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検索結果 277 件

  • 瀬戸内海における陸からの栄養塩負荷削減(1973 年)実施以降の栄養塩濃度変化とその水産業への影響

    多田 邦尚, 中國 正寿, 山口 一岩, 一見 和彦 La mer 61 (3-4), 175-187, 2024-03-27

    ...植物プランクトンの基礎生産量はこの栄養塩濃度減少に応答しておらず,また,動物プランクトン量の変動については,それを解析できるデータがない。漁獲量減少の原因については不明である。栄養塩濃度減少は,その原因のひとつであると考えられるが,埋め立て,藻場・干潟の減少,地球の温暖化,漁獲圧もすべて漁獲量減少の原因として考えるべきである。...

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  • 宮島の地域性に配慮した緑化斜面における緑化2年後までの成立植生

    小宅 由似, ファン=クイン=チ, 小山 克輝, 河野 遼人, 紙本 由佳理, 中原-坪田 美保, 坪田 博美 日本緑化工学会誌 49 (1), 27-32, 2023-08-31

    <p>自然公園区域内での開発に伴う法面緑化の知見蓄積のため,宮島の最終処分場法面における地域性種苗による緑化後2年までの成立植生を明らかにした。1年半経過時にニホンジカによる食害が確認された。1年8ヶ月経過時点で高さ1.41~1.95 mの草本群落が成立していた。斜面上部より下部の出現種数と植被率が高い傾向にあり,種多様性や遷移度の増加もみられた。ヨモギが優占するコドラートでは目標植生構成種のア…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】麹菌のキシログルカン分解戦略

    松沢 智彦 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 117-123, 2023-08-20

    ...<p>麹菌<i>Aspergillus oryzae</i>は伝統的な日本食には欠かせない醸造微生物であり,多くの糖質分解酵素を生産している.麹菌は生育環境中に含まれている多糖類に対してその分解に必要な酵素群を適切に発現させ,分解・資化する.植物の細胞壁や種子に含まれているキシログルカンは複雑な側鎖構造を有しており,その分解には複数の酵素による協働が必要不可欠である.本総説では,筆者らがこれまでに明...

    DOI Web Site 参考文献52件

  • 比例的推論の基礎の形成に関わる活動

    松島 充 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 45-48, 2023

    ...音楽科と生活科の複数の教科書の記述から,ユニット化につながる活動を身体化認知の視点から抽出し,それらの活動と比例的推論の概念形成をつなげる授業デザインのアイデアを考察することである.小学校低学年の音楽科の教科書分析からは,1:リズム遊び,2:リズムづくり,3:呼びかけと答え,4:わらべうた,5:楽器演奏の5種のユニット化につながる活動を抽出した.生活科の教科書分析からは,6:生き物とのふれあい,7:植物...

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  • 塩生植物の作物及び遺伝子資源としての可能性

    東江 栄, 佐藤 稜真, 齋藤 和幸, 諸隈 正裕 日本作物学会紀事 90 (4), 373-381, 2021-10-05

    ...燃料,医療,及びファイトレメディエーション等に利用できることがわかってきた.耐塩性植物の塩に対する適応機構を解明することで,作物の耐塩性を向上させるための重要な知見が得られる.また,耐塩性の高い植物を活用する塩水農業は,塩類集積土壌において農業生産を行う上で有効である.本総説では,塩生植物の機能及び農業利用に関する国内外の事例を紹介し,塩生植物の遺伝子資源及び代替作物としての可能性を考察する....

    DOI Web Site 参考文献74件

  • 激甚な産業公害から過栄養,富栄養へと急激に変化した 内湾の水質に対する植物プランクトン群集の応答

    山田 真知子, 多田 邦尚, 柳 哲雄 沿岸海洋研究 56 (2), 87-95, 2019

    ...将来の植物プランクトン組成を予測するためには,過去の水質環境とそれに応答した植物プランクトン組成が解明され なければならない.北九州市洞海湾は,魚影が認められないほどの著しい産業公害,これを脱却後は高濃度のアンモニアによる過栄養そして現在は富栄養と,水質改善が急速に進んだ内湾である.一方,植物プランクトン調査は栄養細胞について1980年から開始されたが,それ以前の産業公害期の植物プランクトン組成は不明...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 沿岸環境と植物プランクトン増殖~現場観測と室内実験~

    多田 邦尚 沿岸海洋研究 56 (2), 97-103, 2019

    ...沿岸海域の海水中で植物プランクトン増殖の窒素源になると考えられるのはNH4 +,NO3 -,NO2 -,尿素および溶存遊離 アミノ酸である.これらの窒素源が実際の沿岸海域の海水中で,どの程度の濃度で存在するのかを検討した.さらに,複数の窒素源が同時に存在する環境下において,現場での優占種である植物プランクトンが,どの窒素源を利用するのかについて,主にこれまで著者のグループが得た現場観測と室内実験の結果...

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  • 播磨灘南部における植物プランクトン群集構造の長期変動と 増殖特性の関係(Skeletonema 属を例に)

    帰山 秀樹, 本田 恵二, 長谷川 尋士, 宮川 昌志, 吉松 定昭, 多田 邦尚 沿岸海洋研究 56 (2), 79-85, 2019

    ...播磨灘南部海域における物理・化学パラメータならびに植物プランクトン細胞密度について1987年から2017年の期間に おける変動についてとりまとめた.水温,塩分,透明度に明瞭な長期変動傾向は認められなかった.一方で,栄養塩のう ち溶存態無機窒素の経年的な減少が顕著であった.植物プランクトン群集においては珪藻類の優占度が経年的に増加するこが明らかとなった.細胞密度の平年偏差の季節,経年変動を見るとN/P...

    DOI Web Site 被引用文献1件

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