤がある(イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル)。しかし,シラミに対する適応は行われていない。本研究の目的は,イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル の有効性を評価することである。使用したのはメス3頭,オス2頭の犬5頭で,犬種はボクサー,ピットブル,シュナウザー,雑種である。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • ドッグレースが生んだ薬剤耐性寄生虫

    B. ヴァン・パリドン 日経サイエンス 54 (1), 88-93, 2024-01

    ...2017年,当時ジョージア大学に所属していた寄生虫の研究者で獣医師のカプラン(Ray Kaplan)のもとに,米国各地にいる仲間から,治療が困難なイヌの寄生虫感染について相談する電子メールが届き始めた。それは線虫の一種である鉤虫(こうちゅう)で,動物と人間の両方に感染するという。...

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  • メベンダゾールが奏功した障がい者施設入所者の蟯虫症の一例

    早川 史広, 丹羽 美和子, 丹羽 治男 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (4), 153-156, 2023-12-20

    ...</p><p>蟯虫症は,現在も国内では最も多い寄生虫症と考えられている.障がい者施設では,接触頻度が多い集団生活や障害に由来した手指衛生不良など,蟯虫症の感染リスクが高い因子が多く,再感染や感染伝播が起こりやすい環境と考えられる.そのような施設で蟯虫症が発生した場合には,入所者の特性に合わせた感染対策と治療,他の入所者へのスクリーニング検査や治療が必要となるため,施設と連携した対応が求められる....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 肝蛭症の1例

    上田 哲弘, 宮﨑 将之, 宮﨑 絵美里, 原 真児登, 立花 雄一, 明石 哲郎 日本消化器病学会雑誌 120 (11), 935-941, 2023-11-10

    ...<p>症例は38歳男性.稲作農家.腹痛で近医受診し,CTで肝S4に腫瘤性病変を認めたため当科紹介.MRI所見から肝膿瘍が疑われたが,10日後のCTにて肝S8に新たに腫瘤性病変が出現した.肝腫瘍生検を施行し悪性所見は認めず,門脈域や小葉内に好酸球の浸潤を認めた.寄生虫抗体検査を行い肝蛭症抗体陽性であったため,肝蛭症と診断した.トリクラベンダゾール内服にて腫瘤は縮小し,好酸球数も正常化した.</p>...

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  • 奄美の希少動物における病原体の調査研究 ―NVLU Amami Project Team―

    常盤 俊大, 鈴木 遼太郎, 吉村 久志, 山本 昌美, 土井 寛大, 伊藤 圭子, 鳥本 亮太, 所司 悠希, 三條場 千寿 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 120-127, 2023-10-31

    <p>奄美にはアマミノクロウサギやアマミトゲネズミ,ケナガネズミなどの固有で希少な野生動物が多数生息し,生物多様性の保全上重要な地域として知られる.一方で,イエネコやクマネズミ,アフリカマイマイ等の外来種が広く定着し,希少動物の生息を圧迫する要因のひとつになっている.今回我々は,奄美の動物が保有する病原体の生態系への影響を推定する目的で,寄生生物データベースを構築した.結果,真核生物(菌類,ハエ…

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  • 総説:北海道沿岸に棲息する鰭脚類の感染症の血清疫学

    大石 和恵, 丸山 正 日本野生動物医学会誌 28 (2), 81-89, 2023-09-01

    ...これらの病原体は接触や摂餌を通して種を超えて伝播する可能性があり,鰭脚類の保全に加え,感染症のハブとしての鰭脚類にも着目して,陸と海を繋ぐ生態系に棲息する他の哺乳類や,それ以外の動物,例えば鳥類,餌となる小動物,寄生虫などを含む大きな枠組みの中で捉える必要がある。近年の環境の変化は,動物の棲息域や行動に影響を与え,種間伝播のリスクを高める可能性がある。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献35件

  • 高知県内で保護された野生鳥類の糞便検体による消化管寄生虫保有調査

    井上 春奈, 森 悠芽, 畑中 律敏, 芝原 友幸, 笹井 和美, 松林 誠 日本野生動物医学会誌 28 (2), 103-106, 2023-09-01

    ...<p> 野生鳥類の糞便101検体についてショ糖遠心浮遊法により寄生虫検査を実施した。その結果,寄生虫の陽性率は29.7%であり,内訳は原虫類(<i>Eimeria </i>型もしくは<i>Isospora </i>型のオーシスト)が20.8%,線虫類(毛細線虫類または回虫類)は8.9%であった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 北海道羅臼町で収容されたケアシノスリから得られた寄生虫

    吉野 智生, 浅川 満彦 日本野生動物医学会誌 28 (2), 91-94, 2023-09-01

    ...<p> 2013年12月16日に北海道羅臼町で回収されたケアシノスリの剖検と寄生虫検査を実施した。当該個体は重度削痩し右趾爪の欠損と胸骨骨折、胸部に褥瘡が認められたため,餌が十分に捕れず衰弱死したと考えられた。また消化管から線虫<i>Porrocaeucum</i> sp.および毛細線虫科の1種、属種不明四葉目条虫、体表からハジラミ<i>Degeeriella fulva</i>が得られた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 千葉県浦安市の公園ビオトープ池において確認された観賞魚メダカ

    高野 季樹, 内田 大貴 伊豆沼・内沼研究報告 17 (0), 81-90, 2023-07-11

    ...野外放流事例が相次いで確認され,在来の野生メダカの個体群への悪影響が懸念されている.著者らは,千葉県浦安市のビオトープ池において,一般的な野生メダカとは異なる色彩,形態をもつメダカ類44 個体を含むメダカ49 個体を採集した.形態的特徴から,これらはいずれも品種としての価値が低い個体であり,養殖個体群から除去された観賞魚メダカと考えられた.このような観賞魚メダカが流出すると,遺伝的かく乱のみならず感染症や寄生虫...

