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検索結果 120 件

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  • 関節包の解剖学的特徴に基づいた下肢の関節支持機構

    堤 真大, 工藤 慎太郎, 二村 昭元, 秋田 恵一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 45-45, 2024-03-31

    <p>変形性関節症に代表される関節疾患の進行予防において、関節 の安定性を保つことは重要である。我々は「関節包」に着目し、関節支持機構について解剖学的再考を試みてきた。可動性を有する滑膜性の関節は関節包に覆われる。関節包の内層は滑膜、外層は線維膜という解剖学用語で呼ばれ、関節包=膜性の袋として考えられることが多い。そのため関節包は靱帯や筋に比べて関節支持機構としての役割について注目されることが少…

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  • 【原著】大阪市建築現場作業員における熱中症認識と予防の実態調査

    角田晃啓, 福田歩未, 工藤慎太郎 18 13-23, 2024-03-29

    本研究では、大規模建築現場作業員の熱中症認識と経験の関連を検討した。熱中症様症状の経験がある群では、症状に対する認識率が高い傾向にあり、特に重症度ⅠとⅡの経験者で顕著だった。しかし、重症度Ⅲの経験の有無による認識率の差は見られなかった。年齢層別には、20 歳台、40 歳台、60 歳台で熱中症様症状が高率に見られた。これらの知見から、重症熱中症については教育効果が得られる一方で、軽症から中等症の熱…

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  • Foot wear 装着下での足部運動解析手法の確立

    工藤 慎太郎, 山口 功, 堤 真大 デサントスポーツ科学 45 (0), 66-72, 2024-02-22

    <p>靴の中での距舟関節の運動はスポーツ障害の発生機序の解明に重要であるが,通常の靴の強度を保った状態での解析手法がない.そこで靴を装着下で計測可能な伸縮性ひずみセンサー (STR) を用いて,距舟関節の運動解析を試みた.健常成人男性14名14足を対象に,X線による距舟関節被覆角 (TNCA) を坐位と立位で計測し,同様の姿勢でSTRを用いてアーチに加わるひずみをアーチストレイン (AS) …

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  • 脛骨顆間隆起骨折後の膝関節前面痛が改善した1症例

    木下 敬詩, 脇野 昌司, 田端 洋貴, 工藤 慎太郎, 木村 保, 東本 有司, 福田 寛二 総合理学療法学 2 (0), 49-53, 2022

    <p>【はじめに】膝関節前面痛(anterior knee pain:以下,AKP)を有する症例に対し,超音波画像診断装置(以下,エコー)による膝蓋下脂肪体(infrapatellar fat pad:以下,IFP)の機能的変化の評価と治療を行い,若干の改善を認めたため報告する。</p><p>【症例紹介】40代男性,ランニング中に転倒し,右膝を捻転し右脛骨顆間隆起骨折を受傷。受傷後45日目より週…

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  • 横隔膜動態からみた吸気筋トレーニングの適正負荷圧の検討

    白石 匡, 東本 有司, 杉谷 竜司, 水澤 裕貴, 藤田 修平, 西山 理, 工藤 慎太郎, 木村 保, 福田 寛二, 東田 有智 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 29 (3), 453-459, 2021-06-20

    <p>【はじめに・目的】呼吸リハビリテーションにおいて,吸気筋トレーニング(IMT)の有効性は確立されつつある.しかし,横隔膜の動きを考慮した適正負荷圧の設定方法は確立されていない.本研究の目的は,横隔膜のトレーニングにおいて最も効果的な,IMTの負荷圧を検証することである.</p><p>【方法】対象は健常男性20名.クロスオーバーデザインで実施.IMT負荷圧を最大吸気圧(PImax)の30%,…

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  • 膝関節屈曲角度の変化とpatellar tendon-tibial angleの関係

    木下 敬詩, 脇野 昌司, 白石 匡, 工藤 慎太郎, 木村 保, 東本 有司, 福田 寛二 総合理学療法学 1 (0), 3-8, 2021

    <p>【目的】膝蓋下脂肪体(infrapatellar fat pad:以下,IFP)の移動量は,膝蓋靭帯(patellar tendon)と脛骨近位骨端前面(anterior tibia)がなす角度(patellar tendon-tibial angle:以下,PTT角)の測定にて反映されると報告されている。今回,超音波画像診断装置(以下,エコー)を用い,健常成人の膝関節運動に伴うPTT角の…

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  • O17-4 スマートフォンを用いた肩甲骨後傾運動の測定方法の再現性

    池田 朱里, 竹内 大樹, 兼岩 淳平, 池津 真大, 工藤 慎太郎 関東甲信越ブロック理学療法士学会 40 (0), 94-, 2021

    <p>【背景】肩関節挙上運動には肩甲骨後傾運動が必要だと報告されている.その評価方法として,2D/3D レジストレーションや三次元動作解析装置による測定が報告されている.しかし,臨床上,定量的かつ簡便な肩甲骨後傾運動の測定方法は十分に検討されていない.</p><p>【方法】対象は,過去・現在,共に肩に臨床症状がなく,肩関節に手術歴のない健常成人12 人12 肩(平均年齢28</p><p>±4 …

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  • 吸気筋トレーニングにより横隔膜移動距離と最大吸気圧が改善した安定期慢性閉塞性肺疾患患者の1症例

    水澤 裕貴, 東本 有司, 白石 匡, 藤田 修平, 杉谷 竜司, 工藤 慎太郎, 木村 保, 福田 寛二 総合理学療法学 1 (0), 25-28, 2021

    <p>【はじめに】長期間の外来呼吸リハビリテーションを実施しているにもかかわらず,運動耐容能が改善しない慢性閉塞性肺疾患患者に対し吸気筋トレーニングを導入し,良好な効果が得られたため報告する。</p><p>【症例紹介】70代男性,GOLD Stage III,修正MRC Grade II。</p><p>【経過】最大吸気圧の30%,50%,70%の負荷圧における吸気筋トレーニング中の横隔膜移動距離…

