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検索結果 972,532 件

  • Concomitant Mitral Regurgitation in Severe Aortic Stenosis ― Insights From the CURRENT AS Registry-2 ―

    Obayashi Yuki, Takeji Yasuaki, Taniguchi Tomohiko, Morimoto Takeshi, Shirai Shinichi, Kitai Takeshi, Tabata Hiroyuki, Ohno Nobuhisa, Murai Ryosuke, Osakada Kohei, Murata Koichiro, Nakai Masanao, Tsuneyoshi Hiroshi, Tada Tomohisa, Amano Masashi, Watanabe Shin, Shiomi Hiroki, Watanabe Hirotoshi, Yoshikawa Yusuke, Nishikawa Ryusuke, Yamamoto Ko, Toyofuku Mamoru, Tatsushima Shojiro, Kanamori Norio, Miyake Makoto, Nakayama Hiroyuki, Nagao Kazuya, Izuhara Masayasu, Nakatsuma Kenji, Inoko Moriaki, Fujita Takanari, Kimura Masahiro, Ishii Mitsuru, Usami Shunsuke, Nakazeki Fumiko, Togi Kiyonori, Inuzuka Yasutaka, Ando Kenji, Komiya Tatsuhiko, Ono Koh, Minatoya Kenji, Kimura Takeshi, on behalf of the CURRENT AS Registry-2 Investigators Circulation Journal advpub (0), 2024-05-09

    <p><b><i>Background:</i></b> Data on concomitant mitral regurgitation (MR) in patients with severe aortic stenosis (AS) are scarce.</p><p><b><i>Methods and Results:</i></b> We investigated the risk …

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  • 気候変動の予測研究と適応の意思決定をつなぐ

    高薮 出, 花崎 直太, 塩竈 秀夫, 安部 大介, 生駒 栄司, 石川 洋一, 江守 正多, 大塲 あい, 小埜 恒夫, 嶋田 知英, 田浦 健朗, 高橋 潔, 仲江川 敏之, 中北 英一, 西森 基貴, 初鹿 宏壮, 福渡 潔, 真砂 佳史, 三上 直之, 横木 裕宗, 吉川 実, 渡部 雅浩 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    <p> 昨今、気候予測や影響評価に関する様々な情報が創出・発信されている。しかし依然として個々の意思決定者のもとにまでそれらの情報は行きわたっておらず、気候変動適応に関する意思決定がなされるまで効果的に利活用されているとは言い難い。この課題に対し、様々な分野の専門家が集まり、①気候予測と影響評価の専門家と適応策の意思決定者の関係はどうあってそれぞれ何をすべきか、②気候予測と影響評価の専門家と適応…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • Profile of Nagasaki Islands Study (NaIS): A Population-based Prospective Cohort Study on Multi-disease

    Miyata Jun, Yamanashi Hirotomo, Kawashiri Shin-Ya, Soutome Sakiko, Arima Kazuhiko, Tamai Mami, Nonaka Fumiaki, Honda Yukiko, Kitamura Masayasu, Yoshida Koji, Shimizu Yuji, Hayashida Naomi, Kawakami Shigeru, Takamura Noboru, Sawase Takashi, Yoshimura Atsutoshi, Nagata Yasuhiro, Ohnishi Mayumi, Aoyagi Kiyoshi, Kawakami Atsushi, Saito Toshiyuki, Maeda Takahiro Journal of Epidemiology 34 (5), 254-263, 2024-05-05

    ...We conducted our own health checkups along with the annual standardized checkups organized by the municipality; recruited study participants; and started to follow them for vital status (death), migration...

    DOI Web Site PubMed 参考文献33件

  • ライフサイエンスに貢献する3D細胞製品

    前川 敏彦 日本薬理学雑誌 159 (3), 144-149, 2024-05-01

    <p>当社(株式会社サイフューズ)は,2010年の創業以来,「革新的な三次元細胞積層技術の実用化を通じて医療の飛躍的な進歩に貢献する」という企業理念のもと,細胞のみで構成された立体的な組織・臓器を難病に苦しむ患者や先端医療の現場へ届け,未来社会の次世代「医療」に貢献することを目指すベンチャー企業である.現在,当社では,再生医療分野において,患者の細胞だけを原材料として作製した神経再生,骨軟骨再生…

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  • エンジン内蔵発電機の開発動向

    井上 知也 電気学会誌 144 (5), 270-273, 2024-05-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization:ICAO)が掲げる「2050年に航空機から排出されるCO<sub>2</sub>を実質ゼロにする」長期目標(Long Term global Aspirational Goal:LTAG)を実現するため,さまざまな革新的技術の研究開発が航空機産業界で進められている。...

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  • 有機太陽電池の将来展望

    平本 昌宏 応用物理 93 (5), 265-271, 2024-05-01

    <p>有機太陽電池の効率は20%に達した.今後,シリコンに匹敵する25%を実現するには,全ての再結合,特にジェミネート再結合,2分子再結合,トラップ誘起再結合の抑制が必要不可欠である.長期的には,無機半導体と同様の,励起子フリーの高効率光電流発生が実現する可能性がある.</p>

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  • PETプローブ開発を指向した分子設計と合成戦略

    丹羽 節, 細谷 孝充 有機合成化学協会誌 82 (5), 433-449, 2024-05-01

    <p>The positron emission tomography (PET) is one of the imaging technologies that allows for visualization of the behavior of a bioactive compound labeled with a positron emission nuclide, generally …

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  • Cataract Surgery and Chronic Kidney Disease: A Hospital-based Prospective Cohort Study

    Wakasugi Minako, Yokoseki Akio, Wada Masakazu, Yoshino Takaiko, Momotsu Takeshi, Sato Kenji, Kawashima Hiroyuki, Nakamura Kazutoshi, Fukuchi Takeo, Onodera Osamu, Narita Ichiei Internal Medicine 63 (9), 1207-1216, 2024-05-01

    <p><b>Objective </b>Cataract and chronic kidney disease (CKD) occur with increasing frequency with age and share common risk factors including smoking, diabetes, and hypertension. We evaluated the …

    DOI Web Site PubMed 参考文献33件

  • 原著論文 知識の組織化と哲学:「統合的レベル」概念に焦点を当てて

    横山 幹子 情報の科学と技術 74 (5), 161-168, 2024-05-01

    <p>本稿は,知識の組織化と哲学の関係について先に報告した論文で取り上げた「統合的レベル」概念についての更なる検討を行う。この概念は,知識の組織化システムとしての「統合的レベル分類(Integrative Levels Classification: ILC)」を中心となって構築してきたClaudio …

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  • 芳香環メタモルフォシス

    依光 英樹 有機合成化学協会誌 82 (5), 420-432, 2024-05-01

    ...Aromatic metamorphosis challenges conventional notions in organic chemistry and introduces a revolutionary approach to organic synthesis....