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  • 監理団体による外国人技能実習生の健康と安全への支援の現状と課題―産業保健職との連携に着目して

    石丸 知宏, 倉岡 宏幸, 清水 少一, 原 邦夫 産業衛生学雑誌 65 (2), 74-81, 2023-03-20

    <p><b>目的:</b>監理団体による技能実習生の健康と安全への支援の現状と課題を明らかにする.さらに,実習先の産業保健職との連携の有無に分けての評価を通して,課題解決に向けた産業保健職との連携の有用性を検証した.<b>対象と方法:</b>2021年10月に国内の監理団体3,262機関に対して郵送での質問紙調査を行った.技能実習生および実習先企業との窓口業務に従事している者に回答を依頼した.監…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献5件

  • 陸貝を中間宿主とする吸虫類の多様性

    佐々木 瑞希 タクサ:日本動物分類学会誌 54 (0), 11-16, 2023-02-28

    <p>Brachylaimoidea Joyeux and Foley, 1930 includes seven families, and most of them use terrestrial mollusks as intermediate hosts. Among them, trematodes of the genus <i>Brachylaima</i> Dujardin, …

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  • ラオス人民民主共和国の肺吸虫種と中間宿主および肺吸虫症

    波部 重久, 八尋 眞一郎, 中村 哲, Habe Shigehisa, Yahiro Shinichiro, Nakamura Satoshi 看護学統合研究 24 (2), 1-13, 2023-02-28

    ...しかしアフリカや南米,東南アジア諸国では今日なお重要な寄生虫感染症として知られている。ここではこれまでほとんど報告が無かったラオスの肺吸虫種の病原性および同国のVientiane 首都圏を中心とした市場で調査した中間宿主の感染状況と調査を通じて新たに見つかった肺吸虫種の形態学的特徴および系統について述べた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 寄生性腹足類の多様性と進化

    髙野 剛史 タクサ:日本動物分類学会誌 54 (0), 36-41, 2023-02-28

    <p>At least ten families of the molluscan class Gastropoda contain parasitic species. Parasitic gastropods exhibit an extraordinarily large number of species and wide varieties of morphologies and …

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  • 貝と寄生のナチュラルヒストリー

    脇 司, 佐々木 瑞希 タクサ:日本動物分類学会誌 54 (0), 1-2, 2023-02-28

    <p>The symposium of the Society of Zoological Systematics was held on September 7th, 2022 (18:00–20:00) as a session of the related topics in the 93rd Annual Meeting of Zoological Society of Japan …

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  • 沖縄本島北部の野猫における<i>Lynxacarus</i> <i>radovskyi</I> の寄生調査

    畑 大二郎, 山岸 真貴, 大城 菅雄 日本獣医師会雑誌 76 (4), e62-e67, 2023

    ...<p>沖縄本島北部の国頭村で捕獲した野猫127頭を用いて,<i>Lynxacarus</i> <i>radovskyi</i>(猫柔皮ダニ)の寄生状況を調査した.全身麻酔下の猫から,目視及び触診後にノミ取り櫛で体表をすいてサンプルを採取し,顕微鏡下で外部寄生虫の同定を行った.野猫の93.7%(119/127)(95%信頼区間(95%CI):87.9~97.0%)で何らかの外部寄生虫を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 国立保健医療科学院研修中のフィリピン留学体験記

    吉本 奈央, 森岡 久尚, 笹 聡一朗, 門田 宗之, 津田 恵, 西 京子, 岩田 貴 四国医学雑誌 79 (1.2), 123-128, 2023

    ...日本と大きく乖離しているフィリピンの生活環境の衛生面が原因で狂犬病や寄生虫感染症が猛威を振るっていることは実際の視察で理解できた。海外の医療現場で医療制度について学ぶことで,日本の医療制度のメリットや,今後目指すべき方向性などをさまざまな視点から改めて深く考えることができた。</p>...