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  • 治せるセラピストになるための臨床研究と卒後教育

    工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 47S1 (0), A-10-A-10, 2020

    <p> 理学療法研究は,理学療法に関わる人や社会の幸福に繋がることを目的としているはずである。しかし,論文が掲載されたものの,臨床が変わっていなかったとしても,インパクトファクターの高い論文に掲載されたら私は嬉しい。しかし,これでは学術と臨床が連携しているとは言えない。</p><p> 研究者は論文になったら,その論文を臨床家が検索して,読んで,使ってくれているという,理想的妄想をどこかで描いてい…

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  • 慢性閉塞性肺疾患増悪入院患者に対する非侵襲的陽圧換気療法を用いた理学療法介入

    杉谷 竜司, 西山 理, 白石 匡, 藤田 修平, 水澤 裕貴, 工藤 慎太郎, 大城 昌平, 東本 有司, 木村 保, 東田 有智, 福田 寛二 理学療法学 46 (6), 442-449, 2019

    <p>【目的】慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease;以下,COPD)増悪患者の運動時に非侵襲的陽圧換気療法(Noninvasive Positive Pressure Ventilation;以下,NPPV)を併用し,超音波画像診断装置にて横隔膜移動距離の変化を検証した。結果をもとに,理学療法時にNPPV …

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  • 地域在住高齢者を対象にした歩行障害の検査について

    宮下 敏紀, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-44_2-I-44_2, 2019

    <p>【はじめに、目的】ロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)予防には歩行障害に対する対策が重要であると言われている (Nakamura K. 2012).高齢者は歩行中における立脚後期に足関節パワーの減少を認めている(Judge JO, et al.1990).このことから足関節パワーの低下は歩行障害になるリスクがあると考えられた.しかし,歩行中の運動力学分析は三次元動作解析装置による計測が…

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  • 腓腹筋筋線維束長に与えるEccentric calf raiseの効果

    佐藤 貴徳, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2016 (0), 0540-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>プライオメトリックトレーニング(PT)は,主にパフォーマンス向上を目的に処方されることが多い。PTの効果については,パフォーマンスの面だけでなく,それに関連する筋出力や筋断面積(Potteiger, et al., 1999),腱の硬度や弾性力(Wu, et al., …

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  • 高負荷等尺性収縮トレーニング前後における大腿四頭筋の筋厚と周径との関係

    福田 大輔, 兼岩 淳平, 野村 陽子, 棚次 恵梨, 山下 龍太, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2016 (0), 0543-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>筋力トレーニングは臨床上頻繁に用いられる運動療法である。しかし,筋力トレーニングを実施する際の負荷量は治療者の主観や経験によって決定されていることが多い。トレーニング目的に応じて,至適な運動負荷量を予測する簡易な指標があれば,安全かつ定量的に運動負荷量を決定できると考えた。筋力トレーニング後の骨格筋の状態は超音波画像診断装置により確認でき,画像…

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  • 荷重位における足関節動的不安定性の定量的評価の再現性

    工藤 慎太郎, 野田 逸誓, 宮下 敏紀, 高崎 雷太, 竹内 大樹, 青山 倫久, 青柳 努, 林 英俊 理学療法学Supplement 2016 (0), 0380-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>我々の先行研究において,足関節内反捻挫に続発する慢性的足関節不安定性(CAI)はスポーツ活動のみでなく,日常生活においても何らかの機能障害を抱え,足部に関するQOLが低下している(Shimomura, 2016)。一方,その治療に関しては保存療法が主体になるが,その効果を客観的に示した研究は少ない。これは足関節の不安定性の評価には,足関節内反ス…

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  • 振り向きテストにおける足関節不安定症の定量的評価の再現性

    野田 逸誓, 工藤 慎太郎, 下村 咲喜, 高崎 雷太 理学療法学Supplement 2016 (0), 1282-, 2017

    <p>【目的】足関節外側靭帯損傷は,スポーツ外傷の中で多くみられる傷害の1つである。損傷の程度によっては長期間の固定や手術が必要なことがある。足関節不安定性を残したまま競技復帰した場合,スポーツ活動時のパフォーマンスの低下や再受傷率が高く,50%程度が慢性的足関節不安定症(Chronic ankle instability:CAI)に移行するとされている(van Rijin, et al., …

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  • 慢性的足関節不安定性を有するバスケットボール選手の足に関するQOLの調査

    松浦 彩香, 田中 亜吏紗, 羽生 瑚幸, 下村 咲喜, 髙﨑 雷太, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2016 (0), 1252-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>足部足関節評価質問票(SAFE-Q)は,日本整形外科学会,日本足の外科学会が独自に開発した足部のQOL調査票である。我々は,足関節内反捻挫に続発する慢性的足関節不安定性(CAI)は,スポーツ活動のみでなく日常生活においても何らかの機能障害を抱え,足部に関するQOLが低下していることを報告した(Shimomura, …

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  • 変形性膝関節症における内側広筋の筋輝度と2ステップテストの関係

    長森 広起, 北野 雅之, 半田 豊和, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2016 (0), 0115-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>超高齢化社会を迎え運動器疾患患者が急増し,歩行・移動障害を抱えている。中でも,ロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)やサルコペニアを原疾患に合併している患者は多いと考えられている。変形性膝関節症(以下,膝OA)もロコモの構成要素として挙げられる。また,Fukumotoらは膝OAにおいて,大腿四頭筋の筋輝度が高くなっていることを報告しており,サ…

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  • 四つ這いを用いた固有背筋群のトレーニングの考察

    三津橋 佳奈, 前沢 智美, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0379-, 2016

    【はじめに,目的】多裂筋の筋力トレーニングとして四つ這いで上肢・下肢を挙上する運動が知られている。大久保ら(2009)は,ワイヤ電極を用いて四つ這い時の多裂筋は反対側上肢・同側下肢挙上時に筋活動が高値を示すことを報告している。しかし,最長筋などの外側群の筋活動を検討していない。また,小野ら(2004)は固有背筋において同側下肢挙上時が対側下肢挙上時より筋活動が高まることを報告している。つまり運動…