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  • 低酸素応答を標的とした新規薬剤の開発史

    吉川 清次, 萩本 裕樹, 中村 英二郎 日本薬理学雑誌 159 (3), 160-164, 2024-05-01

    <p>2019年のノーベル医学生理学賞はWilliam G. Kaelin Jr博士,Peter J. Ratcliffe博士,Gregg L. Semenza博士の3氏に贈られた.受賞理由として新規の生理機構解明がHIF-PH阻害薬とHIF-2阻害薬という革新的な治療薬開発に繋がったことが挙げられる.上記の博士は,それぞれ腫瘍内科医,腎臓内科医,小児科医という異なるバックグラウンドを有し独自の…

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  • ユビキタスフォノンエンジニアリング

    野村 政宏 応用物理 93 (5), 272-278, 2024-05-01

    <p>あらゆる活動に伴うエネルギー消費は熱を生み出す.放置すると環境に消えていくが,ロジック半導体,パワー半導体,光デバイス,生体など,正常な機能と性能を維持するには適切な熱マネジメントが重要となる.正確な熱輸送の理解には,熱キャリヤであるフォノンの振る舞いを深く理解する必要がある.光子や電子と比べるとフォノンは追跡と制御が難しいが,特異な物理の探索と制御技術開発が着々と進められている.本稿では…

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  • 有機半導体の電子移動度(n型特性)はなぜ正孔移動度(p型特性)に比べて低いのか?

    吉田 弘幸, 石井 宏幸 応用物理 93 (5), 284-288, 2024-05-01

    <p>有機半導体では,電子移動度(n型特性)が正孔移動度(p型特性)に比べて1桁も低い.これは大気による電子トラップのような外因的な要因なのか,本質的に電子移動度が低いのか,明らかでなかった.筆者らは角度分解低エネルギー逆光電子分光法を開発し,初の有機半導体(ペンタセン)の伝導帯のエネルギーバンド構造(エネルギーと波数の関係)の実測に成功した.バンド幅の解析から,ポーラロンという準粒子が生成して…

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  • 天然物創薬を加速化する構造最適化プロセスの開発

    市川 聡, 勝山 彬, 山本 一貴 有機合成化学協会誌 82 (5), 493-504, 2024-05-01

    <p>Natural products are attractive drug lead compounds. But rarely can natural products be used as-is as drugs, often requiring chemical modifications. Chemical modifications of structurally complex …

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  • The Terminase Complex of Each Human Herpesvirus

    Iwaisako Yuki, Fujimuro Masahiro Biological & Pharmaceutical Bulletin 47 (5), 912-916, 2024-05-01

    ...In particular, the capsid formation mechanism has been proposed to be highly similar among herpesviruses, because the viral capsid-organizing proteins are highly conserved at the structural and functional...

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  • 酸素センシングにおけるTRPA1チャネルの普遍的役割

    中尾 章人, 劉 可, 高橋 重成, 森 泰生 日本薬理学雑誌 159 (3), 165-168, 2024-05-01

    <p>ヒトを含む好気性生物が生命を持続させるATPを得るためには,酸素が必要不可欠である.しかし,その一方で,活性酸素種などを産生し,酸素は生体に様々な障害を引き起こす.このような酸素の両義的生物活性に対応すべく,体内の酸素分圧を鋭敏に感知して組織へ適切に酸素供給を制御する仕組みを好気性生物は備えている.低酸素に対する生理的な応答には,急性と緩徐な相があり,急性の低酸素応答における酸素センシング…

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  • メチルシクロヘキサン合成のためのトルエン直接電解水素化における電解槽技術

    長澤 兼作, 光島 重徳 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (3), 97-104, 2024-05-01

    <p>本総説では,固体高分子電解質(SPE)膜を利用し,トルエンと水からメチルシクロヘキサンを直接合成する一段階電気化学プロセスであるトルエン直接電解水素化用電解槽の開発概要を紹介する。トルエン直接水素化電解槽の性能を向上させるためには,セル電圧の低減と電流効率の改善が重要である。これらの特性を向上させるため,電解槽の流路構造,拡散層への化学触媒担持,アノードメッシュサイズ,集電体構造,カソード…

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  • メカノケミカル有機合成の新展開と可能性

    伊藤 肇 MEDCHEM NEWS 34 (2), 97-102, 2024-05-01

    メカノケミカル有機合成は、従来の有機合成とは異なり、反応容器としてボールミルなどの粉砕機を用いる。この方法は、反応溶媒の大幅な削減、反応速度の向上、容易な操作、難溶性化合物の反応が可能になるなどの利点がある。筆者らは過去 5年間で、パラジウム触媒によるクロスカップリング反応のほか、難溶性化学物の反応開発、Grignard試薬などの有機金属化合物の合成、高速なBirch還元、圧電材料を用いたメカノ…

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  • 実験及びシミュレーションのための統合データベースの開発

    山田 一作, 木村 直貴, 野村 尚生, 乙黒 聡子, 宮地 弘幸, 重田 育照, 前仲 勝実 薬学雑誌 144 (5), 539-543, 2024-05-01

    ...<p>Researchers collect data and use various methods to organize it. Ensuring the reliability and reproducibility of data is crucial, and collaboration across different research fields is on the rise....

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  • 天然物ハイブリッド化による『分子のり』の創出

    大好 孝幸, 木越 英夫 有機合成化学協会誌 82 (5), 483-492, 2024-05-01

    <p>Natural product chemistry has entered a mature phase, where the total synthesis of a variety of natural products has been achieved and can then promote structure-activity relationship studies and …

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  • 重症患者における人工呼吸器抜管後の経口摂取開始日と退院時普通食経口摂取との関連

    渡辺 伸一, 金谷 貴洋, 岩崎 拓海, 渡辺 静香, 小久保 晃, 森田 恭成 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 218-224, 2024-04-30

    <p>【目的】人工呼吸患者における退院時の普通食経口摂取自立と抜管後の経口摂取開始までの日数との関連について調査した.</p><p>【方法】対象は48時間以上人工呼吸管理となった患者で退院時の普通食経口摂取自立[functional oral intake scale(FOIS)≧6]と非自立(FOIS<6)の2つのグループに分類し,比較検討した.解析は,普通食経口摂取自立を目的変数とした多変量…

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  • Characteristic analysis of elderly people using text mining

    Musashi Eriko, Kato Shingo, Hosoda Takaaki, Ikeda Daisuke International Journal of ICT Application Research 1 (2), 26-33, 2024-04-30

    ...In previous studies, a number of researchers have addressed the process of information coming in through the eyes, ears, and other sensory organs intertwined with the memory process, but there have been...

    DOI

  • Zinc and Chronic Kidney Disease: A Review

    CHEN Wanqiu, LU Hongtao, YING Yajing, LI Hongxia, SHEN Hui, CAI Jianming Journal of Nutritional Science and Vitaminology 70 (2), 98-105, 2024-04-30

    ...The World Health Organization’s data shows that CKD affects about 10% of the world’s population, particularly in low- and middle-income countries....

