検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 51 件

  • 胸腔鏡下に切除した前縦隔海綿状血管腫の1例

    小林 萌, 熊谷 陽介, 平山 安見子, 尾田 博美, 長 博之, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 635-639, 2023-11-15

    <p>縦隔に発生する血管腫は比較的稀であり,全縦隔腫瘍の0.5%以下とされ,術前診断は困難である.症例は61歳女性.健診で心電図異常を指摘され当院循環器内科を受診した.冠動脈CTで前縦隔に腫瘤影を指摘され,当科を受診した.CTで造影効果があるため胸腺腫を疑い,診断および治療目的に手術を行った.左胸腔よりアプローチし,暗赤色で弾性軟の腫瘤を認め,胸腺左葉の一部と共に摘出した.病理組織検査で海綿状血…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 長期観察期間を経て切除されたPlacental transmogrification of the lungの1例

    熊谷 陽介, 長 博之, 小林 萌, 平山 安見子, 尾田 博美, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (4), 220-223, 2023-05-15

    ...<p>症例は50歳,男性.検診の胸部CT検査にて右肺下葉に腫瘤影を認め,経過観察されていたが,15年の経過で緩徐に増大傾向を示したため,手術目的で当科紹介となった.右肺下葉に腫瘤影および結節影を認め,胸腔鏡下右肺下葉切除術を施行した.腫瘤はたらこ状の組織で,病理組織検査では胎盤絨毛様組織を認め,placental transmogrification of lung(PTL)と診断された.術後6ヵ月現在...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 胸腔頂部神経鞘腫に対してNarrow Band Imagingを併用し胸腔鏡下被膜下切除を施行した1例

    小林 萌, 住友 亮太, 村上 裕亮, 長 博之, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (5), 572-575, 2021-07-15

    ...,術後に神経脱落症状などを合併する可能性がある.症例は44歳女性.人間ドックで右肺尖部に腫瘤影を指摘され当院を受診した.胸部MRIで神経鞘腫などの良性腫瘍を疑い経過観察していたが,経時的に腫瘍が緩徐に増大するため,手術を行った.術中にNarrow Band Imagingを併用することで,神経と腫瘍被膜の確認が容易となった.Narrow Band Imaging併用胸腔鏡下手術により腫瘍を被膜下で切除...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 孤立性線維性腫瘍の外科的切除7例の検討

    村上 裕亮, 住友 亮太, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 34 (5), 294-300, 2020-07-15

    ...<p>孤立性線維性腫瘍(solitary fibrous tumor;SFT)は,間葉系細胞由来の稀な腫瘍で主に胸膜に発生する.多くは良性腫瘍で予後良好であるが,悪性SFTは再発や転移を来すことが多く,長期の経過観察が肝要であるとされている.当院で外科的切除を行った7例を臨床病理学的に比較検討した.その結果,潜在的悪性度の評価に,術前<sup>18</sup>F-fluoro-deoxy-glucose...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 肺葉切除における肺動静脈の切離順序と肺うっ血に関する検討

    住友 亮太, 村上 裕亮, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 33 (6), 588-593, 2019-09-15

    ...<p>肺葉切除において肺静脈を先行して切離すると切除肺葉に肺うっ血が生じ,手術時間や出血量への影響が懸念される.肺葉切除における肺動静脈の切離順序と肺うっ血の関係について観察研究を行った.2017年1月から2018年12月の間に当院で肺腫瘍に対して肺葉切除を行った患者を対象とした.肺動脈をすべて切離した後に肺静脈を切離した患者をA-first群,肺静脈を切離した後に肺動脈を切離した患者をV-first...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 乳児期の開胸手術で肋骨の固定に使用された鋼線が原因で気胸を繰り返した1例

    福井 崇将, 住友 亮太, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (5), 675-678, 2017

    ...<p>骨折整復時に使用された鋼線が移動し隣接臓器を損傷した報告はこれまでにも散見される.今回我々は乳児期の開胸手術で使用された鋼線が断裂し,術後20年に気胸を繰り返した一例を経験した.症例は20歳男性.生後6ヵ月時に成熟奇形腫に対して前縦隔腫瘍切除術が行われ,離断された左第3,4,5肋骨を鋼線で固定された.18歳時に健診で左気胸を指摘された既往があり,再度左気胸を発症して受診した.胸腔ドレナージにて...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 肋骨原発巨大軟骨肉腫の1切除

    新居 和人, 奥田 昌也, 張 性洙, 石川 真也, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 23 (4), 636-640, 2009

    ...を胸壁欠損部に被覆することで,腫瘍の広範囲切除と胸壁再建が可能であった.術後2年が経過するが,再発なく経過良好である....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 孤立性肺動静脈瘻に対する治療戦略の検討

    奥田 昌也, 張 性洙, 中野 淳, 三崎 伯幸, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (7), 987-991, 2008

    ...目的:孤立性肺動静脈瘻に対する外科療法につき検討した.対象と方法:1999年4月から2007年12月までに香川大学医学部付属病院で肺動静脈瘻と診断され,外科的切除を施された6例.男性1例・女性5例.VATSによる切除2例,開胸による切除4例.1例が区域切除,5例が自動縫合器による部分切除であった.結果:5例で肉眼的に異常血管が同定でき,視認できなかった1例は超音波画像診断および触診で同定した.合併症...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献39件

  • 呼吸機能障害を有する肺癌手術症例に対する呼吸理学療法の効果

    張 性洙, 後藤 正司, 垂水 晋太郎, 中島 尊, 亀山 耕太郎, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (1), 13-17, 2008