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  • Total joint power flowでみた変形性膝関節症患者の異常歩行の分析

    兼岩 淳平, 工藤 慎太郎, 中山 卓, 畠中 泰彦 理学療法学Supplement 2015 (0), 0238-, 2016

    【はじめに,目的】変形性膝関節症(以下,膝OA)の主症状として歩行機能の低下がある。我々は先行研究においてTotal joint power flow(以下,TPF)でみた膝OA患者の歩行の力学的特徴は荷重応答期における股関節TPF(以下,LRHipTPF)と立脚終期における股関節TPF(以下,TStHipTPF)の極性変化であることを明らかにした。そこでこの極性変化の原因を明らかにすることで,…

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  • 四つ這いを用いたトレーニング時の側腹筋群の動態の観察

    前沢 智美, 三津橋 佳奈, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0563-, 2016

    【はじめに,目的】体幹の安定化を目的として四つ這いを用いたトレーニングが行われている。腹横筋(TrA)に関して大久保ら(2009)によると四つ這い時のTrAの活動は同側上肢,反対側下肢挙上時に活動が上がると報告している。また,内腹斜筋(IO)に関しては表面筋電図を用いて,コルセット装着・未装着での四つ這い時の腹筋群の筋活動が報告されている。その中で,IOは四つ這い時,同側上肢・対側下肢挙上時の筋…

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  • 正常歩行と前方ステップ課題の運動学・運動力学的比較

    藤原 今日子, 工藤 慎太郎 理学療法科学 31 (2), 281-284, 2016

    〔目的〕正常歩行と前方ステップ課題間の類似性を運動学・運動力学的に検討する.〔対象〕理学療法学科学生36名.〔方法〕正常歩行と,下肢を前方に振り出し膝関節屈曲位(以下,屈曲群),もしくは伸展位(以下,伸展群)で踵から接地後に重心を前方へ移動するステップ課題の関節角度・モーメントを三次元動作解析システムを用いて算出.その類似性をグラフから定性的に判断した後,統計学的処理を行った.〔結果〕屈曲・伸展…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献1件

  • 歩行開始時における下腿三頭筋の収縮動態

    佐藤 貴徳, 工藤 慎太郎 理学療法科学 31 (3), 377-380, 2016

    〔目的〕歩行開始時には,下腿三頭筋の活動低下によって足圧中心(COP)の後方移動が起きる.その際に,下腿三頭筋がどのような動態を示すかを検討する.〔対象〕同意を得た下肢に整形外科的疾患のない健常成人22名とした.〔方法〕足圧分布測定器,超音波画像診断装置,ビデオカメラを同期して,歩行開始時の下腿三頭筋の動態を,安静立位時と歩行開始時の筋線維束長の変化量で検討した.〔結果〕下腿三頭筋は10 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献9件

  • 外側広筋の動態を考慮した運動療法とストレッチングの即時効果の比較

    中村 翔, 小林 一希, 颯田 季央, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0152-, 2016

    【はじめに,目的】外側広筋(VL)は膝関節の主要な伸展筋であり,さらに内側広筋と共同して膝蓋骨の安定性に寄与している。しかし,臨床で遭遇するVLの過緊張は内側広筋とのアンバランスを引き起こし,膝蓋骨の正常な運動を阻害する。そして膝蓋大腿関節症といった膝周囲の疼痛を引き起こす原因となるため,膝蓋大腿関節の機能改善のためには,VLに対する治療が重要となる。我々は先行研究において超音波画像診断装置を用…

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  • 扁平足における床反力による歩行解析

    下村 咲喜, 兼岩 淳平, 三津橋 佳奈, 前沢 智美, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0711-, 2016

    【はじめに,目的】扁平足は衝撃吸収能の低下や運動連鎖により,足部やその近位のセグメントに疼痛や異常動作を惹起すると考えられている。扁平足の歩行に関して,諸家により中足部内側の接触面積の増大や最高圧の上昇,前足部外側の荷重量の低下などの現象が報告されている。一方で,Saharらは,非疲労条件では扁平足の歩行中の床反力に特徴は認めないものの,疲労条件では床反力に異常を認めたとしている。その中では歩行…

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  • 外側広筋の動態と筋硬度・圧痛の関係

    工藤 慎太郎, 中村 翔 理学療法学Supplement 2015 (0), 0733-, 2016

    【はじめに,目的】外側広筋(VL)の滑走性の低下は,膝屈曲可動域制限や,VLの伸張性の低下を惹起するため,臨床上問題となるが,その計測手法は確立されていない。一方,超音波画像診断装置(US)は,運動器の形態や動態を高い再現性のもと計測できる(佐藤,2015)。我々は膝自動屈曲に伴い,VLが後内側に滑走することを示している(中村,2015)が,この動態が筋の硬度や張力,疲労など,どのような要素を反…

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  • ジャンプ着地動作時の下肢関節のkinematicsを変化させるには?

    野田 逸誓, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0574-, 2016

    【目的】運動学習において,身体の外部環境に注意を向けるexternal focusの有効性が知られている。スポーツ障害においては,膝の過度な外反や骨盤の後傾が問題になることが多い。そのため,スポーツ障害の予防における適切な動作の習得は重要になる。しかし,どのような運動課題にどのようなexternal …

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  • 底屈運動時における腓腹筋内側頭の動態と半膜様筋との関係

    佐藤 貴徳, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0634-, 2016

    【はじめに,目的】膝屈曲拘縮に対するアプローチを臨床上経験する機会は多い。特に変形性膝関節症では,屈曲拘縮が早期から出現するとされており,膝伸展筋力の強化とともに,屈曲拘縮に対する膝関節後面の筋の伸張性改善も重要となってくる。吉村ら(1977)は,伸張すべき重要な筋の一例として,ハムストリングスと下腿三頭筋を挙げている。特に内反モーメントにさらされる半膜様筋や腓腹筋内側頭は短縮位となり,屈曲拘縮…

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  • 動作時における超音波画像診断装置のプローブ固定方法