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  • 当院における慢性閉塞性肺疾患患者の筋肉量低下関連因子の検討

    野田 直孝, 出水 みいる, 若松 謙太郎, 川崎 雅之 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 225-231, 2024-04-30

    <p>【背景】慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における経時的な筋肉量低下は身体活動性低下や生命予後悪化に繋がる可能性がある.</p><p>【目的】COPD患者の筋肉量関連因子を解析し,筋肉量の経時的な変化を評価する.</p><p>【方法】当院に通院したCOPD患者の総筋肉量を登録時,6ヶ月後,12ヶ月後に体成分分析装置を用いて測定し,血液検査(アルブミン,中性脂肪,総コレステロール,クレアチンキ…

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  • おかやまマラソンにおける医療救護体制と救命活動

    角南 和治, 津島 義正, 石井 史子, 木下 公久, 羽井佐 実, 氏平 徹, 髙田 良江, 堀 純也, 西岡 良子, 氏家 良人 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 86-92, 2024-04-30

    <p>おかやまマラソンは2015年より約15,000人のランナーが参加し開催されている。救護所13カ所,ドクターランナー約50名に加え,突然の心停止に特化して対応するAED班を設置した。AED班は待機班(沿道に0.5〜1km間隔),自転車班,フィニッシュエリア班に分け,NPO救命おかやま(日頃から心肺蘇生講習会に携わる医療従事者,救急救命士などで構成)に医療系学生などが救護サポーターで加わり,約…

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  • 沖縄県におけるスポーツツーリズム推進の現状と課題

    稲葉, 慎太郎 天理大学学報 75 (3), 17-28, 2024-04-29

    本研究の目的は,沖縄県におけるスポーツツーリズム推進の取り組みについて,現状と課題を検証することである。沖縄が本土復帰を果たした後,日本政府は沖縄の社会的・経済的な復興に向けた振興計画を策定した。その中で,沖縄の温暖な気候や豊かな自然環境という特性を活かし,観光に特化した振興計画も策定されるに至った。2000年代以降,国の観光推進に向けた政策的基盤が整うことによって,沖縄県では県独自の観光推進計…

    機関リポジトリ

  • 当院の肝臓専門医と臨床検査技師による未診断C型肝炎患者拾い上げの新たな取り組み

    伊藤 葉子, 藤野 達也, 荒武 良総, 松下 義照, 荒川 仁香, 國府島 庸之, 福泉 公仁隆, 中牟田 誠 医学検査 73 (2), 308-315, 2024-04-25

    <p>直接作用型抗ウイルス治療が登場し,C型肝炎患者の多くでウイルス学的著効が可能となった現在,感染スクリーニングの一環としてHCV抗体検査を受けた患者から未診断のC型肝炎患者を拾い上げ,適切な治療に導くことは肝炎撲滅に向けて非常に重要である。当院では2018年2月からHCV抗体陽性者を対象とした電子カルテアラートシステムを導入したが,このシステムだけではC型肝炎患者の拾い上げが不十分であること…

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  • 病理検査室におけるCAP(College of American Pathologists)認定取得への取り組み

    成清 羊佳, 小林 隆樹, 相羽 拓矢, 国仲 伸男, 苅部 正宏, 秋元 成美, 山川 博史, 石井 源一郎 医学検査 73 (2), 337-345, 2024-04-25

    <p>近年,わが国では臨床検査の精度保証がクローズアップされ,急速に第三者認定の取得が重要視されるようになり,ISO 15189認定を取得する施設も増えてきている。一方,米国においては,CLIA’88(臨床検査改善勧告法1988)の施行によって,人の検査材料を扱うすべての臨床検査室は政府機関によって承認された臨床検査室認定機関による認定を受けなければならない。その中で,最も大規模で歴史のある精度…

    DOI

  • Evaluation of outcome following coronectomy for mandibular third molars

    KUBO Hirohito, KUBOTA Ryosuke, IOKU Yusuke, UEDA Mamoru, NISHIGUCHI Yusuke, IKEBE Shoji, ARAI Haruka, YAMAGUCHI Takako, TAKENOBU Toshihiko, SHIRAO Kotaro, KANO Manabu, YOSHIMOTO Hitoshi, MIYA Yukiko Journal of Osaka Dental University 58 (1), 7-12, 2024-04-25

    <p>Surgical extraction of mandibular third molars (MTM) is one of the most common procedures in oral and maxillofacial surgery. One of the most widely-known complications of removing MTM is the …

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  • <i>Magnolia</i>属の葉に含有される揮発性化合物組成の季節変動

    渥美 幸大, 笹木 哲也 木材学会誌 70 (2), 29-36, 2024-04-25

    <p>石川県内に自生する<i>Magnolia</i>属4種の葉を,着葉する5月から落葉する10月にかけて採取し,これらに含有される揮発性化合物についてガスクロマトグラフィ質量分析計(GC-MS)により分析することで,組成の季節変動を調査した。その結果,4樹種で生理活性物質であるcaryophylleneとその類縁体の存在が確認された。タムシバ(<i>M. …

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  • 当院における脳波検査の緊急報告について

    津藤 有子, 若杉 志穂, 杉山 嘉史, 海老名 俊明, 廣瀬 春香 医学検査 73 (2), 205-214, 2024-04-25

    <p>臨床検査室は,患者の予後に影響を与える可能性が高い異常値・異常所見を早期に検査依頼医師に連絡することが求められている。しかしながら脳波検査における緊急報告は,各施設に委ねられているのが現状であり,検査室からの調査報告は少ない。我々はISO 15189(国際標準化機構 臨床検査室―品質と能力に関する特定要求事項)の認定取得を機に神経学的予後への影響を考慮した緊急報告値(波形)を定めた。201…

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  • Diagnostic Ability of Ultrasonography Compared with Computed Tomography for Assessing Rectal Feces

    Misawa Noboru, Matsumoto Masaru, Tsuda Momoko, Tamura Shigeki, Yoshihara Tsutomu, Ashikari Keiichi, Kessoku Takaomi, Ohkubo Hidenori, Higurashi Takuma, Sanada Hiromi, Kato Mototsugu, Nakajima Atsushi Journal of the Anus, Rectum and Colon 8 (2), 126-131, 2024-04-25

    <p><b>Objectives: </b>Chronic constipation is a common gastrointestinal disorder, and management is crucial. Computed tomography (CT) is useful for evaluating rectal fecal mass but limited owing to …

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  • 化学反応に最適な酵素を予測するための機械学習を用いたEC番号予測モデルの開発

