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検索結果 477 件

  • 瀬戸内海における陸からの栄養塩負荷削減(1973 年)実施以降の栄養塩濃度変化とその水産業への影響

    多田 邦尚, 中國 正寿, 山口 一岩, 一見 和彦 La mer 61 (3-4), 175-187, 2024-03-27

    瀬戸内海の栄養塩濃度減少と水産業への影響について議論した。瀬戸内海は1960 年代にはじまった高度経済成長期に,著しく富栄養化が進行した。当時は,赤潮が多発し,魚類養殖にも大きな被害が及んだ。近年,水質が劇的に改善した。陸からの全窒素・全リン(TN,TP)負荷量はそれぞれ40%,60% 削減され,海水中の栄養塩濃度は明らかに低下した一方で,TN,TP …

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  • 常時微動探査による地層区分と熊本城三次元地盤図を援用した石垣被災要因の検討

    荻野 將樹, 山中 稔, 林 宏一, 中田 卓, 嘉村 哲也 地盤工学ジャーナル 19 (1), 143-156, 2024-03-01

    <p>2016 年 4 月に発生した熊本地震により,熊本城では石垣に甚大な被害が生じた。石垣被災箇所の多くが過去の石垣修復箇所と重なっており,熊本城における石垣被災箇所は表層地盤構造と密接な関係があると考えられる。文化財保護の観点からボーリング調査等は熊本城修復工事に必要な箇所に限定されており,熊本城跡地内の地盤構造は部分的にしか明らかになっていない。本研究では,ボーリングデータの不足する地点に…

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  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】麹菌のキシログルカン分解戦略

    松沢 智彦 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 117-123, 2023-08-20

    <p>麹菌<i>Aspergillus oryzae</i>は伝統的な日本食には欠かせない醸造微生物であり,多くの糖質分解酵素を生産している.麹菌は生育環境中に含まれている多糖類に対してその分解に必要な酵素群を適切に発現させ,分解・資化する.植物の細胞壁や種子に含まれているキシログルカンは複雑な側鎖構造を有しており,その分解には複数の酵素による協働が必要不可欠である.本総説では,筆者らがこれまで…

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  • 家族性大腸腺腫症・治療ワクチンの開発

    西山 成 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-S44-3-, 2023

    ...本研究シーズの早期臨床応用により、家族性大腸腺腫症における癌発症の予防、ならびに大腸の全摘術の回避による患者QOLの劇的な改善もたらすものと期待している。https://www.amed.go.jp/koubo/16/01/1601C_00044.html</p>...

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  • 四国の高速道路切土法面における酸性土の分布と成因

    伊藤 博信, 長谷川 修一, 山中 稔, 西山 賢一, 石田 啓祐 応用地質 63 (3), 96-111, 2022-08-10

    <p>四国では高速道路の建設にともない,多くの切土法面で酸性土による植生不良等の維持管理上の問題が生じている.しかし,四国ではこれまで酸性土の障害はあまり認識されていなかったために,酸性土の分布範囲の詳細な検討や発生のメカニズムを究明した研究がほとんどないのが現状である.</p><p>本研究では,四国の高速道路建設時における切土法面の酸性土の発生が,中央構造線に集中していることをpH試験から明ら…

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  • 【総説:―受賞論文―】 希少糖の実用化

    島田 研作, 大谷 耕平, Pushpa Kiran Gullapalli, 吉原 明秀, 秋光 和也, 何森 健 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 12 (1), 33-39, 2022-02-20

    <p>希少糖の一種であるD-プシコースは,D-フルクトースのC-3エピマーであり,砂糖の7割ほどの甘味度を有するにもかかわらず,そのエネルギーは0.39 kcal/gで,且つ食後血糖上昇抑制効果や内臓脂肪蓄積抑制効果を有することが知られており,現代人の健康維持,増進に資する有用な食品素材の候補として挙げられる.我々は,アルカリ異性化法の開発や実用的な異性化酵素<i>Arthrobacter …

    DOI Web Site 参考文献25件

  • マルチPK抗体および各種電気泳動法を用いた2型糖尿病の糖毒性におけるインスリン発現抑制機構の解明

    杉山 康憲 電気泳動 66 (1), 3-7, 2022

    <p>我々は,様々な生命現象や疾病の発症に関連する細胞内情報伝達機構を明らかとするため,プロテインキナーゼファミリーを幅広くかつ特異的に検出可能できる“マルチPK抗体”を作製した.加えて,マルチPK抗体を用いてウエスタンブロッティング法をベースとした細胞内プロテインキナーゼの様々な解析法を開発してきた.これまでに,これらのマルチPK抗体を用いた手法を利用することによってエピジェネティクスや癌など…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 中央構造線沿いの開析された大規模地すべり移動体の識別方法

    菅原 大介, 長谷川 修一, 野々村 敦子, 千葉 達朗, 木村 祭 応用地質 62 (5), 296-307, 2021-12-10

    <p>開析されて不明瞭になった地すべり移動体の抽出方法を国土地理院5m数値標高モデルを用いて検討した.本研究では,①地すべり発生によって不動山体から分離することで生じる尾根の不連続,②不動山体から切り離された移動体が下へ滑動することによって背後の不動山体より低くなる標高,③移動体が滑動した結果,周辺へ広がることによって緩斜面となる傾斜量を地すべり移動体を認定する3要素とした.本手法を中央構造線北…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 伏在活断層発見の手掛かりとしての扇状地河川の瀬切れ

    宮地 修一, 王 婷, 長谷川 修一, 山中 稔, 野々村 敦子 応用地質 62 (3), 156-169, 2021-08-10

    <p>近年,活断層が認定されていない地域での甚大な内陸型地震被害も報告されており,平野における伏在活断層調査が課題となっている.変動地形のみから地表面変位を伴わない活断層を探し出すことには限界があり,新しい手掛かりが必要とされる.活断層による鉛直変位は,たとえわずかな撓曲であっても累積すれば,帯水層に大きな層厚変化をもたらすことから,扇状地における瀬切れの形成要因の一つと考えられる.本研究では,…

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  • 室内および野外培養法から推定された矢作川の付着藻の河川一次生産力とその特徴

    内田 朝子, 野崎 健太郎, 山田 佳裕 応用生態工学 24 (1), 1-25, 2021-07-28

    <p>矢作川の瀬全体を対象にした付着藻による河川一次生産力を見積もった.礫河床 10 地点において,付着藻群落の一次生産を 2018 年 2 月と 8 月に測定した.一次生産は,DO を指標として,付着物の懸濁試料を用いて実験室で行う室内培養法と,礫をビニール袋で包み現場で行う袋法で測定した.付着藻の現存量は,珪藻が主体となった 2 月に 4.8~82.3(平均値 31.1)mg …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献37件

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