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検索結果 84 件

  • 平地河川のコンクリート河床に成立する底生動物群集:自然河床との比較

    太田 克哉, 熊谷 悠志, 三宅 洋 応用生態工学 25 (2), 51-61, 2023-03-31

    ...を含む底性有機物量との間に正の関係が見られた.非計量的多次元尺度法(NMDS)による解析による二次元プロットでは,両河床タイプが占める領域は大きく重複しており,群集構造に顕著な差は見られないことが明らかになった.本研究の結果,平地河川におけるコンクリート化が底生動物に及ぼす影響は自然度の高い山地河川と比較して小さいことが示唆された.この原因としては,水質の劣化や河畔林の消失とそれにともなう付着藻類の...

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  • 河床材としてのゼオライト含有ポーラスコンクリートのアンモニア除去および生物学的硝化特性

    山田 登志夫, 西村 文武, 田中 基博, 葛西 博文, 松枝 直人, 逸見 彰男 土木学会論文集G(環境) 72 (7), III_29-III_36, 2016

    ...の含有率やゼオライト種(担持陽イオン種)による影響を明らかにすることを目的とした.コンクリートをポーラス状にすることで,比表面積が増大し生物付着量が増加し,結果としてアンモニア除去速度を2倍近く上げうることが示された.またゼオライトによるアンモニア吸着効果も生物処理効果と同程度に有効となることもわかった.ゼオライト種(担持陽イオン種)により硝化促進効果も変化するものの,硝化細菌群数からその現象を説明...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • ブリのストレス応答に及ぼす淡水浴の影響

    橋口 健太郎, 川合 研兒, 今城 雅之, 大嶋 俊一郎 水産増殖 63 (1), 79-87, 2015

    ...実験感染時の鰓に付着した類結節症原因菌の生菌数を調べた結果,淡水浴区では対照区よりも有意に多くの菌が付着していた。以上のことから,淡水浴はブリに対してストレスとなるばかりではなく,感染症に対する感受性も高めることが明らかとなった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • ゼオライト含有ポーラスコンクリート河床における硝化生物膜形成および活性に及ぼす表面流速の影響

    西村 文武, 清家 太郎, 山田 登志夫 土木学会論文集G(環境) 71 (7), III_427-III_436, 2015

    ...表面流速は、生物付着特性や活性(硝化活性)に影響を与える因子であり、5~40cm/sの範囲において、流速が速い条件で生物膜付着性能や硝化活性が高まることがわかり、流速増加に伴い生じる河床近傍での乱流が、微生物の活性や付着増殖に関与することが示された。適切な水流条件下に生物膜形成の場を設定することが、微生物付着性および生物活性の保持能力を高め、比較的早期の硝化を発現させることに繋がることがわかった。...

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  • ダム下流河川の流水性・止水性ハビタット間の微粒状有機物の起源の違い

    高橋 真司, 竹門 康弘, 大村 達夫, 渡辺 幸三 土木学会論文集G(環境) 69 (7), III_547-III_555, 2013

    ...起源物質はダム湖有機物, 河川内付着生物層, 落ち葉の3種とした. 解析の結果, 止水域の浮遊性FPOMへのダム湖有機物の寄与率は, 流水域より有意に低い値を示した. また, 止水域は付着生物層及び落ち葉の現存量が流水域より多かった. したがって, 止水域は付着生物層及び落ち葉由来のFPOMが多く供給され, ダムに依存しにくい有機物環境が形成されていることが明らかとなった....

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  • 河川の水質環境および物理環境がヒゲナガカウトビケラの遺伝的多様性に与える影響

    八重樫 咲子, 渡辺 幸三, 大村 達夫 土木学会論文集G(環境) 69 (7), III_489-III_494, 2013

    ...これら3つの環境選択遺伝子座における平均的な遺伝的多様性と環境指標の偏相関分析を行った結果, ヒゲナガカワトビケラ集団内の平均対立遺伝子数は餌資源の量(SS, FPOM, 付着生物膜のクロロフィルa濃度, FBOM)と河床環境の多様さ(石礫の粒径の分散, 堆積土砂の均等係数)と有為な正の偏相関を示した....