    武藤 克弥, 岩﨑 源司, 浅野 泰久, 奥原 浩之 生物工学会誌 102 (4), 169-175, 2024-04-25

    <p>4桁からなるEC番号には酵素名と,その酵素が触媒する化学反応も記載されている.本研究では,有機合成に用いる化学反応に対して最適な酵素候補をEC番号として予測するモデルの作成を行った.そして,Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes(KEGG)およびBRENDAなど文献に記載されている酵素反応データを用い,正解EC番号の予測に関するモデルの評価を行った.…

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  • 臓器移植における糖鎖抗原に対するB細胞応答

    大段 秀樹 生化学 96 (2), 215-221, 2024-04-25

    臓器移植は,臓器不全に対する唯一の根治療法であるが,ドナー不足が常態化している.その緩和手段としてABO血液型不適合移植が行われている.また,ドナー不足の根本的解決の手段として,動物の臓器を用いた異種移植の実用化に向けて,研究が進められてきた.これらの手段に共通した障壁となるのが,糖鎖抗原に対する抗体関連拒絶反応である.我々は,血液型糖鎖が難治性拒絶反応の標的となるメカニズムや,異種糖鎖抗原に対…

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  • 持続可能な有機農業経営の探求

    辻村 英之, 井村 辰二郎 農業経営研究 62 (1), 31-41, 2024-04-25

    ...<p>This paper undertakes an analysis of Japan’s largest organic grain farmer, the Kanazawa Daichi Group, which has highly social and environmental management principles akin to Japan’s organic farming...

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  • コンパクトシティの効果に関する国内研究レビュー

    鄒 孟龍, 大畑 友紀, 氏原 岳人 都市計画論文集 59 (1), 52-61, 2024-04-25

    <p>これからの持続可能な都市を実現するためのひとつの具体的な形として,コンパクトシティが挙げられるようになって久しい.これまで,コンパクトシティの効果に関する研究は多数蓄積されており,環境面,経済面,社会面といった様々な視点からの効果検証がなされている.本研究では,コンパクトシティの効果に関する日本国内の既存研究を網羅的に整理するとともに,研究内容の変遷及び政策の効果等を分野ごとに整理した.ま…

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  • トランスサイレチン型心アミロイドーシスにおける神経エコー検査の有用性の検討

    日野出 勇次, 梅橋 功征, 中釜 美乃里, 岡村 優樹, 原田 美里, 大迫 亮子, 久保 祐子, 西方 菜穂子 医学検査 73 (2), 215-222, 2024-04-25

    <p>目的:トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)は心症状に先行して手根管症候群を発症するとされている。今回,我々はATTR-CMにおける神経エコー検査の有用性について検討した。対象と方法:当院にてATTR-CMが疑われた18例を対象に,確定診断された11例をATTR-CM群,除外された7例を非ATTR-CM群とし,神経エコー検査による正中神経の手首位(Wrist)と前腕位(F…

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  • 過去の内部精度管理測定値から算出したCVを用いた精度管理幅設定の試み

    村越 大輝, 久住 裕俊, 平松 直樹, 薗田 明広 医学検査 73 (2), 223-229, 2024-04-25

    <p>2017年6月14日に公布された医療法等の一部を改正する法律に伴い,臨床検査技師等に関する法律が改正され検体検査業務を行う医療機関や登録衛生検査所等における精度管理基準が明確化された。生化学検査を実施している施設の9割以上が内部精度管理(internal quality control; IQC)を実施しており,既知濃度の管理試料を測定し,自施設で設定した精度管理幅(以下,管理幅)で精度を…

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  • Single-incision Laparoscopic Colonic Surgery: A Systemic Review, Meta-analysis, and Future Prospect

    Suzuki Yozo, Tei Mitsuyoshi, Wakasugi Masaki, Ohtsuka Masahisa, Hagihara Kiyotaka, Ikenaga Masakazu, Yanagimoto Yoshitomo, Yamashita Masafumi, Shimizu Junzo, Akamatsu Hiroki, Tomita Naohiro, Imamura Hiroshi Journal of the Anus, Rectum and Colon 8 (2), 48-60, 2024-04-25

    <p>Although single-incision laparoscopic surgery (SILS) has gained some attention as a feasible alternative to conventional multiport laparoscopic surgery (MPLS) in colonic surgery, it became less …

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  • 東日本大震災の被災地における災害危険区域内での復興過程の実態に関する研究

    杉山 和之, 高見沢 実, 野原 卓, 尹 莊植 都市計画論文集 59 (1), 8-16, 2024-04-25

    <p>本研究は東日本大震災の被災地における災害危険区域内の復興過程の実態を明らかにするものである。災害危険区域に指定されつつも重要な地域として復興を進めている南三陸町、大船渡市を対象に、主にヒアリング調査と文献調査から区域内の復興にあたり発生した問題と各自治体がとった対応を変遷として整理し、分析した。結果として、被災直後においては移転要望、現地再建の要望等が問題として発生しており、危険区域の指定…

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  • 2030年を見据えたEUの有機農業支援

    市田 知子 農業経営研究 62 (1), 17-23, 2024-04-25

    ...The number of organic farms totaled 35,413, representing 13.4% of the total. Sales of organic food in Germany stood at EUR 14.99 billion in 2020, marking a 22% increase from the previous year....

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  • パンデミック環境に対応した活動の構築に関する研究

    谷口 邦彦 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 158-167, 2024-04-20

    2020年1月、新年会も終わり新たな年の始動を始めた矢先、横浜港に入港したダイヤモンド・ プリンセス号でコロナが発生したとの報道がなされた。3月からは著名人の逝去の報が相次ぎ、学校やNPOなどの活動も制約を余儀なくされた。 その中にあっても感染を回避しつつ新たな活動が工夫され、組織に定着して行った。本研究では、これらの基盤構築について事例研究を通じて分析しまとめたい。

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  • 近赤外有機光検出器への応用を指向した分子内励起子相互作用を示すビススクアレン色素の開発

    澤田 隆平, 濱 玲史, 木下 早紀, 前田 壮志, 鈴木 直弥, 八木 繁幸 色材協会誌 97 (4), 94-102, 2024-04-20

    <p>われわれは有機光検出器に用いる電子ドナー材料への応用を指向して,ベンゾ[1,2-<i>b</i>:5,4-<i>b</i>’]ジピロールを中心にもち,インドレニンからなるセミスクアレンもしくはそのジシアノビニレン類似体を分子両端にもつ二つのビススクアレン色素を合成した。これらの色素は分子内励起子相互作用に起因した分裂した電子吸収バンドを示した。中でも,ジシアノビニレン基を有するビススクアレ…

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  • 小腸-結腸型腸重積症を呈した小腸原発リンパ管腫の1例

    有留 法史, 川久保 尚徳, 松浦 俊治, 玉城 昭彦, 孝橋 賢一, 小田 義直, 田尻 達郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 181-185, 2024-04-20

