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検索結果 47 件

  • 長期観察期間を経て切除されたPlacental transmogrification of the lungの1例

    熊谷 陽介, 長 博之, 小林 萌, 平山 安見子, 尾田 博美, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (4), 220-223, 2023-05-15

    ...<p>症例は50歳,男性.検診の胸部CT検査にて右肺下葉に腫瘤影を認め,経過観察されていたが,15年の経過で緩徐に増大傾向を示したため,手術目的で当科紹介となった.右肺下葉に腫瘤影および結節影を認め,胸腔鏡下右肺下葉切除術を施行した.腫瘤はたらこ状の組織で,病理組織検査では胎盤絨毛様組織を認め,placental transmogrification of lung(PTL)と診断された.術後6ヵ月現在...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 胸腔頂部神経鞘腫に対してNarrow Band Imagingを併用し胸腔鏡下被膜下切除を施行した1例

    小林 萌, 住友 亮太, 村上 裕亮, 長 博之, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (5), 572-575, 2021-07-15

    <p>胸腔頂部における腫瘍に対する外科的治療では,術式の選択により侵襲が大きく異なり,術後に神経脱落症状などを合併する可能性がある.症例は44歳女性.人間ドックで右肺尖部に腫瘤影を指摘され当院を受診した.胸部MRIで神経鞘腫などの良性腫瘍を疑い経過観察していたが,経時的に腫瘍が緩徐に増大するため,手術を行った.術中にNarrow Band …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 乳児期の開胸手術で肋骨の固定に使用された鋼線が原因で気胸を繰り返した1例

    福井 崇将, 住友 亮太, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (5), 675-678, 2017

    ...使用された鋼線が断裂し,術後20年に気胸を繰り返した一例を経験した.症例は20歳男性.生後6ヵ月時に成熟奇形腫に対して前縦隔腫瘍切除術が行われ,離断された左第3,4,5肋骨を鋼線で固定された.18歳時に健診で左気胸を指摘された既往があり,再度左気胸を発症して受診した.胸腔ドレナージにて一度軽快したが短期間で再発した.胸部CTで第5肋骨から胸腔内に突出する異物を認め,胸腔鏡下に肺瘻閉鎖・異物除去術を施行...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 穿破により著明な炎症所見を伴ったと思われる縦隔内成熟奇形腫の1手術例

    福井 崇将, 住友 亮太, 大竹 洋介, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (5), 628-632, 2017

    ...した.術中迅速病理検査では異型のある細胞がみられたが,確定診断に至らなかった.抗生剤投与で経過を観察したところ炎症反応の改善と縦隔腫瘍の縮小を認めた.以上の臨床経過から穿破を伴った成熟奇形腫と考え,待機的に胸腺胸腺腫瘍摘出術を施行した.病理診断では表皮と粘膜組織,膵組織,脂肪組織,軟骨等を認め,未熟な部分はなく成熟奇形腫と診断された....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 大動脈弁置換術後に生じた胸腔内chronic expanding hematomaの1手術例

    山梨 恵次, 上田 雄一郎, 徳野 純子, 住友 亮太, 庄司 剛, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 29 (2), 210-214, 2015

    ...症例は78歳,男性.1982年,大動脈弁閉鎖不全症に対して大動脈弁置換術を施行され,抗凝固療法中であった.2006年の胸部単純X線写真で右第二弓の拡大を認め,胸部CTで右中縦隔に腫瘤影を指摘された.2013年5月,腫瘤影の増大を認め当科紹介となった.胸部造影CTで,辺縁に造影効果のある内部不均一な径75 mmの腫瘤を認め,胸部MRI(T2強調画像)で,腫瘤内部に高信号と低信号の混在を認めた.臨床経過...