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  • 人間ドックにて診断された無症状食道アニサキス症の2例

    藤田 直孝, 平澤 大, 横山 直記, 大友 泰裕 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (11), 2283-2289, 2023

    <p>人間ドックでのスクリーニングEGDで発見された,無症状の食道アニサキス症の2例を報告する.</p><p>症例は42歳と55歳の男性で,特に自覚症状なく人間ドックのスクリーニング検査としてEGDを受検した.ともに食道扁平上皮円柱上皮接合部近傍に細長い白色調の虫体が発見され,穿入部は各々Barrett上皮部,扁平上皮部であった.生検鉗子により摘除し,術後特変なく経過した.</p><p>消化管ア…

    DOI 医中誌

  • 緑膿菌のプロテアーゼLasBは菌に栄養を,宿主に炎症をもたらす

    伊藤 佐生智 ファルマシア 59 (1), 72-72, 2023

    ...細菌が宿主に寄生するためには,宿主から栄養を得る必要があり,病原性細菌や常在菌は固有の方法で栄養を獲得している.免疫は細菌の寄生に対する宿主の障壁であり,細菌は固有の方法で免疫を回避する.ある種の細菌は,宿主の免疫応答を細胞内および細胞外寄生菌に対する免疫応答であるtype 1およびtype 3炎症から,寄生虫に対する免疫応答であるtype 2炎症に偏向する.その結果,細菌は寄生が可能となり,宿主に...

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  • 日本住血吸虫卵を認めた直腸癌の1例

    富原 一貴, 水内 祐介, 佐田 政史, 永吉 絹子, 永井 俊太郎, 山田 裕, 小田 義直, 中村 雅史 日本大腸肛門病学会雑誌 76 (5), 405-410, 2023

    ...や寄生虫疾患発症を認めなかった.日本住血吸虫症はミヤイリガイを中間宿主とする寄生虫疾患で皮膚炎や消化器症状で発症,重症化すると肝硬変をきたす.ミヤイリガイ撲滅により1978年以降国内での感染は認められていない.しかしそれ以降も大腸癌手術の病理標本に日本住血吸虫卵を認めた症例報告が散見される.本症例も直腸癌の切除標本に日本住血吸虫卵を認めた1例であり,文献的考察を踏まえ報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • ショイベ講述『察病入門』(3)

    八木, 聖弥 Studia humana et naturalia (56) 13-30, 2022-12-25

    ...日本人医師との関係も良好で、在日中は脚気や寄生虫などで業績を残したほか、日本人の栄養状態の調査もおこなっている。彼にはいくつかの著作があるが、ここに紹介するのは最も基本的な『察病入門』である。本学附属図書館には杏雨書屋所蔵本の複写しかなかったが、このほど別の筆記者による写本を発見入手した。全文を翻刻し、両者の異同も視野に入れながら本書の意義について考える。(全4回)...

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  • 悪者ばかりじゃない 寄生虫の意外な役割

    R. ニュワー 日経サイエンス 52 (12), 80-87, 2022-12

    ...寄生虫について,人間にとって厄介で有害な小さな細長い生き物という以外に少しでも知っている一般人はほぼ皆無だろう。また,そのような生物学者も比較的少ない。...

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  • 寄生虫ミトコンドリアの多様な代謝系

    稲岡 健ダニエル, 林下 瑞希, 北 潔, 佐倉 孝哉 生化学 94 (2), 218-229, 2022-04-25

    ...寄生虫のエネルギー代謝経路は多様であり,各宿主内の寄生環境部位の炭素源と酸素濃度の変化に伴いエネルギー代謝経路を巧妙に変化させ,環境に適応している.その中でも特にミトコンドリアを中心としたエネルギー代謝経路は重要な役割を担っている.このような観点から,ミトコンドリア機能は,還元力のエントリーポイントである脱水素酵素群の「上流経路」,ユビキノン(Q)プール,最終電子受容体に電子伝達を行う「下流経路」(...

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  • 国内の養殖ヤマメで初確認された微胞子虫<i>Loma salmonae</i>

    井上 僚, 柳田 哲矢 魚病研究 57 (1), 20-25, 2022-03-15

    <p>2019年に東京都内で養殖ヤマメの魚病診断を行ったところ,鰓に微胞子虫のキセノマが多数確認された。胞子の形態観察と計測を行ったところ,既報の<i>Loma salmonae</i>のものと概ね一致した。また,リボソームDNAの遺伝子解析では 1,839 bpの塩基配列が得られ,北米の<i>Oncorhynchus</i> spp.から得られた<i>L. …

    DOI Web Site 参考文献15件

  • <i>Blastocystis hominis</i>による下痢症に対してSternheimer染色が有用であった1例

    三輪 佑果, 竹澤 理子, 福田 弥生, 土屋 智之, 鵜原 日登美, 小野 由可, 石崎 一穂, 金子 誠 医学検査 71 (1), 148-152, 2022-01-25

    ...しかし,③と④については因果関係がはっきりしないため<i>B. hominis</i>による下痢症と断言することはできないが,寄生虫感染による好酸球増多が推測される症例であった。<i>B. hominis</i>を鑑別する際,各染色法の比較を行った。グラム染色,ヨード染色,ギムザ染色に加え,尿沈渣鏡検で使用するSternheimer染色(S染色)を実施した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 腸内細菌とT<sub>H</sub>1/ T<sub>H</sub>2/CD8<sup>+</sup>T細胞免疫応答

    田之上 大, 新 幸二 腸内細菌学雑誌 36 (1), 13-20, 2022

    ...中心的役割を担う免疫細胞であり,その分化・機能に腸内細菌が関与することが知られている.T細胞のうちαβT細胞受容体を発現するT細胞はCD4T細胞およびCD8T細胞に大別される.CD4T細胞のうちT<sub>H</sub>1細胞と呼ばれるサブセットは細胞内寄生細菌に対する免疫応答に重要であるとともに,その過剰な活性化は自己免疫疾患の発症・増悪に関与する.一方,T<sub>H</sub>2細胞サブセットは寄生虫感染防御応答...