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 集水域の土地利用および河畔林伐採が山地河川の刈取食者に及ぼす影響

    三宅 洋, 荻原 啓司, 金澤 康史 土木学会論文集G(環境) 69 (2), 74-83, 2013

    ...及ぼす影響は見られなかった.対象河川では全体的に河川に到達する光量が少なく,付着藻類生産が光量により強く制限されていたことがこの原因と考えられた.複数の人間活動要因に注目してそれらの影響を把握する本研究の手法は,多様化する人間活動が河川生態系に及ぼす影響を理解する上で有効であると考えられた....

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  • 樹形モデルを用いた人工林の幹・枝貯留量の推定と樹冠遮断モデル

    高瀬 恵次, 戎 信宏, 石田 祐宣, 中北 英一, 山口弘誠 弘誠, 田中 賢治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 25 (0), 102-, 2012

    ...本研究では、大竹らが提案した樹形モデルを用いてスギ・ヒノキの幹・枝の表面積を推定するとともに、樹木表面に付着・吸収される水量を実際に測定することによって、幹・枝貯留量を推定した。その結果、試験プロット面積に対する幹・枝の合計表面積の比は、スギで3.0、ヒノキで5.1となった。また、等価水深で表した幹・枝貯留量は、スギで1.1mm、ヒノキで1.9mmとなった。...

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  • 光環境勾配に対する河川性刈取食者群集の反応

    杉原 達也, 三宅 洋 応用生態工学 13 (2), 113-122, 2011

    ...付着藻類量の決定要因は不明瞭であった. 一般に, 河川内の光量が増加すれば付着藻類の一次生産量は増加すると予想されるが, 刈取食者の摂食によって付着藻類の現存量は抑制されていた可能性が示唆された. 本研究により, 山地河川には河川区間以下の空間的スケールにおいても, 刈取食者群集が反応する程度の光環境の変異があることが示された....

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  • 浸漬型膜分離活性汚泥法における膜濾過特性に及ぼす汚泥濃度の影響

    川崎 健二, 須之内 慧, 吉岡 純, 大森 大輔, 松田 晃 化学工学論文集 35 (1), 105-110, 2009

    ...<br>その結果,<i>MLSS</i>が12000 mg/Lを超えると吸引圧が上昇する傾向がみられた.このとき,膜モジュールに付着する汚泥量が増加する.この付着汚泥量とケークによる濾過抵抗は比例し,基本的にRuthの濾過方程式に従うことが分かった.これらのことより,浸漬型膜分離活性汚泥法の装置を長期間安定して運転するためには,吸引圧の上昇を抑えることができる<i>MLSS</i>が12000 mg...

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  • '清見'果実の"水腐れ類似症"の特徴並びにその発生時期

    近泉 惣次郎 農業生産技術管理学会誌 14 (2), 121-126, 2007-12-15

    ...に発生する果皮障害の一つである水腐れ類似症(この果皮障害について,本研究ではこの様に呼称した)について,症状の特徴,発生時期,水滴処理による果面の亀裂の発生の有無,成熟と関係が深いと思われる果皮色,果皮硬度および水溶性ペクチン含量等について調査研究を行った.この障害は主に2月以降に発生し収穫時期の3月に最も多く認められる.果皮片を水に浸漬する処理を行うと亀裂の発生が認められた.しかし,果実に水滴が付着...

    DOI 参考文献14件

  • 河畔林の伐採が河川性底生動物の群集構造に及ぼす影響

    森 照貴, 三宅 洋, 柴田 叡弌 日本生態学会誌 55 (2), 377-386, 2005

    ...光量の増加に伴う付着藻類の一次生産量の増加が、底生動物(特に刈取食者)の増加を引き起こしたものと考えられた。付着藻類量は伐採区よりも現存区で多かった。刈取食者の生息密度が増加するに伴い摂食圧が増大したために、付着藻類の現存量が減少したものと考えられた。河畔林の部分的な伐採により底生動物の群集構造が変化していた。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献52件

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