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検索結果 78 件

  • 局所陰圧閉鎖療法を行った腸管皮膚瘻を伴う開放創の2例

    村尾 直樹, 大毛 宏喜, 渡谷 祐介, 上村 健一郎, 村上 義昭, 末田 泰二郎 日本臨床外科学会雑誌 80 (12), 2196-2200, 2019

    <p>局所陰圧閉鎖療法は創傷治癒を促進する有効な治療法であるが,腸管と交通のある創では禁忌とされてきた.今回われわれは,腸管皮膚瘻を伴う開放創に対して,ドレナージによる瘻孔閉鎖後に非固着性ガーゼで露出腸管を保護して本療法を行い,著明な創縮小を得た2症例を経験した.症例1は67歳の女性.S状結腸憩室穿孔に対しHartmann手術を施行したが,術後結腸断端破綻に伴い正中創が離開した.症例2は65歳の…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 膵切除術後の臨床的膵液瘻に対する治療

    上村 健一郎, 村上 義昭, 近藤 成, 中川 直哉, 岡田 健司郎, 高橋 信也, 大毛 宏喜, 末田 泰二郎 日本外科感染症学会雑誌 15 (1), 94-99, 2018-02-28

    <p>膵切除術後,とくに膵頭十二指腸切除術における術後膵液瘻は,近年のさまざまな残膵再建術式の開発や周術期管理の進歩にもかかわらず依然として手術関連死亡に直結する臨床上もっとも注意すべき合併症である。術後膵液瘻治療としては,抗菌薬の使用,栄養サポート,Somatostatin analogsの使用,カテーテル治療,および手術治療などが議論されてきたが,標準的治療としてのエビデンスは十分ではない。…

    DOI 医中誌

  • 感染性腕頭動脈瘤に対するEndovascular Repairを施行した一例

    呉 晟名, 髙橋 信也, 田口 隆浩, 片山 桂次郎, 黒崎 達也, 末田 泰二郎 日本血管外科学会雑誌 26 (5), 285-288, 2017

    ...の集積亢進を認めた.感染性腕頭動脈瘤と診断し,弓部大動脈への操作を回避するために,腕頭動脈へのステントグラフト留置および右総頸動脈–鎖骨下動脈バイパスを施行し,瘤内へのtype 2エンドリークをコイル塞栓した.術後は瘤の拡大および感染の再燃なく良好に経過した.感染性腕頭動脈瘤に対する血管内治療は高リスク患者に対する治療法の1つであると考えるが,長期予後は不明であり,さらなるフォローアップが必要である...

    DOI 医中誌

  • 膵漿液性嚢胞腫瘍(Serous cystic neoplasm)に対する手術適応

    佐々木 勇人, 村上 義昭, 上村 健一郎, 橋本 泰司, 近藤 成, 中川 直哉, 迫田 拓弥, 浦部 和秀, 佐々木 民人, 大毛 宏喜, 末田 泰二郎 膵臓 30 (4), 585-591, 2015

    膵漿液性嚢胞腫瘍は通常は良性腫瘍であり経過観察の方針となるが,有症状例や巨大な腫瘍の場合は切除の対象となる.今回,当科で経験した膵漿液性嚢胞腫瘍12切除例の臨床病理学的特徴を解析し手術適応について検討した.平均年齢は63歳で性別は女性9例であった.有症状例を3例に認め,腫瘍の局在は頭部5例,体部3例,尾部4例であった.平均腫瘍径は6.9cmで,増大傾向を6例に認めた.主膵管の狭窄,拡張を6例に認…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献14件

  • 膵粘液性嚢胞腫瘍11切除例の臨床病理学的検討―妊娠期発症2例を含めて―

    浦部 和秀, 村上 義昭, 上村 健一郎, 首藤 毅, 橋本 泰司, 近藤 成, 中川 直哉, 佐々木 勇人, 大毛 宏喜, 有廣 光司, 末田 泰二郎 膵臓 29 (4), 721-728, 2014

    膵粘液性嚢胞腫瘍は悪性化能を持つ稀な膵嚢胞性腫瘍で,疾患概念が卵巣様間質により統一されている.しかし,その実態はまだ不明な部分がある.今回,当科で経験した,病理組織学的に卵巣様間質を伴う膵粘液性嚢胞腫瘍11切除症例を対象とし,臨床病理組織学的因子を検討した.性別は全て女性で,平均年齢は52.5歳であった.妊娠期に診断された症例は2例で,1例は増大傾向を示し,1例は破裂による膵性腹水を呈した.腫瘍…

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献25件

  • 生体腎移植術前の重症 AS に対する自己心膜による大動脈弁再建術の経験

    渡谷 啓介, 内田 直里, 片山 桂次郎, 高橋 信也, 高崎 泰一, 黒崎 達也, 今井 克彦, 末田 泰二郎 日本心臓血管外科学会雑誌 43 (2), 92-95, 2014

    ...透析患者で,重症大動脈弁狭窄症を認めた.術後早期に生体腎移植を施行する必要があり,術後の抗凝固療法は望ましくないこと,腎移植後には免疫抑制剤の内服を必要とするため,人工物の留置は望ましくないことからAVrCを行った.術後は,大動脈弁口圧較差も少なく逆流もなく順調に経過して,手術から113日後に生体腎移植を受けた.自己心膜弁による大動脈弁再建術は抗凝固療法が術直後より不要で,自己組織で作製するために感染...

    DOI 医中誌 参考文献1件

  • 潰瘍性大腸炎手術における骨盤内ドレーン早期抜去についての検討

    上神 慎之介, 大毛 宏喜, 清水 亘, 渡谷 祐介, 繁本 憲文, 末田 泰二郎 日本大腸肛門病学会雑誌 66 (8), 596-600, 2013

    ...は31.6%,うち臓器/体腔感染症発症率は9.2%であった.臓器/体腔感染症の診断時期は術後平均13.2日と遅く,全例ドレナージにて軽快した.骨盤内膿瘍から外因性感染を疑わせる菌種は,表皮ブドウ球菌1株のみの検出にとどまった.潰瘍性大腸炎のような術後感染高リスク手術であっても,閉鎖式ドレーンの短期間留置は安全で,外因性感染を最小限に抑えることが出来た....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献26件

  • 病院内感染対策の展望

    大毛 宏喜, 末田 泰二郎 日本農村医学会雑誌 61 (6), 854-861, 2013

    腸内グラム陰性桿菌の耐性化が進行している。その多くは院内での抗菌薬暴露に伴う耐性化ではなく,市中での広がりである。従って今後耐性菌が院外から侵入してくるのを食い止める事は困難である。我々にできることは,耐性状況を把握すること,院内でそれ以上広げないようにすること,そして従来通り抗菌薬の適正使用に努めることである。耐性が進行した状況でも治療成績を保つたには,耐性菌のサーベイランスデータが欠かせない。

    DOI Web Site 医中誌 参考文献45件

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