    <p>症例は11歳女児,腸炎の先行感染を認め,激しい腹痛を主訴に受診となった.腹部超音波検査で下腹部正中にtarget sign,造影CTを撮像すると小腸-結腸型の腸重積を認め,腸重積症の診断となった.腹腔鏡下で手術を行ったが,整復が困難であったため開腹移行し,回腸内に隆起性の腫瘤性病変を認めたため小腸切除を行った.術後経過は良好であり,術後9日目に退院となった.最終病理結果では小腸リンパ管腫の…

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  • P3HTと非フラーレン型アクセプターを用いた有機太陽電池開発と営農型太陽光発電への展開

    家 裕隆 色材協会誌 97 (4), 113-118, 2024-04-20

    <p>有機太陽電池(OSC)は軽量,フレキシブル,プリンタブル,そして,吸収波長を調節できることから,次世代太陽電池として期待されている。本稿では,安価かつ典型的ドナーのポリ(3-ヘキシルチオフェン)と非フラーレン型アクセプターで構成されるOSCについて概説する。さらに,農業における農作物生育と発電の両立を目的として,『青色と赤色光を農業,光合成への寄与が少ない緑色光を発電』に用いる緑色光波長選…

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  • 札幌・北海道におけるスタートアップ・エコシステム創出の現状と課題

    福島 健太 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 1-18, 2024-04-20

    本研究の目的は学術的にも実務的にも注目が集まりつつある地方のスタートアップ・エコシステムについて、その創出過程における課題を抽出し、政策提言を行うことである。具体的には、内閣府の「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」で推進拠点都市に選出されている北海道及び札幌市を調査対象とし、起業家、投資家、支援組織担当者に対してインタビュー調査を行うことで、現場におけるスタートアップ支援の課…

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  • Characteristics of terrestrial shale oil enrichment: A review

    Xie Tingyi, Ma Wenguang, Chen Xiaoxiao Advances in Resources Research 4 (2), 157-170, 2024-04-18

    ...Firstly, it explores the mechanisms of organic matter enrichment, pore structure, reservoir characteristics, and the influence of water and gas on shale oil enrichment....

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  • 文字の読みにくさを訴えたパーキンソン病患者に対する作業療法介入

    細川 大瑛, 平山 和美, 大泉 英樹, 馬場 徹, 武田 篤 作業療法 43 (2), 230-238, 2024-04-15

    <p>書類の文字が読みにくいと訴えたパーキンソン病患者を担当した.読みにくさが起こる状況の聴取と検証により,コントラスト感度低下がその原因と考えられた.文字の色調や文字の幅・大きさを変えたことにより,読みにくさが改善した.コントラストを強調させる操作,すなわち背景地と視覚対象の境界検出を容易にしたことが,問題解決に有効であったと考えられた.一連の評価と介入により,読みにくさの原因と解決策が同時に…

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  • 口腔内に生じる原因不明痛の鑑別法

    岡田 明子 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 129-135, 2024-04-15

    <p> <b>【要旨】</b> 歯や歯周組織に原因がなく,器質的問題が認められないにもかかわらず口腔内に痛みが生じる症状を非歯原性歯痛といい,診断や治療に難渋し,誤診や過治療を招くことが知られている.非歯原性歯痛には,1.筋・筋膜痛による歯痛,2.上顎洞性歯痛,3.心臓性歯痛,4.神経血管性歯痛,5.神経障害性疼痛による歯痛,6.持続性特発性歯痛,7.精神疾患または心理社会的要因による歯痛などが…

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  • ソフトウェアエンジニアリングにおけるジェンダーに対する日本の取り組み:系統的文献レビュー

    鷲崎 弘宜, 小林 浩, 宮﨑 仁, 布村 佑奈, 槇原 絵里奈, ニウシャ ローズ, 新谷 勝利, 崔 恩瀞, 野田 夏子 情報処理学会論文誌 65 (4), 808-819, 2024-04-15

    多様性や包摂性が社会的に注目される中,プログラミングを含む広義のソフトウェアエンジニアリングの研究,教育,実践において,ジェンダーに関係する困難さや取り組みの機会を議論し共有することは重要である.しかしソフトウェアエンジニアリングにおけるジェンダーに対する日本の取り組みの動向は明らかではなく,将来的に必要な取り組みを展望困難である.そこで本稿では,日本語で書かれた文献を対象とした系統的文献レビュ…

    DOI 情報処理学会

  • 「きき」は業務上負傷に関与するか?

    小川 有希子, 中谷 淳子, 榎原 毅 人間工学 60 (2), 89-96, 2024-04-15

    <p>多様性が求められる時代だが,「きき手」「きき足」といった「きき」に関する研究は体系的に整理されているとはいえない.本リサーチ・イシューでは,業務上負傷に作業者の「きき」が関与するのかを明らかにするために必要と思われるリサーチ・イシューをまとめた.まず,生物学的,社会文化的な面から「きき」の歴史的な研究動向を俯瞰した.そして,基礎的だが取り残されがちな新しい産業人間工学上の課題として,1)労…

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  • ゼオライトの酸性質を利用した有機硫黄化合物の直接分解

    大島 一真, 里川 重夫 ゼオライト 41 (2), 64-70, 2024-04-15

    天然ガスや都市ガス中の硫黄種の効率的な除去プロセスの開発を目的として,ゼオライトを用いたTBM((CH3)3CSH)およびDMS(CH3SCH3)の直接分解反応について検討した。TBM直接分解においては,H-FAUやH-Betaが有効であり,150°Cで安定的なTBM分解活性を示した。また反応メカニズム推定より,かさ高いTBMを分解するためには,大きな3次元細孔を有していることが重要であることが…

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  • Where lies an organization's purposiveness?

    Takahashi Nobuo Annals of Business Administrative Science 23 (2), 21-34, 2024-04-15

    ...Thompson came to the opinion that if organizations are purposive, their core should consist of one or more technologies. Karl E....

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  • デジタルトランスフォーメーションの推進に影響を与える組織文化の要因

    河村 智行, 野口 晴康, 鷲谷 佳宣, 当麻 哲哉 情報処理学会論文誌 65 (4), 875-886, 2024-04-15

    我が国の多くの企業が,デジタルトランスフォーメーション(DX)による成果を十分に得られていないといわれており,DXを効率的に推進できる能力の獲得が急務である.本研究は,DXの推進に影響を与える組織文化の要因を明らかにすることで,企業の効率的なDXの推進に寄与することを目的とする.シャインの組織文化のモデルなどを参照してアンケートを作成し,インターネット調査により日本企業から297件の有効データを…

    DOI 情報処理学会

  • 特集:安全人間工学の新展開

    狩川 大輔 人間工学 60 (2), 66-70, 2024-04-15

    <p>航空・プラント・医療のような現代の複雑システムは,機械などの技術システムのみならず,その運用に携わる多数の人や組織などの社会システムとの密接な関わりのもとで運用されており,社会技術システムと呼ばれる.それゆえ,これらのシステムの一層の安全性向上のために,人間工学が担う役割は大きい.本稿では,近年提唱されたSafety-IIやレジリエンスエンジニアリングが主張する新たな安全の見方から得られる…