    佐藤 貴徳, 工藤 慎太郎, 三津橋 佳奈, 前沢 智美, 久田 智之 理学療法学Supplement 2014 (0), 0513-, 2015

    【はじめに,目的】理学療法分野において超音波画像診断装置は,骨,筋,腱,靭帯をはじめとした骨軟部組織を体表からは触知できない深層筋までをリアルタイムに評価でき,かつ患者の負担も少ないなどの点から,この分野において理想的な検査法の一つであるとされている。近年の理学療法分野においても多くの研究が行われているが,その多くは座位や臥位における筋の観察や,一定条件を保った状態での筋厚や筋の移動距離を評価し…

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  • Eccentric calf raise exerciseの運動力学的解析

    工藤 慎太郎, 久田 智之, 佐藤 貴徳 理学療法学Supplement 2014 (0), 1006-, 2015

    【はじめに,目的】歩行中の下腿三頭筋は足関節を安定させ,身体重心を前方に移動する際に重要になる。PerryはこれをAnkle rockerと呼んでいる。またNeumannによると下腿三頭筋の筋力低下は,歩行時の踵離れの遅れの原因としている。下腿三頭筋の筋力低下に対する運動療法としてCalf raiseは臨床で多く用いられる。また工藤らは,背屈位から足関節底屈を行うEccentric calf …

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  • 高齢者の足に関するQOLの調査

    工藤 慎太郎, 下村 咲喜, 久田 智之 理学療法学Supplement 2014 (0), 1942-, 2015

    【はじめに,目的】足部の変形や疼痛は転倒リスクの増加やセルフケア能力の低下,QOLの障害をもたらすとされており,フットケアの必要性は高まっている。しかし高齢者のフットケアに関するエビデンスは乏しく,日本フットケア学会によると,本邦では十分な処置がなされず,切断にいたることもあり,正しい予防が普及していないとされている。一方,高齢者は運動器疾患,中枢神経疾患,内部系疾患など,様々な疾患・障害を合併…

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  • 高齢者の足に関するQOLの調査

    下村 咲喜, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2014 (0), 1537-, 2015

    【はじめに,目的】近年,高齢者の福祉や医療,疾患予防が重要視されている。生活期のリハビリテーションにおいては,患者の移動能力の維持・向上は重要な要素であり,それによりQOLを向上させることが目的となる。しかし,その効果を分析するにあたって,高齢者は運動器疾患や内部系疾患,中枢神経系疾患といった複数の疾患や症候を合併しており,疾患特異的な評価尺度での治療効果の判定や障害学的分析が困難である。そのた…

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  • 正常歩行時の側腹筋群の動態

    三津橋 佳奈, 前沢 智美, 川村 和之, 工藤 慎太郎 理学療法科学 30 (6), 861-865, 2015

    〔目的〕超音波画像診断装置を用いて,歩行時の側腹筋群の動態を観察した.〔対象〕健常男性30名の側腹筋群とした.〔方法〕超音波画像診断装置を用い,臍レベルで腹直筋,外・内腹斜筋,腹横筋が同時に得られる部位に,プローブを固定した.超音波画像診断装置とデジタルビデオカメラを同期し,歩行を側方から観察し,側腹筋群の超音波動画と側方からの歩容の動画を記録した.〔結果〕3筋はいずれもMSt~TStにかけて腹…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 固有背筋の表面筋電電極貼付け位置の検討

    久田 智之, 工藤 慎太郎, 颯田 季央 理学療法科学 29 (2), 259-263, 2014

    〔目的〕超音波画像診断装置を用いて,多裂筋を含む横突棘筋の従来の筋電図の電極貼付け位置の妥当性を検討する.〔対象〕健常成人男性20名とした.〔方法〕腹臥位にてL2,L4棘突起から外側3 cm,6 cmの右側腰部4部位を撮影し,各部位で表層に存在する筋,棘突起から横突棘筋外縁までと最表層までの距離を計測した.〔結果〕日本人の若年者においては,L2,L4レベルともに棘突起3 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 母趾圧迫のForce Senseが立脚後期のToe Rockerに及ぼす影響

    稲生 侑汰, 工藤 慎太郎, 下村 咲喜, 冨田 恭輔, 松下 智美 理学療法学Supplement 2013 (0), 0341-, 2014

    【はじめに,目的】歩行のPre Swing(以下PSw)において推進力を得るためにtoe rockerが作用する。Perryらによればtoe rockerとはTerminal Stance(以下TSt)に足趾が伸展することで足関節底屈筋群,足底腱膜及び足の内在筋の筋張力が高まり,PSwでそれらの筋のelastic …

    DOI 医中誌

  • 母趾圧迫力と内側縦アーチの関係性について

    冨田 恭輔, 工藤 慎太郎, 稲生 侑汰, 下村 咲喜, 松下 智美 理学療法学Supplement 2013 (0), 0466-, 2014

    【はじめに,目的】従来,臨床場面において,内側縦アーチ(以下,MLA)が低下している際に,タオルギャザー,足趾じゃんけん,足趾圧迫トレーニングなどの足趾内在筋の筋力トレーニングが行われている。その中の一つとして,足趾圧迫力についての報告もされている。これらのトレーニングはMLAを構成する筋の内,長母指屈筋,長指屈筋,母指外転筋などにアプローチをしている。これらの介入のエビデンスとして,石坂らは,…

    DOI 医中誌

  • 歩き始めにおける下腿三頭筋の収縮動態

    佐藤 貴徳, 工藤 慎太郎, 久田 智之 理学療法学Supplement 2013 (0), 0608-, 2014

    【はじめに,目的】歩行開始時の力学的特徴は下腿三頭筋の活動低下とそれに続く前脛骨筋の活動による足圧中心(以下COP)の後方移動である。このCOPの後方移動により,前方への回転が生じることで重心が前方に移動する。また,Hallidayらは,高齢者やパーキンソン病(以下PD)ではこのCOPの後方移動が少なくなることを報告している。特にPD患者においては,下腿三頭筋と前脛骨筋のアンバランスや姿勢不良な…