    ...1999年4月から2003年12月までの期間に,当科において肺切除を行った肺癌症例のうち周術期呼吸理学療法施行例85例および非施行例142例を対象とし,術後合併症の有無,呼吸機能についてレトロスペクティブに検討した.術前呼吸理学療法は,リラクセーション,呼吸訓練,咳の訓練,下肢筋力トレーニング,薬物療法を行い,術後は,術当日よりベッドサイドで呼吸訓練,排痰訓練・補助を開始し,術翌日から基本動作訓練を...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 肺原発多形癌に対する治療戦略についての検討

    奥田 昌也, 張 性洙, 中野 淳, 三崎 伯幸, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (5), 736-740, 2008

    ...肺原発の多形癌は比較的まれな疾患であり,予後は不良であると言われている.今回我々の施設における多形癌6切除例からその治療戦略について検討した.基本的には早期発見の完全切除が有効な治療法であるが,完全切除が得られた症例であっても,早期の再発がみられることがあり,予後不良である傾向が見られた.不完全切除例および再発例に対し,同時併用による化学放射線療法を行ったところ効果があると思われる症例がみられ,今後...

    DOI 医中誌 被引用文献8件 参考文献19件

  • 悪性胸膜中皮腫に対し術前化学療法後に胸膜肺全摘術を施行した2症例

    桝屋 大輝, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (7), 891-894, 2007

    ...悪性胸膜中皮腫に対し,GEM+CDDPの術前化学療法後に胸膜肺全摘術を行った2症例を経験したので報告する.症例1は50歳男性.症例2は52歳男性.2症例ともに組織型は上皮型であり,IMIG病期分類にてc-II期であった.GEM+CDDPの術前化学療法を行い,評価は症例1がPRで,症例2はSDであった.胸膜肺全摘術を行い2症例とも完全切除であった.術後合併症はなく,現在術後30ヵ月と13ヵ月で無再発生存中...

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 原発不明縦隔リンパ節癌の1例

    森 奈都美, 桝屋 大輝, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 673-676, 2007

    ...個のみが1×2cm大に腫大し,周囲への浸潤は全くなく,容易に摘出可能だった.その他のリンパ節には腫大を認めず,明らかな肺内・肺門部病変も認めなかった.病理組織学的検査にて未分化癌との診断だった.術後,化学療法2クールと縦隔への同時放射線療法60Gyを追加した.臨床経過や手術所見から,リンパ節が原発の癌である可能性が示唆された.原発不明縦隔リンパ節癌に対しては,診断と治療を兼ねて積極的に手術での完全切除...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献15件

  • 当院において肺全摘術を施行した非小細胞肺癌45例についての検討

    中島 尊, 中野 淳, 張 性洙, 後藤 正司, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 634-638, 2007

    ...例,女性9例で,病期はIII期以上が33例であった.また組織型では扁平上皮癌が28例と最も多かった.手術時間は平均281.6分で,術後平均在院期間は46.8日であった.一方術後合併症は12例に認めたが気管支断端瘻はなく,術関連死は1例であった.5年生存率は全体で32.1%で,I期とII期をあわせると22.2%,IIIA期は30.4%であった.肺全摘術において合併症の頻度は許容範囲であり,予後も肺葉切除...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献26件

  • 呼吸リハビリテーション後に肺切除術を施行し得た低肺機能症例12例についての検討

    中島 尊, 中野 淳, 張 性洙, 後藤 正司, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 639-644, 2007

    ...当科において呼吸リハビリ後に肺切除を施行した低肺機能症例について検討した.2000年11月から2003年8月までに肺切除を施行した術前FEV1.0≦1.0lの症例12例を対象とした.患者背景は男性9例,女性3例で,年齢は65歳以上が11例であった.術前呼吸リハビリは平均14.8±8.7回施行されており,VC,FEV1.0いずれも有意に改善していた(p=0.0145,p=0.0112).術後合併症,術関連死...

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • FDG‐PETで陽性を示し肺癌との鑑別が困難であった肺犬糸状虫症の一例

    井貝 仁, 垂水 晋太郎, 橋本 新一郎, 張 性洙, 中野 淳, 奥田 昌也, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (2), 193-196, 2007

    ...症例は63歳,女性.検診の胸部レントゲンで異常陰影を指摘されたため,近医を受診.胸部CTで右肺S6に径2cm大の辺縁不整な空洞を伴った結節影が認められ,また,FDG-PETで同部位に一致して異常集積像を認めた.原発性肺癌もしくは同じくFDG-PETで異常集積を認め発見された乳癌の肺転移を疑い,診断・治療目的で開胸下肺部分切除術を施行し,術中迅速病理で肺犬糸状虫症と診断された.肺犬糸状虫症では胸部CT...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献18件

  • 胸部CTで充実性結節陰影を呈しFDG-PET陰性であった高分化腺癌の2例

    後藤 正司, 中島 尊, 桝屋 大輝, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 20 (2), 205-208, 2006

    ...CTで充実性結節陰影を呈し,PET陰性であった高分化腺癌の2例を経験した.画像上は,良性腫瘍や低悪性腫瘍が疑われたが,開胸生検でそれぞれ高分化腺癌と診断され,根治術のため葉切除を施行した.画像上GGOを呈する肺胞上皮癌においては,FDG-PET疑陰性はしばしば見られるが,充実性陰影を示す結節に対するPETの診断能は高いとされている.胸部CT上,充実性結節陰影を呈し,PET疑陰性であった肺腺癌2例を報告...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献11件

ページトップへ