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  • 近未来的社会課題解決に向けたリーダーシップ研究の必要性

    庄司 直人 人間工学 60 (2), 83-88, 2024-04-15

    <p>本稿では,科学と実践の相補的実行を特徴の一つとするユニークな学問である人間工学において,社会実装や社会課題解決に向けたプロセスを,人々に大きな変化を受け入れさせ,人々のみならず組織や社会を適応させていくアダプティブ・リーダーシップのプロセスそのものとして捉えるという新たな視点を示した.社会課題解決のプロセスを丁寧に記述するリーダーシップの事例的研究が必要であることを主張した.人間工学は社会…

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  • 災害拠点病院での圧挫症候群患者受け入れと持続的腎代替療法実施の可能性に関する実態調査

    矢田 哲康, 石井 美恵子, 内海 清乃, 小井土 雄一, アルアリアシー らるび, 藤田 烈 日本災害医学会雑誌 29 (1), 61-69, 2024-04-13

    <p>【目的と方法】全国の災害拠点病院755施設に対し圧挫症候群(CS)患者受け入れと集中治療室の対応能力に関する実態把握を目的として質問紙調査を実施した。【結果】256施設から同意が得られ(回収率34.0%)、有効回答214施設(有効回答率83.6%)であった。CS患者受け入れ可能数は175施設81.8%、受け入れ可能総数588人(min 1人、max …

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  • Ultraflexible Wireless Imager Integrated with Organic Circuits for Broadband Infrared Thermal Analysis

    Kawabata, Rei, Li, Kou, Araki, Teppei, Akiyama, Mihoko, Sugimachi, Kaho, Matsuoka, Nozomi, Takahashi, Norika, Sakai, Daiki, Matsuzaki, Yuto, Koshimizu, Ryo, Yamamoto, Minami, Takai, Leo, Odawara, Ryoga, Abe, Takaaki, Izumi, Shintaro, Kurihira, Naoko, Uemura, Takafumi, Kawano, Yukio, Sekitani, Tsuyoshi Advanced Materials 36 (15), 2309864-, 2024-04-11

    Kawabata R., Li K., Araki T., et al. Ultraflexible Wireless Imager Integrated with Organic Circuits for Broadband Infrared Thermal Analysis. Advanced Materials 36, 2309864 (2024); …

    HANDLE

  • ランタノイド複合高分子を基盤とする無着色磁性粒子の開発と応用

    桑折 道済 日本画像学会誌 63 (2), 206-211, 2024-04-10

    <p>ランタノイド元素は,ランタン (原子番号:57) からルテチウム (原子番号:71) までの元素で,4f軌道電子に由来する優れた発光特性と磁気特性を示す.我々は,ランタノイドの中でも高い磁気モーメントを持つホルミウム (Ho) やテルビウム (Tb) を高分子担体にドープすることにより,磁性ソフトマテリアルの作製を行っている.本解説では,筆者らが研究を進めている,ランタノイド元素複合高分子…

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  • 極性有機分子の自発的配向分極現象を利用したエレクトレット型振動発電素子の動作機構

    田中 有弥, 栗原 啓輔, 阿部 直矢, 神宮 彩人, 村上 晃一, 森下 浩多, 鈴木 孝明, 山根 大輔, 石井 久夫 日本画像学会誌 63 (2), 176-184, 2024-04-10

    <p>近年,エレクトレット型振動発電素子 (Electret-based vibrational energy harvesters (E-VEHs) ) がセンサをはじめとする低消費電力デバイスの自立電源として注目を集めている.エレクトレットは半永久的に電荷,もしくは電気分極を有する絶縁体であり,E-VEHに必須の材料である.しかしながらその作製にはコロナ放電等を用いた絶縁体への荷電が必要であ…

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  • 人との関わりから生み出され、変化する組織ルーチン―プロセス哲学の視点から

    會澤 綾子 赤門マネジメント・レビュー advpub (0), 2024-04-10

    <p>本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第10章「関係的なパワー、人格および組織」を紹介したものである。第10章は、これまでの章とは異なり、組織ルーチン論から離れ、プロセス哲学の視点から、関係的なパワーのもたらす創造性について提言している。本稿では、第10章の概要を紹介したうえで、プロセス哲学の視点と組織ルーチンのプロセス学派の共通点や、プロセス学派の描く世…

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  • 血流維持型汎用血管内視鏡を用いた動脈硬化機序および動脈硬化性疾患の解明

    小松 誠, 樋口 義治, 高橋 覚, 由谷 親夫, 児玉 和久 脈管学 64 (2), 17-25, 2024-04-10

    <p>われわれは血管径を問わず観察可能な血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)システムを開発し,大動脈からの高頻度な自然破綻プラークを同定した。これは臓器の機能低下から老化にかかわると考えられた。コレステロール結晶を介した先天免疫によるプラークの進展,破綻について<i>in situ</i>で証明した。NOGAは急性大動脈解離の詳細な内膜傷害の同定や治療の補助手段として利用され,動脈硬化疾患の全体…

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  • 85歳以上の超高齢骨盤臓器脱の治療成績についての検討

    遠藤 拓, 野村 由紀子, 黒川 一平, 中川 智絵, 岡田 義之, 重田 美和, 鈴木 直, 嘉村 康邦 日本女性骨盤底医学会誌 20 (1), 1-5, 2024-04-08

    <p>高齢化が急速に進行する本邦において、高齢者の骨盤臓器脱(以下POP)患者も増加している。当院における 85 歳以上の超高齢POP 患者の背景と治療成績について後方視的に調査した。2019 年4 月から2022 年3 月の3 年間に当院を受診したPOP 患者は927 例で、85 歳以上の超高齢者は78 例(8.4%)であった。POP-Q stage3 は34 例(44%)、stage4 …

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  • P2Mプラットフォームマネジメントに基づくクラウドファンディングを用いたコアファン創造のための興味継続要因調査

    菊地 統太, 田隈 広紀 国際P2M学会誌 18 (2), 21-38, 2024-04-05

    本研究ではアニメ制作へのクラウドファンディングでの投資が期待できるコアファン創出に向け、長期的興味の継続要因を調査した。消費意識の高いアニメファン層72名へのアンケート調査の結果、ストーリー・構成のクオリティ、音楽・BGMのクオリティ、公式イベントの要因が興味継続に強い影響があることが分かった。これらを踏まえ、アニメファンコミュニティのコアファン創造に向けた方略として、クラウドファンディングのリ…

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  • P2Mフレームワークに基づく地域型BCM(事業継続マネジメント)に関する研究

