藤田 和代, 荒瀬 栄, 本田 雄一, 野津 幹雄
日本植物病理学会報
61
(3),
194-196,
1995
...イネいもち病菌の胞子発芽液から得た酢酸エチル可溶部(E画分)による壊死斑形成は,用いたイネ品種により大きく異なった。E画分は,イネ品種関口朝日の葉に対して光処理下で壊死斑を誘導したが,その他の品種では誘導しなかった。関口朝日に対するこの画分の感染誘導活性は,明光下同様暗黒下でも認められた。この活性は,壊死斑が形成されなかったイネ品種(朝日,関東51号,蒙古稲及び新2号)に対しても同様に認められた。...
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