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  • 関東地方に定着したクリハラリスにおける外来糞線虫<i>Strongyloides callosciureus</i>の寄生状況

    江口 勇也, 嶌本 樹, 田村 典子, 坂西 梓里, 片平 浩孝 哺乳類科学 62 (1), 31-37, 2022

    ...調べられた地域は未だ限られており,リスク評価のための基礎情報は不足している.本研究では,関東地方のクリハラリス定着地域(神奈川県横浜市・横須賀市・鎌倉市,茨城県坂東市)において<i>S. callosciureus</i>の寄生状況を明らかにすることを目的に,2016,2018,2019年度に駆除された124頭を検査した.その結果,糞線虫の寄生は横須賀市の8頭のみに見られ(寄生率13.33%,平均寄生虫体数...

    DOI Web Site 医中誌

  • 免疫関連有害事象対策に関連したチェックシートの記載内容の実態調査及び有用性評価に関する検討

    石原 ののこ, 山下 修司, 清木 静乃, 筒井 啓登, 甲斐 絢子, 林 秀樹 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-P-123-, 2022

    ...また作成したモザイクプロットより、チェックシートに優先的に記載することが推奨されるチェック項目はSOC分類にて「呼吸器、胸郭および縦郭障害」、新たに追記することが推奨されるチェック項目は、SOC分類にて「感染症および寄生虫症」であると考えられた。【結論】現在活用されているirAEの予防、早期発見のためのチェックシートは、有害事象件数及び重篤度に関する実態に即しており、有用であると考えられる。...

    DOI 医中誌

  • BNT162b2 COVID-19ワクチン接種後に温式自己免疫性溶血性貧血とIgM-M蛋白血症を発症した脾辺縁帯リンパ腫

    曽我部 信広, 久野 雅智, 中釜 悠, 幕内 陽介, 原田 尚憲, 高桑 輝人, 岡村 浩史, 廣瀬 朝生, 西本 光孝, 中嶋 康博, 康 秀男, 中前 美佳, 城戸 康年, 中前 博久, 日野 雅之 臨床血液 63 (10), 1379-1385, 2022

    <p>新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNA COVID-19ワクチン接種後に自己免疫性血球減少を発症することが知られているが,成熟B細胞腫瘍患者のワクチン接種が腫瘍随伴症状へ与える影響を調べた報告はない。症例は71歳男性。数年前に成熟B細胞腫瘍を疑う症状があったが自然軽快し経過観察されていた。BNT162b2 mRNA …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 乳癌術後肝転移を疑い診断治療目的に切除した肝エキノコックス症の1例

    相山 健, 岩口 佳史, 市原 真, 横山 良司 日本外科系連合学会誌 47 (1), 48-53, 2022

    ...<p>肝エキノコックス症は本邦では主に北海道でみられる多包条虫<i>Echinococcus multilocularis</i>による肝の寄生虫性囊胞性疾患であるが,悪性疾患の経過観察中に新規の肝エキノコックス症を経験することは極めて稀である.今回われわれは,乳癌術後9年目に発症した肝囊胞性病変に対して肝切除を施行し,結果的に肝エキノコックス症であった示唆に富む症例を経験したため,反省を込めつつ文献的考察...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • ショイベ講述『察病入門』(2)

    八木, 聖弥 Studia humana et naturalia (55) 1-19, 2021-12-25

    ...日本人医師との関係も良好で、在日中は脚気や寄生虫などで業績を残したほか、日本人の栄養状態の調査もおこなっている。彼にはいくつかの著作があるが、ここに紹介するのは最も基本的な『察病入門』である。本学附属図書館には杏雨書屋所蔵本の複写しかなかったが、このほど別の筆記者による写本を発見入手した。全文を翻刻し、両者の異同も視野に入れながら本書の意義について考える。(全4回)...

    機関リポジトリ Web Site

  • 日本産淡水魚類に寄生する線虫類の追補目録(2017–2021年)

    長澤 和也 広島大学総合博物館研究報告 13 173-181, 2021-12-25

    ...筆者は先に1905–2016年に出版された文献に基づいて,日本産淡水魚類から記録された線虫類52名義種と未同定種の線虫類に関する情報を寄生虫–宿主リストと宿主–寄生虫リストに整理して示した。本論文はその続報で,2017–2021年に出版された文献に基づいて,12名義種と未同定種の情報を示した。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 殺虫活性を示す微生物のスクリーニングとその利用法の提案

    高橋 真衣 化学と生物 59 (11), 577-580, 2021-11-01

    ...<p>マラリアはハマダラカが媒介するマラリア原虫が引き起こす寄生虫病で,年間死者数は40万人に上る.私はマラリアの撲滅に貢献したいと考え,原虫を媒介するハマダラカの制御(ベクターコントロール)に利用可能な「殺虫活性を示す微生物」に着目した.本研究では,身の回りから細菌を採取して,蚊の幼虫を用いた殺虫活性評価試験の結果をもとにスクリーニングし,活性が認められた菌株の種を同定した.その結果,殺ボウフラ活性...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 大腿に生じた <i>Spirometra decipiens</i> による孤虫症の 1 例