    DOI 医中誌

  • 歩行における中殿筋の筋収縮の様態

    酒井 規宇, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2013 (0), 1230-, 2014

    【はじめに,目的】中殿筋の筋力低下によるトレンデレンブルグ歩行は臨床上問題になる。加藤らは変形性股関節症の症例の中殿筋に注目して,筋電図周波数解析や組織学的解析から,速筋線維の萎縮,とくに荷重応答期での速筋線維の活動性の低下が問題としている。そのため,荷重応答期における中殿筋の速筋線維の活動を高めることが重要になるとしている。一方,この時期の中殿筋の活動動態を可視化し,定量的に示した研究は見当た…

    DOI 医中誌

  • 母趾圧迫力はTerminal Stanceでの前足部の仕事を適正化する

    工藤 慎太郎, 下村 咲喜, 稲生 侑汰, 松下 智美, 富田 恭輔, 畠中 泰彦 理学療法学Supplement 2013 (0), 1182-, 2014

    【はじめに,目的】歩行における立脚終期(TSt)は,前方への推進力を生み出すため,歩行能力改善において重要な位相の一つとなる。PerryはTStにおける前方への推進力を生成する機序に,forefoot rockerと呼ばれる足部機能が関与していることを述べている。また,その力源として,強い下腿三頭筋の収縮とWindlass機構を挙げ,これらの機能によって適切な踵離地が生じることが重要としている。…

    DOI 医中誌

  • 扁平足の歩行の運動力学的解析

    下村 咲喜, 工藤 慎太郎, 稲生 侑汰, 冨田 恭輔, 松下 智美 理学療法学Supplement 2013 (0), 0467-, 2014

    【はじめに,目的】足部アーチの低下した扁平足では,衝撃吸収能の低下や運動連鎖により,足部やその近位のセグメントに疼痛や異常動作を惹起する。臨床上,アーチの低下により,足底腱膜炎や外反母趾,シンスプリント,膝蓋大腿関節炎などの障害を起こしやすい。扁平足の歩行に関して,諸家により中足部内側の接触面積の増大や最高圧の上昇,前足部外側の荷重量の低下などの現象が認められると報告されている。また,Huntは…

    DOI 医中誌

  • 正常歩行時の側腹筋群の動態

    三津橋 佳奈, 工藤 慎太郎, 前沢 智美, 川村 和之 理学療法学Supplement 2013 (0), 0614-, 2014

    【はじめに,目的】石井によると,重力環境において状況に応じてダイナミックに,また調節的に運動させるためには,体幹の動的安定性は非常に重要である,と述べている。動作時の体幹の安定性の低下は,身体重心の過剰な動揺による動作効率を低下させるため問題となる。また,安定性の低下を代償するために,骨盤や腰椎の運動性を低下させ,腰痛を引き起こしている症例に遭遇することもある。Neumannによると,歩行中,身…

    DOI 医中誌

  • 肩甲下筋の動態を考慮したストレッチの即時効果の比較

    中村 翔, 颯田 季央, 山内 仁詩, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2013 (0), 1535-, 2014

    【はじめに,目的】肩甲下筋の異常な緊張や伸張性の低下は,肩関節挙上時の外旋運動を制限し,挙上運動の阻害因子の一つとなる。我々は肉眼解剖学的所見や臨床経験から肩甲下筋の最下部筋束が肩関節疾患の治療対象として重要なことを報告している(颯田2009・2010・2012,川村2010)。肩甲下筋へのアプローチには様々な方法があり,主に解剖学的所見や臨床経験から考察されたスキルである。われわれは先行研究に…

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  • Calf raiseにおける等尺性収縮を再現する最適条件は?

    久田 智之, 佐藤 貴徳, 前沢 智美, 三津橋 佳奈, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2013 (0), 1018-, 2014

    【はじめに,目的】歩行においてterminal stanceでは下腿三頭筋(TS)が活動することで,MTP関節を支点とした前方への推進力を生み出す。そのため,TSは臨床上重要になり,Perryらは正常歩行を行うためには片脚でのcalf raise(CR)が30回以上必要になることを述べている。一方,歩行における踵離地のTSの動態に関して,FukunagaらやKawakamiらは立脚相後半において…

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  • 固有背筋の表面筋電電極張り付け位置の超音波解剖学的検討

    久田 智之, 工藤 慎太郎, 颯田 季央 理学療法学Supplement 2012 (0), 48101248-48101248, 2013

    【はじめに、目的】腰背筋群は内側筋群の多裂筋と外側筋群の最長筋・腰腸肋筋からなると言われており,内側筋群と外側筋群は神経支配,機能とも異なることが知られている.その中で,内側筋群である多裂筋の機能は姿勢保持や腰椎のコントロール,障害予防など臨床的に重要である.多裂筋の筋機能を測定するために表面筋電図が多く使われているが,筋電図学的には腰背筋群を脊柱起立筋群として捉えていることが多く,内側筋群・外…

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  • OSCEにおける試験官と模擬患者による評価の関連性

    岡田 啓太, 工藤 慎太郎, 小松 真一, 川村 和之, 村田 薫克, 笠原 秀則, 小林 純二, 川口 江利子, 加藤 芳司, 山北 和幸 理学療法科学 27 (4), 367-371, 2012

    〔目的〕客観的臨床能力試験(OSCE)における試験官と模擬患者(SP)の評価の関連性を検討した.〔対象〕臨床実習を終了した学生47名とした.〔方法〕試験官とSPの評価結果から平均得点率を算出し,対応のあるt検定を用いて検討した.また,各Stationにおける試験官とSPの相関関係について,spearmanの順位相関係数を用いて検討した.〔結果〕試験官の得点率に比べ,SPの得点率が有意に低かった.…

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  • 認知症性疾患患者のADL評価法に適しているのは?