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • 当院における局所麻酔下胸腔鏡56例の検討

    岡部 亮, 徳野 純子, 上田 雄一郎, 長 博之, 庄司 剛, 大政 貢, 政龍 日本呼吸器外科学会雑誌 27 (2), 131-135, 2013

    ...当院で施行した局所麻酔下胸腔鏡56例について,術前PSと術前・術後の合併症を含めて臨床的検討を行った.局所麻酔下胸腔鏡施行の理由は,組織学的検査やフローサイトメーターのための生検などの検査が34例,膿胸掻爬術が20例,肺瘻閉鎖術が2例であった.術前PSではPS 2以上が24症例(43%)であり,その原因としては急性膿胸が10例(42%)と最も多かった.疾患別では,膿胸が全体の7割近くを占めた.胸腔鏡検査...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 肋骨原発巨大軟骨肉腫の1切除例

    新居 和人, 奥田 昌也, 張 性洙, 石川 真也, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 23 (4), 636-640, 2009

    ...肋骨原発巨大軟骨肉腫に対して,広範囲胸壁切除術と胸壁再建術を施行した1例を経験した.77歳女性で,10年前より左前胸部の膨隆を自覚していた.当初は軟骨腫と診断され経過観察されていたが,後に軟骨肉腫と診断されたため,今回手術施行となった.grade II(Evansら<SUP>1)</SUP>の分類に基づく)と悪性度が高く,また腫瘍径も10cm弱と巨大であった.しかし,広範囲に胸壁切除術を行い,有茎腹直筋皮弁...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • シェーグレン症候群に合併した結節性肺アミロイドーシスの2例

    張 性洙, 中野 淳, 奥田 昌也, 三崎 伯幸, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (4), 691-695, 2008

    ...,Lip biopsy,抗SS-A, -B抗体陽性よりシェーグレン症候群と診断した.また両肺に多発する結節影を認め小開胸肺生検を施行,ALアミロイドーシスと診断した.2症例とも全身検索で他部位にアミロイド沈着を認めず結節性肺アミロイドーシスと診断した.シェーグレン症候群には種々の肺病変の合併が知られているが,肺アミロイドーシス合併の報告は極めてまれであり文献的考察を加えて報告する....

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献18件

  • 呼吸機能障害を有する肺癌手術症例に対する呼吸理学療法の効果

    張 性洙, 後藤 正司, 垂水 晋太郎, 中島 尊, 亀山 耕太郎, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (1), 13-17, 2008

    ...行った.呼吸理学療法によりFEV1.0及びVCは有意に改善した.FEV1.0及びVCは理学療法の施行期間に伴い改善した.また呼吸器合併症は呼吸理学療法施行群で有意に低かった.早期に周術期呼吸理学療法を開始することにより,呼吸機能の改善と術後合併症の減少が期待できる....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 悪性胸膜中皮腫に対し術前化学療法後に胸膜肺全摘術を施行した2症例

    桝屋 大輝, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (7), 891-894, 2007

    悪性胸膜中皮腫に対し,GEM+CDDPの術前化学療法後に胸膜肺全摘術を行った2症例を経験したので報告する.症例1は50歳男性.症例2は52歳男性.2症例ともに組織型は上皮型であり,IMIG病期分類にてc-II期であった.GEM+CDDPの術前化学療法を行い,評価は症例1がPRで,症例2はSDであった.胸膜肺全摘術を行い2症例とも完全切除であった.術後合併症はなく,現在術後30ヵ月と13ヵ月で無再…

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 原発不明縦隔リンパ節癌の1例

    森 奈都美, 桝屋 大輝, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 673-676, 2007

    ...症例は71歳女性.他院にてCEA上昇と大動脈傍リンパ節腫大とを指摘され,当科へ紹介となった.全身精査にて大動脈傍リンパ節の腫大以外に異常所見なく,開胸リンパ節生検を施行した.大動脈傍リンパ節1個のみが1×2cm大に腫大し,周囲への浸潤は全くなく,容易に摘出可能だった.その他のリンパ節には腫大を認めず,明らかな肺内・肺門部病変も認めなかった.病理組織学的検査にて未分化癌との診断だった.術後,化学療法2...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献15件

  • 当院において肺全摘術を施行した非小細胞肺癌45例についての検討

    中島 尊, 中野 淳, 張 性洙, 後藤 正司, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 634-638, 2007

    ...当科において非小細胞肺癌に対し施行した肺全摘術について検討した.1993年3月から2003年7月までに肺全摘術を施行した45例を対象とした.患者背景は男性36例,女性9例で,病期はIII期以上が33例であった.また組織型では扁平上皮癌が28例と最も多かった.手術時間は平均281.6分で,術後平均在院期間は46.8日であった.一方術後合併症は12例に認めたが気管支断端瘻はなく,術関連死は1例であった....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献26件