    與語 晶子, 今村 桜子, 永井 貴子, 原田 佳代, 長安 英治, 丸山 治彦, 占部 和敬 西日本皮膚科 83 (5), 453-456, 2021-10-01

    ...切除生検を行ったところ,病理組織検査で寄生虫が確認され,類結核性肉芽腫が真皮から皮下にかけてみられた。寄生虫は,DNA 検査の結果 <i>Spirometra decipiens</i> と同定された。<i>Spirometra decipiens</i> は,マンソン孤虫症の原因であるマンソン裂頭条虫とは異なる孤虫であり,今後広く認知されることが期待される。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 天然クサフグとシロギスのKudoa septempunctata寄生

    白樫, 正, 申, 相弼, 米加田, 徹, 桐生, 郁也 魚病研究 56 (3), 140-148, 2021-09

    ...粘液胞子虫Kudoa septempunctataは食中毒の原因体として水産業上重要な寄生虫である。本種は一般的にヒラメの寄生虫として認識されているが,生活環など生態については殆どわかっておらず,宿主範囲も明らかでない。...

    日本農学文献記事索引

  • 採卵鶏の非ケージ飼育で問題となる疾病と対策

    鶏病研究会 鶏病研究会報 57 (2), 53-63, 2021-08

    ...鶏が糞や敷料,土壌と直接,接している非ケージ飼育では,鶏を排泄物と離すことができるケージ飼育でほとんど発生が認められない原虫病や寄生虫病といった疾病の発生リスクが高まると考えられ,その対応には十分に注意する必要がある。本解説では,採卵鶏の飼養形態およびその実態,ならびに採卵鶏の非ケージ飼育で問題となりやすいと考えられる疾病について,近年報告された各都道府県での事例を交えて概説する。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 破傷風診療における硫酸マグネシウムの使用に関するアンケート調査結果

    安原 大生, 川島 篤志, 和田 幹生, 花本 明子, 加来 奈津子 日本プライマリ・ケア連合学会誌 44 (2), 53-58, 2021-06-20

    <p><b>目的:</b>破傷風は強直性痙攣を引き起こす致命率の高い感染症である.筋症状の治療として硫酸マグネシウムが有効である可能性が報告されているが,その使用実態の知見は乏しい.本研究の目的は重症管理を必要とした破傷風に対する硫酸マグネシウム使用の概要を明らかにすることである.</p><p><b>方法:</b>国内で医師が登録する複数のメーリングリストを利用し,重症管理を必要とした破傷風に対…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 宮城県の放牧牛における寄生虫浸潤度と駆虫プログラムの実施状況調査

    工藤, 庄平, 佐藤, 浩庸, 森本, 素子 家畜衛生学雑誌 47 (1), 9-16, 2021-06

    ...放牧場における衛生管理の改善に貢献することを目的とし,宮城県の公営放牧場4か所および対照として舎飼い牧場3か所を対象に消化管内寄生虫の浸潤度をウィスコンシン変法による糞便内虫卵検査を行って調査した。非放牧牛全25頭には消化管内線虫の虫卵は認められず,コクシジウムのオーシストが2頭に認められたのみであった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 水産食品のハザードとその管理

    大城 直雅 保健医療科学 70 (2), 116-122, 2021-05-31

    ...<p>日本では古くから海産物を食用として活用し,刺身や鮨などの生食は代表的な日本食文化として世界的に広く知れ渡っている.そのため腸炎ビブリオの制御は食中毒予防のための重要な課題であった.1996年には292件の食中毒事件が報告されていたが,リスク評価,リスク管理の成果により,2018年には22件にまで減少した.近年はサバやサンマなどの生食に起因するAnisakis属寄生虫による食中毒が大幅に増加している...

    DOI Web Site 医中誌

  • 急速に増大した小児巨大肝囊胞に対し腹腔鏡下開窓術を施行した1例

    菅井 佑, 飯沼 泰史, 平山 裕, 仲谷 健吾, 愛甲 崇人, 髙城 翔太郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (3), 639-644, 2021-04-20

    ...<p>症例は11歳女児.急激な上腹部の膨隆と発熱・腹痛で救急搬送された.CT検査で肝下面に巨大な囊胞と肝内胆管の拡張を認め,当初は肝十二指腸間膜近傍の腹腔内リンパ管腫と診断した.囊胞が巨大であったため,悪性所見が否定された後の入院後3日目に超音波ガイド下経皮的囊胞穿刺ドレナージを施行した.囊胞が著明に縮小したあとのCT検査で初めて孤立性非寄生虫性肝囊胞(肝囊胞)と診断され,入院7日目に腹腔鏡下開窓術...