    藤田 恵利, 佐藤 貴徳, 柳 ゆかり, 神野 奈穂美, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2011 (0), Eb0629-Eb0629, 2012

    【はじめに、目的】 認知症性疾患に対する運動療法は認知機能を向上させるが,日常生活活動(以下ADL)などの生活機能が向上するかは明らかでない.認知症性疾患のADLは入浴や更衣などに強い拒否的反応を示すなどの疾患特異性が高く,兵庫脳研版日常生活活動評価表(以下HADLS)など,その障害特性を反映した特異的な尺度の使用が望まれる.しかし,医療機関・介護施設では,ADLの実施状況を機能的自立度評価法(…

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  • 超音波画像診断装置による固有背筋の観察

    工藤 慎太郎, 颯田 季央, 久田 智之, 小松 真一 理学療法学Supplement 2011 (0), Ab0688-Ab0688, 2012

    【はじめに、目的】 固有背筋は脊柱起立筋と横突棘筋に分類され,横突棘筋のうち,多裂筋の機能は臨床的に注目されており, 超音波画像から同筋の筋厚の測定を行った報告も散見される.しかし,多裂筋,長・短回旋筋からなる腰部の横突棘筋は,一見すると一塊を成している事が知られている.そのため,超音波画像診断装置を用いた多裂筋の描出の妥当性には疑問が残る.肉眼解剖学的には支配神経と,起始・停止から筋の同定がな…

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  • 動作時における足部内側縦アーチの形態の変化を捉える測定方法の再現性について

    濱島 一樹, 兼岩 淳平, 工藤 慎太郎 理学療法科学 27 (2), 177-180, 2012

    〔目的〕静止立位(立位)と,下腿最大前傾位(前傾位)の内側縦アーチ(MLA)の測定の差から,動作時におけるMLAの形態の変化を求める方法の再現性を検討すること.〔対象〕下肢疾患の既往のない健常成人8名8足(男女各4名)とした.〔方法〕測定項目は,アーチ高率(AR)と踵部角(CA)とした.また,測定肢位は立位と前傾位とし,各項目の信頼性を検討した.〔結果〕ARは両肢位共に高い再現性を示した.一方,…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 足部横アーチ測定方法の再現性に関する検討

    工藤 慎太郎, 濱島 一樹, 兼岩 淳平, 小松 真一 理学療法学Supplement 2010 (0), CcOF1067-CcOF1067, 2011

    【目的】<BR>足部横アーチ(横アーチ)の低下は,中足骨頭部痛や外反母趾の発生機序と関係するため,その形態を捉えることは,臨床上重要である.横アーチの測定方法として,第1~5中足骨頭の距離を足長で除した横アーチ長率(TAL)が知られ,その妥当性が報告されている.しかし,その再現性については検討されていない.また,TALは静止立位で測定する.臨床上,静止立位において,横アーチが保持できているが,歩…

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  • 内側縦アーチの保持機能を捉える測定方法の再現性について

    濱島 一樹, 兼岩 淳平, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2010 (0), CdPF1030-CdPF1030, 2011

    【目的】<BR>臨床で普及している内側縦アーチ(MA)の測定は,フットプリントやアーチ高率(AR)など静的アライメントに基づく方法が多い.従来の方法では,MAを静止立位(立位)で測定するため,動作時にMAが保持できているかは明確にならない.臨床において,立位ではMAが保持できている例でも,動作時には過剰に低下する例も多く経験する.足底腱膜炎やシンスプリントといった足部疾患は,動作時にMAが保持で…

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  • 競技チアリーダーの股関節可動域の特徴

    兼岩 淳平, 岡田 啓太, 工藤 慎太郎 東海北陸理学療法学術大会誌 26 (0), 136-136, 2010

    【目的】競技チアリーディング(以下チア)において,股関節機能の低下が腰部障害に影響を及ぼすことが多いと報告されている.また,チアでは競技特性から,大きい股関節可動域が要求されるように感じる.しかし,臨床上股関節可動域は大きい印象を受けない.そこで,チアリーダーの股関節可動域について検討したため報告する. …

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  • 足部アライメントが下腿の回旋に及ぼす影響

    田口 梨恵, 工藤 慎太郎, 颯田 季央, 松村 輝, 兼岩 淳平, 宮本 浩秀 東海北陸理学療法学術大会誌 26 (0), 114-114, 2010

    【はじめに】下肢関節の障害と下腿の回旋運動の増減は深く関係している。閉運動連鎖では下腿内旋運動に伴い踵骨が回内、下腿外旋運動に伴い踵骨が回外する現象が知られている。しかし、臨床において動作中の下腿の回旋や足部の回内外運動を定量的に測定することは困難なため、静的アライメントからこの現象を予測することも多い。今回、静的立位における、足部アライメントが下腿の回旋に及ぼす影響について検討したので報告する…

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  • 実用的な歩行能力の評価

    中田 裕之, 田口 将也, 後藤 健一, 永田 幸吏, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2009 (0), A3O2064-A3O2064, 2010

    【目的】<BR> 実用的な歩行能力の獲得はQOLやADLに大きな変化をもたらすため重要になる.また,自宅退院後に実用的に歩行を移動手段としている患者においては,その介助量は,本人および家族のQOLに大きな影響を及ぼすことは言うに及ばない.そのため,セラピストは,入院患者の退院後の実用的な歩行能力およびその介助量を推測する必要がある.当院では,Berg Balance …

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  • 要介護高齢者におけるノルディックウォーキングのバランス能力に及ぼす影響

    佐藤 貴徳, 藤田 恵利, 柳 ゆかり, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2009 (0), E3O2228-E3O2228, 2010

    【目的】<BR>ノルディックウォーキング(NW)の効果として,歩幅の延長や,通常の歩行より心拍数や酸素摂取量が増加することが報告されている.しかし,これらの先行研究の対象は健常者もしくは,健常高齢者であり,疾患や障害により介護が必要な高齢者(要介護高齢者)への介入効果を示した研究は少ない.本研究の目的は要介護高齢者におけるNWがバランス能力に及ぼす影響について検討することである.<BR>【方法】…

