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検索結果 182 件

  • 亜鉛製剤の長期投与中に急激な血球減少・末梢神経障害を生じた肝硬変患者の一例

    田所 智子, 大浦 杏子, 琢磨 慧, 中原 麻衣, 藤田 浩二, 三村 志麻, 谷 丈二, 森下 朝洋, 小野 正文, 樋本 尚志, 正木 勉 肝臓 65 (1), 25-30, 2024-01-01

    ...<p>症例は50代女性.B型肝硬変,肝細胞癌に対して肝切除術後.術後15カ月頃より貧血(術前Hb10.9 g/d<i>l</i>→5.8 g/d<i>l</i>)および白血球数減少(術前7550 /μ<i>l</i>→1160 /μ<i>l</i>)の急激な増悪を認め,末梢神経障害も呈するようになった.全身薬物療法の施行歴はなく各種スクリーニング検査や骨髄検査を行うも原因不明であった.経過で血清銅低値...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 拡張型心筋症を伴った中毒性多結節性甲状腺腫の1例

    法村 尚子, 監崎 孝一郎, 藤本 啓介, 久保 尊子, 澤田 徹, 橋本 新一郎, 紺谷 桂一, 三浦 一真, 寒川 睦子, 矢島 俊樹 四国医学雑誌 79 (1.2), 117-122, 2023

    ...切除組織の病理検査では,最大径2mmの複数個の腺腫様甲状腺腫を認めた。偶発的に2mm大の乳頭癌1個も認めた。術後,甲状腺ホルモンは速やかに正常化し,現在2年経過した。</p><p> 本症例は高齢患者で拡張型心筋症の既往もあったため,速やかに甲状腺機能制御が可能な外科的治療が必要と考えられた。...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 二次性大動脈食道瘻に対し異時性に大網被覆と胃管再建を両立させた新しい術式で救命できた1例

    福家 拓郎, 岸野 貴賢, 隈元 謙介, 上村 淳, 大島 稔, 北本 昌平, 阪本 浩助, 山下 洋一, 堀井 泰浩, 岡野 圭一 Japanese Journal of Acute Care Surgery 13 (0), 78-83, 2023

    ...二次性AEFの治療においては,人工血管の再置換と食道切除を行うことが根治治療と考えられているが,手術に伴う侵襲は非常に高度である。段階的手術や胸腔鏡の使用による手術侵襲の分散や侵襲度の低減が有用と報告されているが,自験例では,既存の報告に加えて計画的な血管処理で異時性に大網充填・胃管再建を両立し良好な結果が得られたため,記録すべき手術手技として報告する。...

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  • 中咽頭がんに対する経口的切除

    森 照茂 頭頸部外科 32 (3), 227-231, 2023

    頭頸部領域における低侵襲手術は,1990年頃に開発された顕微鏡下レーザー手術があり,その欠点を克服するため2006年に経口的ロボット支援手術TORSが開発された。海外ではTORSが急速に普及したが,本邦では独自の経口的手術TOSが開発され,2010年以降普及していった。胸腹部内視鏡外科手術は1980年代以降からの膨大な症例があるが,TOSは2010年頃からの浅い歴史しかなく,その知見には大きな隔…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 胃粘膜下腫瘍に対する内視鏡切除―多施設後ろ向き研究―(動画付き)

    七條 智聖, 阿部 展次, 竹内 弘久, 大圃 研, 港 洋平, 橋口 一利, 平澤 欣吾, 萱場 尚一, 新海 洋彦, 小原 英幹, 山階 武, 石田 司, 千葉 秀幸, 小野 裕之, 森 宏仁, 上堂 文也 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (12), 2436-2446, 2023

    ...<p>【背景】胃腫瘍に対する内視鏡治療が盛んな本邦において,胃粘膜下腫瘍に対する内視鏡切除の有効性と安全性を検討した報告は少ない.</p><p>【方法】本邦の内視鏡診療における胃粘膜下腫瘍に対する内視鏡切除の現況を明らかにするために本検討を行った.12施設で2020年8月までに胃粘膜下腫瘍に対する内視鏡切除が行われた症例を登録した....

    DOI 医中誌

  • 上腕内側軟部腫瘍切除術に対して腕神経叢ブロックとMTPブロックで麻酔管理したアスピリン喘息の1例

    武田 敏宏, 別宮 小由理, 白神 豪太郎 日本臨床麻酔学会誌 42 (2), 141-147, 2022-03-15

    ...<p>アスピリン喘息は,非ステロイド性抗炎症薬などの薬剤や種々の食品添加物などを誘因に,重篤な喘息発作をきたす慢性炎症性気道疾患である.MTPブロックは,胸椎横突起の肋骨付着部付近で上肋横突靱帯背側に薬液を注入することで,傍脊椎ブロックと類似した効果を得る手技である.全身麻酔下手術時の複数回の喘息発作既往があるアスピリン喘息患者の上腕内側軟部腫瘍切除術を区域麻酔+鎮静で計画した.上腕内側は内側上腕皮神経...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 長期生存が得られた腹膜播種を伴う虫垂goblet cell adenocarcinomaの1例