    DOI Web Site 医中誌

  • 福島県帰還困難区域に分布するアカネズミ<i>Apodemus speciosus</i>の寄生虫相の経時的変化

    垣内 京香, 浅川 満彦, 石庭 寛子, 玉置 雅紀, 大沼 学 日本野生動物医学会誌 26 (1), 1-5, 2021-03-31

    ...<p> 福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質による環境影響を評価する一環で,アカネズミの寄生虫相の時間的変化を評価した。事故前後に捕獲した合計30匹のアカネズミから寄生虫の分離を試み,5種の寄生虫を得た。線虫1種は事故前,条虫1種は事故後にのみ確認された。これは,事故による環境変化が待機宿主,中間宿主の個体数に影響を与えたことによる現象かもしれない。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献7件

  • 腸管感染症診療の現状についてのアンケート調査

    栁原 克紀, 賀来 敬仁, 鈴木 広道, 長尾 美紀, 仁井見 英樹, 松本 哲哉, 三鴨 廣繁 感染症学雑誌 95 (2), 117-121, 2021-03-20

    ...であった.また,腸管感染症の検査で困っていることとして,検査結果が出るまでの時間が長いを選択したのが60.6%,実施できる検査項目が十分でないを選択したのが37.5% であった.腸管感染症検査の現状については,細菌では自施設で検査を実施しているのが半数を超えていた.ウイルスについては,ノロウイルス,ロタウイルス,アデノウイルスは半数以上の施設が自施設で検査を実施していた.しかし,その他のウイルスおよび寄生虫...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 複合性フェロモンのロープ製剤による夏秋キャベツ害虫の防除効果

    大河原, 一晶, 上村, 学, 小泉, 丈晴, 剣持, えり, 横山, 康二 群馬県農業技術センター研究報告 (18) 7-12, 2021-03

    ...群馬県の夏秋キャベツ産地において、面積が2~3ha規模のほ場にアルミゲルア・ダイアモルア剤のロープ製剤を10aあたり40m設置したところ、キャベツの主要害虫であるコナガおよびオオタバコガの誘引阻害効果が認められ、コナガの寄生虫数や食害の発生を抑制することができた。また、既存のチューブ製剤と比較して設置・回収が容易で、労力の軽減を図ることができると考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • 徐々に明らかになってきたマラリアの第一選択薬アルテミシニンへの耐性メカニズム

    美田 敏宏 ファルマシア 57 (5), 371-376, 2021

    マラリアは世界三大感染症のひとつである。アルテミシニンは全ての流行国でマラリアに対する第1選択薬となっている。その導入によってマラリアによる死亡者が減少し、発見者である屠呦呦にはノーベル生理学・医学賞が授与された。しかし10年ほど前からアルテミシニン耐性原虫が出現し、その蔓延が問題となっている。本稿では、アルテミシニン耐性のメカニズムと、耐性遺伝子である<i>Kelch13</i>、そして解明さ…

    DOI 医中誌

  • 脳波に及ぼす複数の病因

    田崎 美弥子, 中島 正世, 川下 剛史, 加藤 康広 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-005-SS-005, 2021

    ...<p>脳の自律的学習を促すニューロフィードバックトレーニングにおいて,4~7ヘルツの周波数帯域の振幅が正常範囲の20 <i>μ</i> ボルトより高く示される場合,1.電磁波,2.有害金属汚染,3.細菌,ウィルス,カビや寄生虫による潜在感染,4.小麦アレルギーによる腸管漏れ症候群による脳炎症,5.PTSDにより解離症状のいずれかが原因となっていることが多い。...

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  • ショイベ講述『察病入門』(1)

    八木, 聖弥 Studia humana et naturalia (54) 43-70, 2020-12-25

    ...日本人医師との関係も良好で、在日中は脚気や寄生虫などで業績を残したほか、日本人の栄養状態の調査もおこなっている。彼にはいくつかの著作があるが、ここに紹介するのは最も基本的な『察病入門』である。本学附属図書館には杏雨書屋所蔵本の複写しかなかったが、このほど別の筆記者による写本を発見入手した。全文を翻刻し、両者の異同も視野に入れながら本書の意義について考える。(全4回)...

    機関リポジトリ Web Site

  • 日本国内のヘビ類の口腔に寄生する 吸虫 <i>Ochetosoma kansense</i>(Plagiorchiida: Ochetosomatidae)

    巖城 隆, 佐田 直也, 長谷川 英男, 松尾 加代子, 中野 隆文, 古島 拓哉 日本野生動物医学会誌 25 (4), 129-134, 2020-12-24

    <p> 2011年から2019年に西日本各地で捕獲された4種のヘビ類(シマヘビ,アオダイショウ,ヤマカガシ,ニホンマムシ)の口腔から吸虫を採取した。これらは形態観察と分子遺伝子解析により<i>Ochetosoma kansense</i>と同定した。この種は北アメリカのヘビ類への寄生が以前から知られているが,日本に生息するヘビ類での確認は初であり,今回の結果は新宿主・新分布報告となる。</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 蜜蜂に発生する真菌性感染症と対策:チョーク病を中心に

    花房 泰子, 小林 創太 獣医疫学雑誌 24 (2), 101-112, 2020-12-20

    <p>チョーク病は,セイヨウミツバチ(<i>Apis mellifera</i>)の幼虫における真菌感染症であり,我が国では届出伝染病に指定されている。病因である<i>Ascosphaera apis</i>(<i>A. apis</i>)は蜜蜂の生活圏内に常在し,極めて高い耐乾性を有する。我が国では本病の治療・予防のために承認されている動物用医薬品はなく,採蜜期に使用可能な消毒法も限られている…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献41件