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  • 動的変化を捉えた足部横アーチの測定方法の検討

    工藤 慎太郎, 松村 輝, 兼岩 淳平, 田口 梨恵, 颯田 季央 東海北陸理学療法学術大会誌 26 (0), 128-128, 2010

    【目的】横アーチ長率(TAL)は第1~5中足骨頭までの距離を足長で除した値である.この測定方法はレントゲン評価との相関が高いことが報告されている.しかし,臨床においては,静的と動的な評価は一致しないことも多い.また三次元動作解析機器により,横アーチの動的変化を測定した報告も散見されるが,臨床での実用性は低い.今回,横アーチの動的変化を捉えた簡便かつ定量的な測定方法を検討したため報告する. …

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  • 超音波画像診断装置を用いた上腕三頭筋内側頭の観察

    森田 竜治, 小野 正博, 奥村 謙介, 小野 志操, 赤羽根 良和, 大角 秀彦(MD), 工藤 慎太郎 東海北陸理学療法学術大会誌 26 (0), 37-37, 2010

    【はじめに】<BR> 肘関節屈曲可動域制限に対して上腕三頭筋(以下、MH)にアプローチすることは多く、正確な触診技術が重要である。MHが上腕の背側、深層に位置していることは周知の事実であり、触診の難しい部位でもある。今回、臨床上扱うことが多い屈曲位でのMHを超音波画像診断装置により観察し、体表解剖学上重要な知見を得たので報告する。<BR> 【対象と方法】<BR> …

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  • 下腿最大前傾位での足部内側縦アーチの測定方法に関する検討

    松村 輝, 工藤 慎太郎, 颯田 季央, 田口 梨恵, 兼岩 淳平, 宮本 浩秀 東海北陸理学療法学術大会誌 26 (0), 10-10, 2010

    【はじめに】<BR> 足部アライメントを捉える上で,足部内側縦アーチ(MA)の測定は重要である.しかし,臨床で普及しているMAの測定方法は,フットプリントや静的アライメントといった静的評価が多く,MAの動的評価は評価者の主観の域を脱していない.そこで,MAの動的な変化を定量的に捉えた測定方法を検討したので報告する.<BR> 【対象と方法】<BR> …

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  • 大腿骨距の3次元構造

    小松 真一, 山田 新悟, 工藤 慎太郎, 木全 健太郎, 太田 慶一, 浅本 憲, 中野 隆 東海北陸理学療法学術大会誌 25 (0), 4-4, 2009

    【目的】<BR>  大腿骨距は,大腿骨頚部内側部の骨皮質から骨内部の海綿質に向かって垂直方向に突出する高密度の板状構造である.既に1870年代に報告されているにも関わらず,解剖学の成書における記載は少なく,その3次元構造は未だ明らかではない.今回,単純X線像とマルチスライスCT(以下,MSCT)像を撮影し,大腿骨距の3次元構造の解明を試みた.<BR> 【対象と方法】<BR> …

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  • 肩関節外転外旋位における肩甲下筋の機能に関する検討

    颯田 季央, 工藤 慎太郎, 橘田 正人, 松村 輝, 田口 梨恵, 浅本 憲, 中野 隆 東海北陸理学療法学術大会誌 25 (0), 15-15, 2009

    【目的】<BR>肩甲下筋の機能については既に報告が見られるが,肩関節外転外旋位の機能に注目したものは少ない.今回,肩甲下筋の外転外旋位における形態および機能について若干の知見を得たので報告する.<BR> 【方法】<BR> 愛知医科大学医学部『解剖セミナー』に供された解剖実習用遺体5体8肢を対象とした.肩甲下筋を剖出し,起始・停止を確認した.さらに,肩関節下垂位と外転外旋位における変化を前面から…

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  • 嚥下障害を呈した慢性期脳血管障害両片麻痺の一症例

    藤田 恵利, 工藤 慎太郎, 岡田 啓太, 佐藤 貴徳, 柳 ゆかり, 安友 裕子, 川村 和之 東海北陸理学療法学術大会誌 25 (0), 109-109, 2009

    【はじめに】 経管栄養となって2年半経過した慢性期の両片麻痺患者に対して嚥下訓練を実施し,一部経口摂取可能となったので報告する. 【症例紹介】 70歳代男性,平成18年に右内頸動脈閉塞症,左内頸動脈狭窄症を発症し,両片麻痺を呈した.それ以降経管栄養となり,平成19年に胃瘻を造設した.初診時はティルト式車椅子にて30°傾斜し,車椅子座位の保持が可能であった.平成21年4月には,傾斜なしで車椅子座…

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  • 学生の自己学習と学内成績の関係

    川村 和之, 工藤 慎太郎 理学療法学Supplement 2008 (0), G3P3561-G3P3561, 2009

    【目的】<BR>近年,問題解決能力の向上の取り組みとして,問題基盤型学習(PBL)が注目され,理学療法教育への応用に関する報告も散見される.我々もPBLの要素を取り入れた講義を行っているが,PBLの成立には,学習者の自己学習が必須になる.そこで,学生の自己学習の現状を分析し,自己学習の指導について考察したので報告する.<BR>【方法】<BR>対象は本学理学療法学科第2学年65名(平均年齢23±4…

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  • Fabellaに関する臨床解剖学的・組織学的検討

    小松 真一, 工藤 慎太郎, 村瀬 政信, 坂崎 友香, 林 省吾, 太田 慶一, 浅本 憲, 中野 隆 理学療法学Supplement 2008 (0), A3P3017-A3P3017, 2009

    【【目的】Fabellaとは,大腿骨外側顆の後面において腓腹筋外側頭腱の内部に位置する1cm前後の種子骨であり,15%~35%前後の発現頻度で認められる.Fabellaは大腿骨外側顆との間にfabello-femoral関節を構成するとされ,Weinerらは,fabella部の鋭い疼痛,限局性圧痛,膝伸展時痛を有する症例を同関節の変性であると考え,fabella症候群として報告している. …

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  • 足底腱膜炎の病態に関する臨床解剖学的研究

    工藤 慎太郎, 颯田 季央, 小松 真一, 坂崎 友香, 太田 慶一, 浅本 憲, 中野 隆 理学療法学Supplement 2008 (0), C3P2372-C3P2372, 2009