    中山 洋, 植田 宏治, 斉藤 誠, 香川 聖子 日本消化器外科学会雑誌 55 (3), 207-216, 2022-03-01

    ...<p>症例は69歳の女性で,腸閉塞を繰り返し,腹部CTにて回盲部腫瘍による回腸末端部の狭窄が疑われた.手術所見では,回盲部は一塊腫瘤状になっており,腹腔内全体に無数の腹膜播種結節を認め,回盲部切除+D1郭清を施行した.病理組織検査にて虫垂原発goblet cell adenocarcinoma(以下,GCAと略記)および腹膜播種と診断した.術後は大腸癌に準じた化学療法を施行され,術後4年2か月の長期生存...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 術前診断し切除した胃癌異時性孤立性S状結腸転移の1例

    木下 新作, 浅野 栄介, 近藤 彰宏, 隈元 謙介, 岡野 圭一, 鈴木 康之 日本臨床外科学会雑誌 83 (1), 80-85, 2022

    ...と判断し,S状結腸切除術を施行した.病理組織診断の結果,胃癌組織と同様の所見を呈していた.さらに,免疫組織学的染色でCK7(+),MUC5AC(+),MUC6(+),MUC2(-),CK20(-),CDX2(-)で大腸原発としては典型的でなかったため,胃癌の大腸転移の診断となった.胃癌の転移性大腸癌の診断には難渋することもあるが,免疫組織学的染色により診断可能であり,若干の文献的考察を加えて報告する...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 単孔式腹腔鏡下手術で切除した妊婦急性虫垂炎の2例

    上村 淳, 隈元 謙介, 岸野 貴賢, 天雲 千晶, 花岡 有為子, 岡野 圭一 日本臨床外科学会雑誌 83 (2), 345-350, 2022

    ...<p>妊婦の急性虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術(以下,LA)の報告は,本邦でも散見されるが,単孔式手術で施行された報告例は少ない.妊娠中に急性虫垂炎を発症し,単孔式腹腔鏡下虫垂切除術(以下,TANKO-LA)を施行した2症例を経験した.症例1は23歳・妊娠23週,症例2は33歳・妊娠15週で,腹痛を主訴に当院へ搬送となった.いずれも急性虫垂炎と診断し,緊急でTANKO-LAを施行した.術後経過は良好...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 術中経食道心エコーで付着位置の同定が困難であった右心房内血液嚢腫の一例

    納田 早規子, 北村 裕亮, 澤登 慶治, 菅原 友道, 白神 豪太郎 Cardiovascular Anesthesia 25 (1), 85-88, 2021-08-01

    ...腫瘍切除のためには腫瘍付着位置同定が決定的に重要であったが,術中のTEEでは腫瘍の一部のみ描出され,付着位置が確認できなかった。しかし,術野からの心エコーにより,腫瘍は心房中隔右房側に付着していることが同定でき,人工心肺下での腫瘍切除が可能であった。心房内血液嚢腫の付着位置の同定に術野エコーが有用であった。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 食道癌根治切除により成人Still病様症状が消失した1例

    香西 純, 岸野 貴賢, 隈元 謙介, 上村 淳, 須藤 広誠, 浅野 栄介, 大島 稔, 岡野 圭一, 臼杵 尚志, 鈴木 康之 日本消化器外科学会雑誌 54 (5), 313-320, 2021-05-01

    ...cT3N2M0,cStage III)を認め,腫瘍随伴症候群と診断し,食道癌の治療を行う方針とした.発熱による消耗,低Alb血症を認めていたため,術前化学療法は施行せず手術を先行した.術後合併症は認められず,術後早期に炎症反応所見や発熱の改善が認められた.また,紅斑は術後6か月,関節痛は術後1年でほぼ消失した.現在,術後2年経過し無再発生存中である.腫瘍随伴症候群としてASD様の症状を呈し食道癌の根治切除...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 膵癌の病理組織学的治療効果判定

    成澤 裕子, 葉 娟娟, 松田 陽子 膵臓 36 (1), 49-56, 2021-02-28

    ...<p>術前補助療法後の膵切除検体の病理標本は,術前治療後の癌細胞の残存の程度や,癌細胞の状態(壊死や生存した癌細胞の割合),線維化等の病理組織学的な変化に関する正確な情報を有しているため,術前治療効果の評価や,術後の治療方針決定,術後の予後予測における有効活用に期待が集まっている.治療によって引き起こされる病理組織学的変化の特徴を述べ,現在用いられている病理組織学的治療効果判定の概要と将来展望について...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献34件

  • 切除術後の仮性動脈瘤に関する検討

    須藤 広誠, 岡野 圭一, 大島 稔, 安藤 恭久, 松川 浩之, 長尾 美奈, 馮 東萍, 近藤 彰宏, 上村 淳, 浅野 栄介, 岸野 貴賢, 隈元 謙介, 臼杵 尚志, 鈴木 康之 Japanese Journal of Acute Care Surgery 10 (1), 1-5, 2021-02-27

    ...<p>〔要旨〕【背景】膵切除術後に生じる仮性動脈瘤の対策は今なお重要な課題である。【方法】2011年4月〜2019年3月に香川大学医学部附属病院消化器外科で行われた膵頭十二指腸切除196例と膵体尾部切除72例の計268例を対象とし仮性動脈瘤に対する治療成績を検討した。【結果】仮性動脈瘤は8例(3.0%)に認め,動脈塞栓が7例に施行され,6例で塞栓可能であった。...

    DOI 医中誌

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