    岩崎 祐子 国際P2M学会誌 18 (2), 99-112, 2024-04-05

    BCM(Business Continuity Management事業継続マネジメント)は、災害などによる事業中断が、利害関係者に与える影響を小さくできるよう、組織としての対応力を高め、維持するためのマネジメント活動である。工場団地のような産業集積地においては、BCMを各社が単独で進めると、被災地域周辺のリソースが枯渇してしまう可能性がある。すなわち、初期対応や復旧時に問題が集中すると全体の復…

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  • 成人における今日の敗血症治療について

    関根 秀介, 鈴木 直樹, 崔 英姫, 岡田 寿郎, 長倉 知輝, 河内 文, 沖田 綾乃 蘇生 43 (1), 1-7, 2024-04-02

    <p>敗血症治療は,バンドルを用いた標準化による患者の生命予後を改善する取り組みに加え,質の向上(早期覚知,antimicrobial stewardshipや薬物動態/薬力学を考慮し薬剤の特徴に基づいた抗菌薬治療,輸液反応性をモニタリングしながら行う輸液蘇生等)についても診療ガイドライン1) 2)にて扱われるようになった。近年,敗血症性心筋症,血液浄化が有効な患者背景や非挿管による呼吸管理等に…

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  • Improving Metadata of Non-Fungible Tokens for Multipurpose BIM Data Distribution

    IZUMI Tomoya, TOYODA Keisuke 建築情報学会論文誌 4 (1), a1-a16, 2024-04-01

    急速に進む建築・エンジニアリング・建設(AEC)業界のデジタル化において、建築物のエンドユーザーは、使用目的に応じた多様なビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)データの供給を求めている。しかし、特定の組織が管理する共通データ環境(CDE)では、プロジェクト指向のプラットフォーム理念、管理構造、セキュリティリスクにより、プロジェクトメンバー以外の第三者にデータを公開・配布することが…

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  • Two-Step Reset to Reduce the SNR Drop in the LOFIC CMOS Image Sensor

    Tatsuta Kazuki, Otani Ai, Miyauchi Ken, Han Sang-Man, Owada Hideki, Takayanagi Isao, Okura Shunsuke 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (4), 337-343, 2024-04-01

    <p>A lateral overflow integration capacitor (LOFIC) complementary metal oxide semiconductor (CMOS) image sensor can realize high-dynamic-range (HDR) imaging with combination of low-noise signals and …

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  • はじめに

    亀井 謙一郎 電気学会誌 144 (4), 189-190, 2024-04-01

    ...<p>1.組織チップの概要と進歩</p><p>組織チップ(Organ(s) on a Chip)は,生物医工学の最前線に立つ革新的な技術であり,ヒトの臓器機能を微細なスケールで模倣することを目的としている<sup>(1)</sup>。組織チップは,細胞を特殊なポリマーやガラス製のマイクロ流体チャネルに配置し,生物学的および物理学的環境を制御するこ</p>...

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  • ボディー・オン・チップ技術

    亀井 謙一郎 電気学会誌 144 (4), 199-201, 2024-04-01

    ...<p>1.ボディー・オン・チップ</p><p>ボディー・オン・チップ(BoC)は,生体外で組織や生体機能を再現する技術であり,Organ-on-a-Chip(OoC)やMicrophysiological systems(MPS)とも称される。この技術は複数の組織間の相互作用を模倣し,評価することによって,従来の細胞培養や動物実験では捉えきれなかっ</p>...

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  • オルガノイドアッセイ開発

    小島 伸彦 電気学会誌 144 (4), 209-212, 2024-04-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>Organs-on-a-chipは,小さなチップの上で動物細胞の培養を可能とするシステムである。培地を灌流することにより,複数のコンパートメントを結合して臓器内や臓器間の相互作用の再現に対応するなど,従来のシャーレやウェルプレートによる培養とは全く異なる培養環境を実現</p>...

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  • 精神科訪問看護における作業療法士の実践から期待できる作業療法士の役割

    辻 陽子, 橋本 弘子 保健医療学雑誌 15 (1), 32-42, 2024-04-01

    <p>【緒言】「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築が目指されるようになり,訪問看護の果たす役割は大きい.訪問看護支援者を対象とした調査研究において,看護師等に対する調査はあるが,作業療法士(OT)に対する調査は見当たらない.本研究の目的は,わが国における精神科訪問看護に携わっているOTの支援の現状から,OTの訪問看護においての役割について検討することである.</p><p>【方法】対…

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  • 生涯学習関係資料の目録作成と活用

    大澤 康太郎, 辻 智子, 郡 伸子, 三上 直之 高等教育ジャーナル : 高等教育と生涯学習 31 15-24, 2024-04

    ...Our project involved cataloging these items, organizing a small exhibition to showcase the materials, and distributing some of them to scholars and students for research purposes....

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  • 保存的に治療しえた十二指腸水平部憩室穿孔の1例

    内田 史武, 森山 正章, 小山 正三朗, 渋谷 亜矢子, 和田 英雄, 黨 和夫 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 175-181, 2024-04-01

    <p>症例は64歳の男性で,2日前からの左下腹部痛で前医を受診し,腹部CTで後腹膜気腫を認め,当院を紹介受診した.上腹部正中に腹膜刺激徴候を伴う圧痛を認め,血液検査では高度の炎症を認めた.腹部造影CTで腹腔動脈,上腸間膜動脈周囲の脂肪織濃度上昇と遊離ガス像を認め,ガスは十二指腸水平部の突出部に連続しており,憩室の穿孔を疑った.腹部所見は限局しており,保存的加療を開始した.透視下に経鼻減圧チューブ…

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  • ループス腎炎の病理診断〜ISN/RPS分類を中心に〜

    名和田 彩 ROKiVA Letter 4 (1), 10-16, 2024-04-01

    ループス腎炎は、全身性エリテマトーデス(SLE)に合併する腎病変で、免疫複合体の沈着により惹起される。糸球体病変が多くみられるが、尿細管間質や血管病変を伴うことも多く、その程度や病変部位は個々の患者により多種多様である。ループス腎炎の組織分類にはInternational Society of Nephrology/Renal Pathology Society …

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  • Association between an Antioxidant-Rich Japanese Diet and Chronic Kidney Disease: The Ohasama Study

    Tsubota-Utsugi Megumi, Satoh Michihiro, Watanabe Jun, Takebayashi Jun, Oki Tomoyuki, Tatsumi Yukako, Asayama Kei, Kikuya Masahiro, Murakami Takahisa, Hirose Takuo, Metoki Hirohito, Hara Azusa, Nomura Kyoko, Hozawa Atsushi, Tsubono Yoshitaka, Imai Yutaka, Ohkubo Takayoshi Journal of Atherosclerosis and Thrombosis 31 (4), 461-477, 2024-04-01

    <p> <b>Aims:</b> Although physiological effects of hydrophilic- (H-) and lipophilic- (L-) antioxidant capacities (AOCs) are suggested to differ, the association of an antioxidant-rich diet and …