    【はじめに】<BR>足底腱膜炎の治療法として,安静保持,足底腱膜(PA)のストレッチ,足底挿板の使用などが挙げられている.しかし,これらの治療で症状の消失に至らない症例も数多く経験する.今回,PAの踵骨付着部(腱膜付着部)の形態を観察し,その機能および足底腱膜炎の病態について考察したので報告する.<BR>【方法】<BR>愛知医科大学医学部において『解剖セミナー』に供された実習用遺体14体25足を…

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  • 右足関節捻挫後のCRPSにより足根管症候群を呈した症例の運動療法効果について~駆血帯を用いた検討~

    羽賀 諒次, 坪口 純和, 工藤 慎太郎 東海北陸理学療法学術大会誌 25 (0), 128-128, 2009

    【はじめに】 足関節捻挫後にCRPS症状を呈し、その後に併発した足根管症候群についての運動療法を実施した。その効果を、駆血帯を用いて定量的に評価したので測定した。 【症例紹介】 対象は右足関節捻挫、CRPSと診断された60歳代の女性である。主訴は脛骨神経に沿った放散痛、足底のしびれで、下腿遠位部の圧迫により再現できた。また、下腿遠位1/2の軟部組織に圧痛と伸張性の低下を認めた。 【方法】 …

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  • 理学療法領域における解剖学教育の質的水準の向上を目指して

    工藤 慎太郎, 柘植 英明, 村瀬 政信, 金丸 みき, 橘田 正人, 壱岐 英正, 小松 真一, 鳥居 亮, 児玉 亮, 時田 幸之輔, 小澤 由紀, 太田 慶一, 浅本 憲, 中野 隆 理学療法学Supplement 2007 (0), G0396-G0396, 2008

    【目的】<BR>理学療法教育における解剖実習は,医学部において医学生が既に剖出した遺体の短時間の観察に留まることが多い.そのため身体構造の三次元的な位置関係の理解及びその知識を臨床応用するには不十分である.愛知医科大学医学部解剖学講座では,6年前から複数の養成校教員および臨床実習指導者を対象とした解剖セミナーを開催し,『解剖画像教材』の開発・共有化に取り組んでいる.同セミナーの取り組みを紹介し,…

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  • 実用的な日常生活自立度の評価~バランス能力を視点として~

    中田 裕之, 田口 将也, 後藤 健一, 内藤 靖生, 永田 幸史, 工藤 慎太郎 東海北陸理学療法学術大会誌 24 (0), P025-P025, 2008

    【目的】<BR>  当回復期リハビリテーション病院は,退院後の実用的な移動手段の獲得や,実用的なADL能力の向上を目標としている.我々は,Berg Balance Scale(以下BBS)とFIMなどからこれらの評価を行っている.しかし,これらの評価には主観的な判断が多く,検査測定に時間がかかることが臨床上問題となっている.<BR> …

    DOI 医中誌

  • 短腓骨筋と小指外転筋の停止部の形態と機能に関する肉眼解剖学的検討

    工藤 慎太郎, 颯田 季央, 浅本 憲, 中野 隆 東海北陸理学療法学術大会誌 24 (0), P064-P064, 2008

    【はじめに】 理学療法の臨床上,足関節の不安定性や高齢者における側方へのバランス反応の改善において,長腓骨筋の機能は重要になる.川野は,長腓骨筋の機能を発揮するためには,短腓骨筋(以下PB)の収縮により第5中足骨を近位に引き付けることが重要であると述べている.一方,大工谷は,小指外転筋(以下ADM)の短縮によって長腓骨筋が足根骨に押しつけられ,長腓骨筋の緊張が増強すると述べている.このようにPB…

    DOI 医中誌

  • 前腕回内・外可動域測定方法の検討(第2報)

    工藤 慎太郎, 川村 和之, 笠原 秀則, 山北 和幸, 小崎 琢也, 木原 雅子 東海北陸理学療法学術大会誌 23 (0), P006-P006, 2007

    【目的】 前腕回内・外運動は近位・遠位橈尺関節で生じる運動である.臨床上,前腕回内・外可動域制限が,上肢の運動機能障害を惹起することは稀ではない.そのため,前腕回内・外可動域制限を厳密に測定することは重要になる.そこで我々は,第22回本学会において,移動軸を「手指を伸展した手掌面」とした従来の測定方法(従来法)に比べ,移動軸を「前腕遠位背側面で尺骨頭の近位部」とした測定方法(別法)は,純粋な近…

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  • 足根管症候群の運動療法に対する基礎的研究

    工藤 慎太郎, 浅本 憲, 中野 隆 理学療法学Supplement 2006 (0), A0685-A0685, 2007

    【目的】<BR>足根管症候群は脛骨神経(以下TN)の絞扼性神経障害である.その治療法については足根管内への局所注射や観血療法が奏効するとされ,また,基礎研究としてTNの分岐形態に関する報告は散見される.しかし,運動療法との関係からTNと周辺組織の位置関係について考察した解剖学的研究は,我々が渉猟した得た範囲では存在しない.そこで今回,足根管症候群に対する運動療法に役立てる目的で足根管部の局所解剖…

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  • 外側大腿皮神経の絞扼性神経障害に関する局所解剖学的検討

    工藤 慎太郎, 木原 雅子, 山北 和幸, 牧野 淳, 小崎 琢也, 中野 隆 理学療法学Supplement 2005 (0), A0601-A0601, 2006

    【はじめに】<BR>下肢の絞扼性末梢神経障害の一つである絞扼性外側大腿皮神経障害は、meralgia parestheticaとして広く認知されている。その発生頻度は高くないと言われているが、腰部椎間板ヘルニアなどの腰部疾患において外側大腿皮神経支配域である大腿外側から前面の痺れおよび放散痛を訴える症例に遭遇することは、臨床上まれでない。このような症例においては、髄核の膨隆・脱出による神経根の圧…

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