  • 呼吸リハビリテーション後に肺切除術を施行し得た低肺機能症例12例についての検討

    中島 尊, 中野 淳, 張 性洙, 後藤 正司, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (5), 639-644, 2007

    ...当科において呼吸リハビリ後に肺切除を施行した低肺機能症例について検討した.2000年11月から2003年8月までに肺切除を施行した術前FEV1.0≦1.0lの症例12例を対象とした.患者背景は男性9例,女性3例で,年齢は65歳以上が11例であった.術前呼吸リハビリは平均14.8±8.7回施行されており,VC,FEV1.0いずれも有意に改善していた(p=0.0145,p=0.0112).術後合併症,術関連死...

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • FDG‐PETで陽性を示し肺癌との鑑別が困難であった肺犬糸状虫症の一例

    井貝 仁, 垂水 晋太郎, 橋本 新一郎, 張 性洙, 中野 淳, 奥田 昌也, 後藤 正司, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 21 (2), 193-196, 2007

    ...症例は63歳,女性.検診の胸部レントゲンで異常陰影を指摘されたため,近医を受診.胸部CTで右肺S6に径2cm大の辺縁不整な空洞を伴った結節影が認められ,また,FDG-PETで同部位に一致して異常集積像を認めた.原発性肺癌もしくは同じくFDG-PETで異常集積を認め発見された乳癌の肺転移を疑い,診断・治療目的で開胸下肺部分切除術を施行し,術中迅速病理で肺犬糸状虫症と診断された.肺犬糸状虫症では胸部CT...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献18件

  • 胸部CTで充実性結節陰影を呈しFDG-PET陰性であった高分化腺癌の2例

    後藤 正司, 中島 尊, 桝屋 大輝, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 20 (2), 205-208, 2006

    ...CTで充実性結節陰影を呈し,PET陰性であった高分化腺癌の2例を経験した.画像上は,良性腫瘍や低悪性腫瘍が疑われたが,開胸生検でそれぞれ高分化腺癌と診断され,根治術のため葉切除を施行した.画像上GGOを呈する肺胞上皮癌においては,FDG-PET疑陰性はしばしば見られるが,充実性陰影を示す結節に対するPETの診断能は高いとされている.胸部CT上,充実性結節陰影を呈し,PET疑陰性であった肺腺癌2例を報告...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献11件

  • 成人発症の気管支肺線維肉腫の1例

    笠井 由隆, 森 奈都美, 井貝 仁, 垂水 晋太郎, 張 性洙, 中野 淳, 三崎 伯幸, 後藤 正司, 桝屋 大輝, 中島 尊, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 20 (4), 659-662, 2006

    ...症例は67歳女性.3年前に前医で肺平滑筋腫として左S6の部分切除術を受けた.経過観察中に呼吸不全を発症し,当院に紹介された.胸部CT上,左肺門部を中心に上下葉にまたがる腫瘤陰影を認めた.腫瘍は左主気管支へ進展し,完全切除のために左肺全摘術を施行した.術後病理の検討により,3年前の腫瘍は線維肉腫であり,今回はその局所再発と診断された.成人の気管支肺線維肉腫は比較的稀であるが,局所再発の報告が多く,正確...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 肺化膿症と肺梗塞のために診断確定に苦慮した原発巣不明肺門・縦隔リンパ節癌の1例

    桝屋 大輝, 後藤 正司, 中島 尊, 岡本 卓, 劉 大革, 石川 真也, 山本 恭通, 政龍, 横見瀬 裕保 日本呼吸器外科学会雑誌 19 (6), 749-753, 2005

    ...CEAも高値で, 左下葉の原発性肺癌を疑いTBLBを施行するも悪性所見は認められなかった. 左肺S<sup>10</sup>の腫瘤陰影に対しCT下肺生検を施行したが確定診断には至らなかった. 消化管内視鏡検査を含む全身精査では他臓器に異常は認めなかった. 診断確定のために開胸肺生検を行い, 左肺S<sup>10</sup>の腫瘤は術中迅速病理で梗塞巣と診断された....

    DOI 医中誌 参考文献18件

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