  • 東北地域の春まきタマネギにおけるネギアザミウマ防除がタマネギ腐敗病の発生に与える影響

    永坂 厚, 横田 啓, 上杉 龍士, 逵 瑞枝, 笠井 友美, 本庄 求, 菅原 茂幸 北日本病害虫研究会報 2020 (71), 62-68, 2020-12-15

    ...</p><p>そこで,この要因について検討するため,防除モデルのうち細菌病防除剤あるいは殺虫剤を無散布とした区,およびその両方を無散布とした区を設定した.その結果,タマネギ腐敗病の発生は,細菌病防除剤を無散布とした区が防除モデル区と同等であったが,殺虫剤を無散布とした区では,両方を無散布とした区と同様に多くなった.さらに,ネギアザミウマ寄生虫数と発病率に有意な正の相関が認められた.したがって,タマネギ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 感染症初期症状に対するアロマテラピー(精油)によるセルフケアの具体的方法

    宮森 孝子 日本統合医療学会誌 13 (2), 94-102, 2020-11-30

    ...フランスのメディカルアロマテラピーにおいて、オレガノ精油に含有される分子に抗ウイルス作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗原虫/抗寄生虫作用、また免疫調整作用があるとされる。COVID-19に対する確たる治療薬やワクチンがいまだない状況において、精油使用は感染症に対するセルフケアの方略の一つとして見直し活用するに値すると思われる。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肝蛭症の1例

    山中 裕貴, 竹内 真実子 肝臓 61 (11), 607-612, 2020-11-01

    ...は認められなかった.しかし,抗寄生虫抗体スクリーニング検査の結果にて,肝蛭抗原に対する陽性反応が極めて強く,臨床経過と併せて肝蛭症の診断に至った.プラジカンテル(praziquantel;PZQ)内服開始となり,腹痛及び血液検査所見は改善したが,画像所見では,自覚症状や血液検査所見とは乖離する肝・肝外病変の増大を認めた.肝蛭症の治癒を知る上で非常に興味深い症例と考えられたので,報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 網羅的検索を用いた抗クドアセプテンプンクタタ薬候補の発見

    大西 貴弘, 古屋 晶美, 新井 沙倉, 吉成 知也, 後藤 慶一, 工藤 由起子 食品衛生学雑誌 61 (5), 183-185, 2020-10-25

    <p>360の化学薬品をスクリーニングし,71の薬品が抗クドアセプテンプクタタ効果を有していることを明らかにした.71薬品のうち,19薬品が抗生物質,7薬品が抗菌剤・消毒剤であった.他の45薬品は農薬,自然毒,産業薬品および感染症以外に対する薬剤であった.抗クドア効果を有していた19の抗生物質はテトラサイクリン系,ステロイド系,マクロライド系,アミノグリコシド系,β-ラクタム系,キノロン系,リフ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件 参考文献6件

  • イノシシが引き起こす人獣共通感染症

    上村 清, 倉井 華子, 忽那 賢志 ペストロジー 35 (2), 49-55, 2020-09-25

    ...イノシシが引き起こす人獣共通感染症のうち,ウイルス病である日本脳炎,SFTS,狂犬病,E型肝炎,豚インフルエンザ,ニパウイルス感染症,細菌・リケッチア病である日本紅斑熱,寄生虫病である回虫症,旋毛虫症,猪オンコセルカ症,顎口虫症,肺吸虫症,有鉤条虫症,クリプトスポリジウム症について解説した.イノシシから感染する人獣共通感染症が多くあるので,ジビエ料理には衛生管理が欠かせない....

    DOI Web Site

  • ベニツチカメムシから分離されたシヘンチュウ

    井龍 友美, 田中 龍聖, 吉賀 豊司 日本線虫学会誌 50 (1), 1-7, 2020-09-20

    ...<p>シヘンチュウは様々な無脊椎動物の寄生虫であるが、その宿主と関係する生活史についての情報は限られている。我々は一化性で定着性のベニツチカメムシから分離されたシヘンチュウについて、生活環と寄生が宿主に及ぼす影響について調査した。シヘンチュウは6カ所中5カ所の採集場所で検出され、寄生率は0%から16%だった。多くの場合は単寄生だったが重寄生もみられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献14件

  • 日本における回虫症の発生状況および感染源調査

    杉山 広, 森嶋 康之, 賀川 千里, 荒木 潤, 巖城 隆, 小松 謙之, 味口 裕仁, 生野 博, 川上 泰, 朝倉 宏 食品衛生学雑誌 61 (4), 103-108, 2020-08-25

    ...<p>回虫は土壌伝播蠕虫の代表となる寄生虫で,ヒトは虫卵に汚染された植物性食品を摂食して感染する.日本では少数の国内感染症例が継続的に報告されているが,症例数の推移や感染源となる植物性食品の汚染状況は不明な点が多い.そこで,近年の回虫症例発生状況および感染源を明らかにするため,日本臨床寄生虫学会誌,PubMedおよび医中誌Webを用いた文献検索,および臨床検査機関・食品検査機関を対象としたアンケート...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献7件

