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検索結果 69 件

  • アントラサイクリン系薬剤投与後にたこつぼ症候群を発症した1例

    古志野 海人, 岡田 祐介, 森田 祐介, 川原 洋, 香川 雄三, 佐藤 寛大, 大内 武, 渡邊 伸英, 遠藤 昭博, 吉富 裕之, 鈴木 律朗, 田邊 一明 心臓 53 (11), 1223-1229, 2021-11-15

    ...腫の診断でR-CHOP療法加療開始された.1コース終了後,心電図で胸部誘導の陰性T波を認め当科紹介となり,心エコーでは左室心尖部の壁運動異常を認めた.心臓造影CT検査と心臓カテーテル検査では壁運動異常を説明できる冠動脈病変を認めず,たこつぼ症候群(Takotsubo syndrome;TTS)と診断した.さらなる心毒性を避けるためアントラサイクリン系薬剤を抜いたレジメンに変更した.アンジオテンシン受容体拮抗薬...

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  • オピオイドによる痒み

    今町 憲貴 日本臨床麻酔学会誌 41 (3), 235-240, 2021-05-15

    ...<p>オピオイドによる副作用で最も多いものの一つが痒みである.オピオイドによる痒みは,脊髄くも膜下麻酔を用いた帝王切開術を受けた患者で最も発生率が高く,抗ヒスタミン薬では改善しない.オピオイドによる痒みは,脊髄後角でのガストリン放出ペプチド受容体(GRPR)シグナル伝達の活性化を介して生じることが報告されている.最近の基礎研究では,<i>κ</i>オピオイド受容体(KOR)の活性化により,GRPRを...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • オピオイドによるかゆみとその対策

    今町 憲貴 ファルマシア 56 (9), 843-845, 2020

    ...また、オピオイドによる痒みの機序の一部がガストリン放出ペプチド受容体を介することにより生じることも解明されてきた。臨床においてオピオイドよる痒みは頻度の高い副作用であるが、現状では予防や治療に関するガイドラインがない状態である。本稿では、オピオイドによる痒みの機序、及びさまざまな薬物による鎮痒効果に関する臨床研究について概説する。...

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  • 超音波検査で診断が困難であった片側バセドウ病の1例

    矢田 恵梨香, 野津 雅和, 山内 美香, 石飛 文規, 新田 江里, 三島 清司, 長井 篤 超音波検査技術 44 (2), 248-253, 2019-04-01

    ...であった.超音波検査では,右葉に限局して甲状腺腫を認め,内部は低エコーかつ不均質で血流は増加していた.一方,対側の左葉は腫大なく,内部はわずかに低エコーで血流の増加は認めなかった.両葉とも腫瘤性病変は認めず,プローブによる圧痛も認めなかった.血液検査および超音波検査所見から右葉はバセドウ病が疑われる所見であったが,左葉には同様の所見を認めず,びまん性の変化ではなかったため超音波診断は困難であった.TSH受容体抗体...

    DOI 医中誌

  • 11教-12-口-31 荒木直範(1894-1927)によるナチュラルダンスの受容と紹介

    廣兼 志保 日本体育学会大会予稿集 70 (0), 306_1-306_1, 2019

    <p> 本研究の目的は、大正8(1919)年から昭和11(1936)年まで欧米の体育ダンス教材が我が国に紹介される過程で、教育理論と教材がどのように取捨選択されたかを明らかにすることである。本研究では大正15(1926)年に荒木直範(1894-1927)が紹介した体育ダンス教材のうち、ナチュラルダンスの事例を取り上げた。彼がアメリカ合衆国への留学時に見たウィスコンシン大学のMargaret …

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  • 経皮感作と食物アレルギー

    千貫 祐子 西日本皮膚科 80 (5), 419-424, 2018-10-01

    ...まず,ある外来抗原に対して生体がこれをアレルゲンと認識すると,抗原特異的 IgE 抗体が産生され,組織中のマスト細胞あるいは末梢血中の好塩基球の表面に高親和性 IgE 受容体(Fc<i>ε</i>RI)を介して結合する(感作成立)。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 痒みの神経機構

    今町 憲貴 日本臨床麻酔学会誌 38 (3), 322-329, 2018-05-15

    ...<p>痒みは掻きたいという欲望を生じる感覚である.痒みにはヒスタミン受容体を介するものだけではなく,プロテイナーゼ活性化受容体やMas関連G蛋白質共役受容体を介する非ヒスタミン依存性の痒みが存在する.オピオイドにより生じる痒みは麻酔科医にとって最も身近な痒みであろう.残念ながらオピオイドによる痒みは発生率が高いにもかかわらず,標準的な治療や予防法がないのが現状である.最近,オピオイドによる痒みの機序...

    DOI Web Site 医中誌

  • 脳・神経機能維持とn-3系脂肪酸

    橋本 道男 日本薬理学雑誌 151 (1), 27-33, 2018

    ...ドコサヘキサエン酸(DHA)は胎児期から老年期にいたるまで脳機能維持には必須である.その摂取不足は,脳の発達障害,うつ病,アルツハイマー病などの精神・神経疾患の発症と深く関連する.DHAは主に,神経新生,シナプス形成,神経細胞分化,神経突起伸張,膜流動性の維持,抗炎症作用,抗酸化作用などに関与し,脳機能維持に重要な役割を担っている.その作用機序は,1)細胞膜構成成分として膜流動性を変えてイオンチャネルや膜結合型受容体...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献30件

  • 頭側延髄腹外側野の血管性圧迫を認めた高血圧症の1例

    三浦 重禎, 遠藤 昭博, 伊藤 新平, 岡田 大司, 中村 琢, 安達 知子, 中島 龍馬, 菅森 峰, 高橋 伸幸, 吉冨 裕之, 田邊 一明 心臓 48 (6), 665-671, 2016

    ...入院後は非侵襲的陽圧換気療法, ニカルジピンとカルペリチドによる降圧を行いながらフロセミドにより利尿を図ったが効果に乏しく, 血液透析を導入し体液コントロールを行った. β遮断薬, アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬を追加することで収縮期血圧120~140mmHgとなり, 左室駆出率は51%まで改善した....

    DOI 医中誌

  • ハイリスクな状態にある初妊婦およびその夫の親準備性

    松浦 志保, 清水 嘉子 日本助産学会誌 30 (2), 300-311, 2016

    ...<br><b>対象と方法</b><br> 妊娠22~28週未満,妊娠を受容し,母親・両親学級未受講の20~40歳の妊婦と夫で,両者の第1子妊娠中の正常経過群とハイリスク群(切迫早産,前期破水,頚管無力症,前置胎盤,PIH,FGR,多胎妊娠,既往妊娠の異常を診断名とし,入院後1週間以上経過)それぞれ50組を対象とした。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

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