    DOI Web Site PubMed 参考文献45件

  • 水素移動反応型エピメリ化が拓く全合成

    岡村 俊孝 有機合成化学協会誌 82 (4), 377-378, 2024-04-01

    <p>In the synthesis of natural products, epimerization serves as a powerful tool when undesired stereochemistry is obtained. This short review introduces the total synthesis of Securinine alkaloids …

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  • 伐倒くん蒸処理丸太におけるマツノマダラカミキリの生存とその要因

    江崎 功二郎, 中村 克典, 前原 紀敏 日本森林学会誌 106 (4), 101-108, 2024-04-01

    <p>マツノマダラカミキリ(以下,本種)幼虫駆除のために行われる伐倒くん蒸処理において,薬剤投入量の不足や不完全な被覆などによる被覆内のメチルイソチオシアネート(以下,MITC)濃度の低下は殺虫率の低下をもたらす。さらに被害材の地面などとの密着は,材内への有効成分の浸透を阻害し,本種の殺虫効果を低下させる可能性がある。本研究では被覆内で集積山の中心部のほかに,集積山の下部と上部に地面または被覆シ…

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  • 新型コロナウイルス感染を契機に増悪し大腸亜全摘を施行した潰瘍性大腸炎の1例

    長安 健, 藤好 直, 本間 重紀, 市川 伸樹, 吉田 雅, 柴田 賢吾, 松井 博紀, 桂田 武彦, 中久保 祥, 畑中 佳奈子, 武冨 紹信 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 204-211, 2024-04-01

    <p>新型コロナウイルス感染症(Coronavirus Disease 2019;以下,COVID-19と略記)のパンデミック発生から4年が経ったが,潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;以下,UCと略記)との関連につき一定の見解は得られていない.今回,COVID-19罹患後増悪し手術となったUCを経験した.症例は62歳の男性で,UCに対し内科加療中であった.COVID-19発症後…

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  • 萌芽期以前の気象データを用いた茶の摘採適期早期予測の試み

    松本 宜大, 下司 純也, 曹 巍, 藤岡 宏樹 農業情報研究 33 (1), 1-13, 2024-04-01

    <p>摘採時期が品質に大きな影響を及ぼすチャの栽培において,綿密な収穫計画を立てるためには,早期の摘採適期予測が必要である.しかしながら,従来の予測モデルは,萌芽日の情報が必要であり,また,摘採適期の2週間前頃に予測を行うものであった.本研究では,京都府宇治市で栽培されたチャ「やぶきた」,「さやまかおり」,「おくみどり」の10–19年分の摘採適期を,その約1か月前である萌芽期以前の気象データ(日…

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  • Organs on a Chipの進化

    高山 秀一, 二井 信行 電気学会誌 144 (4), 191-194, 2024-04-01

    <p>1.はじめに</p><p>かつて,人間を対象とした薬物試験を行う前には,その薬物と試験の安全性を確認するための動物実験を行うことが求められていた。アメリカではすでに1930年代に人体実験の代替として動物実験を義務づける連邦命令が成立していた。しかし,2022年12月,バイデンアメリカ大統領</p>

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  • オンチップセンシング技術

    宮崎 貴史, 平井 義和 電気学会誌 144 (4), 202-204, 2024-04-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>マイクロ流体デバイス技術とヒト由来細胞を使って,ヒトの臓器レベルの構造や機能を再現する組織チップ(Organs on a Chip:OoC)が,新しい創薬スクリーニング手法の一つとして注目を集めている。従来の細胞培養ディッシュ(シャーレ)を使用した細胞培養法と比較して,OoC</p>...

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  • 研究データ管理基盤の導入と運用:同志社大学の事例から

    浦田 穣司 情報の科学と技術 74 (4), 135-140, 2024-04-01

    <p>積極的な知の共有により知的生産活動に発展をもたらすオープンサイエンスが,世界的な潮流となっている。オープンサイエンスの鍵となるのが,研究データを適切に保存し,オープン・アンド・クローズ戦略のもとで共有や公開を行う研究データ管理である。また研究公正の面からも,適切な研究データ管理が求められている。適切な研究データ管理を実現するために,研究機関における研究データポリシーの策定や研究データ管理基…

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  • qNMR測定に関する高純度溶媒

    武藤 康弘, 三浦 亨, 岩本 芳明 薬学雑誌 144 (4), 367-371, 2024-04-01

    ...In this study, we investigated the influence of solvent quality on qNMR accuracy focusing on organic impurities, water content, and deuteration ratio....

    DOI Web Site PubMed

  • 臨床神経生理研修カリキュラムが定める到達目標グレードの妥当性の検討

    神 一敬, 植松 明和, 内山 真, 川合 謙介, 川端 茂徳, 小林 勝弘, 酒田 あゆみ, 高橋 修, 内藤 寛, 花島 律子, 藤原 俊之, 矢部 博興, 園生 雅弘 臨床神経生理学 52 (2), 95-111, 2024-04-01

    <p>日本臨床神経生理学会は, 脳波部門, 筋電図・神経伝導部門の2分野の専門医・専門技術師制度を運用している。専門制度委員会が「臨床神経生理専門医・専門技術師研修カリキュラム (案) 」としてまとめた, 身につけるべき知識・技能の到達目標としてのグレードの妥当性を検証するためのアンケート調査を行った。委員会設定グレードが妥当であるという回答が80%未満に留まったものを, …

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  • 近代スポーツのパースペクティブによるesportsの理解

    宮崎 悟, 曽良 一郎, 犬塚 詩乃, 加藤 寛之, 山本 和幸 スポーツ産業学研究 34 (2), 2_131-2_137, 2024-04-01

    ...As a result, we found that esports are considered to be a concept that can be approximated to modern sports, not only as “spontaneous play” but also as “organized competition”, but the two concepts may...

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  • 川崎病モデルマウスに対する抗ApolipoproteinA2 抗体の有効性

    伊藤 吹夕, 鈴木 和男 ROKiVA Letter 4 (1), 4-8, 2024-04-01

    難治性疾患である血管炎症候群の1つ川崎病は大量免疫グロブリン静注療法 (IVIg療法) が有効である。しかしながら大量投与のため病因分子の特定が困難であり、かつヒトの血液を原料としていることからより安全な“人工ガンマグロブリン製剤”の開発が求められている。そこで我々の研究チームではヒトのリンパ球からIgG遺伝子フラグメントの組換え体をクローニングしライブラリーを確立、MPO-ANCA関連血管炎モ…

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  • オンチップセンシング技術

    栗田 僚二, 菅井 祥加, 冨田 峻介 電気学会誌 144 (4), 205-208, 2024-04-01

    ...例えばスフェロイドやオルガノイドなどの3次元培養,微細加工技術を駆使した潅流によるorgans-on-a-chipなどが進歩し,これらの基礎研究および産業利用が報告され</p>...

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