  • GIRKチャネルの,小分子による新規機能調節機構

    陳 以珊, 久保義弘 心電図 40 (2), 107-113, 2020-08-07

    ...<p>Gタンパク質結合型内向き整流性K<sup>+</sup>(GIRK)チャネルは,種々の生理的役割を担うイオンチャネルである.例えば,脳においてはGIRK1とGIRK2のヘテロ複合体が存在し,神経細胞の興奮性を制御しており,心房においてはGIRK1とGIRK4のヘテロ複合体が存在し,心拍の調節に寄与している.われわれは,小分子ライブラリーのスクリーニングにより,抗寄生虫薬として知られるIvermectin...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 高木限界に生育する樹木4種の細根の水および炭素利用様式

    矢原 ひかり, 東 若菜, 鎌倉 真依, 高木 優哉, 小杉 緑子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 341-, 2020-05-25

    ...ウラジロナナカマドは、皮層を大きくすることで内生菌との共生を強めて生理活性を高くするとともに、中心柱を病原体や寄生虫から保護している。ダケカンバは、炭素あたりの養水分獲得効率を高めるとともに、物理強度を高めて外的ストレスに強くしている。オオシラビソは水獲得能、生理活性および炭素利用効率が低く、低コストである。ハイマツは、炭素利用効率が低い一方で、水を通しやすく水を獲得しやすくしている。...

    DOI

  • 鹿児島県本土および奄美大島から初記録のイカリムシ Lernaea cyprinacea (カイアシ亜綱ケンミジンコ目イカリムシ科)

    福島, 浩太, 福島, 聡, 町頭, 芳朗, 興, 克樹, 上野, 大輔, Fukushima, Kota, Fukusima, Satoshi, Machigashira, Yoshiro, Oki, Katsuki, Uyeno, Daisuke Fauna Ryukyuana 55 1-8, 2020-05-19

    ...鹿児島県内の河川や湖沼11地点において,淡水魚の寄生虫であるイカリムシLernaea cyprinacea Linnaeus, 1758の分布状況に関する調査を行った.その結果,鹿児島県本土では薩摩半島南東部にある池田湖,また奄美大島北部の龍郷町を流れる大美川中流域において,イカリムシの分布を確認した.本報告は,鹿児島県本土および薩南諸島からのイカリムシの初記録となる.シマヨシノボリとグリーンソードテール...

    機関リポジトリ HANDLE

  • B型慢性肝炎患者に出現した肝トキソカラ症の1例

    福谷 洋樹, 宮崎 将之, 森田 祐輔, 田中 紘介, 矢田 雅佳, 増本 陽秀, 本村 健太 日本消化器病学会雑誌 117 (3), 270-276, 2020-03-10

    ...<p>症例は49歳男性.B型肝炎治療中にCTでS4,S7に腫瘤を指摘.MRIではCTとは異なるS7に腫瘤を認め,S4に腫瘤はみられなかった.2カ月後のMRIではS7/6に新たに腫瘤が出現した.好酸球増多がみられたため寄生虫検査を行い,トキソカラ抗体陽性であった.肝トキソカラ症と診断し,アルベンダゾール内服にて腫瘤は消失した.好酸球増多,多発病変,腫瘤の自然消失は内臓幼虫移行症に特徴的な所見と考えられた...

    DOI PubMed 医中誌

  • 消化管Tuft 細胞の機能解析に向けたマカク由来新規三次元培養系の構築

    稲葉 明彦, 熊木 竣佑, 有永 理峰, 岩槻 健, 今井 啓雄 霊長類研究 Supplement 36 (0), 19-19, 2020

    ...近年、腸管上皮に極めて少数存在するTuft細胞が寄生虫感染時に免疫を活性化するセンサー細胞であることが明らかになった。現在までげっ歯類を中心に解析が進められているが、げっ歯類と霊長類では生体機能に隔たりが存在する。しかし、解析系が乏しいため霊長類における機能解析は進んでいない。...

    DOI

  • 中枢神経病態を呈する寄生虫感染症

    久枝 一 神経感染症 25 (1), 55-, 2020

    ...<p>【要旨】日本をはじめ、先進国で寄生虫感染症はほぼみられることはなくなった。しかし、世界に目を向けると人口の6割が感染のリスクにさらされている。グローバル化が進み輸入感染症として、また、地球温暖化により熱帯・亜熱帯に蔓延する寄生虫感染症が頻繁に起こる恐れもあり、寄生虫感染症を臨床の場でみることも多くなると予想される。寄生虫感染症のなかには中枢神経系を侵し、重篤な症状を示すものがある。...

    DOI

  • 健康診断結果からみる留学生健康問題とその支援

    田中 ゆり, 鈴木 眞理 CAMPUS HEALTH 57 (2), 101-107, 2020

    ...<br>  対象は2003年から2018年の留学生2228名(平均:男子31.9歳,女子30.6歳)で,学校安全衛生法に則るべきところを労働安全衛生法の定期健診項目に便寄生虫卵(以下便虫卵),尿酸,2013年よりインターフェロン‐γ遊離検査(以下IGRA)を追加した。...

    DOI

  • マダニ細胞の特徴とその有用性

    中尾 亮 衛生動物 70 (4), 175-179, 2019-12-25

    <p>Tick cell lines are invaluable tools for research on ticks and tick-borne pathogens. The range of their applications is constantly being expanded. Tick cell lines have some common …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

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