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検索結果 116 件

  • 水の安定同位体比による水田からの地下水涵養の推定

    吉岡 有美, 中村 公人 土壌の物理性 153 (0), 25-31, 2023-03-20

    ...水の安定同位体比とは、水の中の水素安定同位体比(2H/1H)あるいは酸素安定同位体比(18O/16O)のことである.水の安定同位体比は,水分子そのものというわかりやすさがある.他の安定あるいは放射性同位体や溶質といったトレーサー物質とは異なり液相および気相として輸送,すなわち水循環を通して同位体も輸送・循環しており,地下水涵養源の評価や水循環評価などに用いられる.本稿では,地表水体間においても同位体比...

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  • カンボジアトンレサップ湖流域における酸素・水素安定同位体比の時空間変動特性

    吉岡 有美, 増本 隆夫, 辻本 久美子, 伊藤 祐二 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 224-, 2023

    ...<p>最大の淡水湖であるカンボジアトンレサップ湖(TSL)は,雨季にはメコン川からの逆流があり,水位や水面積は大きく変動する.また,TSL流域はメコン川流域の約1割を占めることから,TSLの消長が周辺の水循環に及ぼす影響は大きいと考えられるが,水文観測データが乏しく,湖への地下水流入の有無など未解明な点が多い.酸素・水素安定同位体比は,水循環評価に適したトレーサーであるが,水体間で値の大小があることが...

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  • 中海浚渫窪地の硫化水素発生抑制における石炭灰造粒物の適正施工量

    山本 民次, 中原 駿介, 桑原 智之, 中本 健二, 斉藤 直, 樋野 和俊 水環境学会誌 45 (5), 207-221, 2022

    ...<p>中海干拓・淡水化事業で残された中海の浚渫窪地では, 硫化水素の発生が著しく, 生態系の崩壊につながっている。2012年12月~2013年2月に, 細井沖の小規模な窪地 (面積0.05 km<sup>2</sup>) を対象に, 環境修復資材である石炭灰造粒物を試験的に覆砂 (30,000 m<sup>3</sup>, 覆砂厚50 cm) したことで, 硫化水素の発生を大きく抑制できた。...

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  • 本邦の石炭と現世陸源有機物の水素指数:斐伊川-宍道湖および飯梨川-中海水系を例として

    三瓶 良和, 内堀 奈美, 石田 貴博 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 151-, 2022

    ...<p>【はじめに】</p><p> 化石燃料は水素を取り出せる新たな資源物質として期待されている。天然ガスから水素が生成されるシステムは既に確立されており,また,これまで使われてこなかった低品位の石炭のうち褐炭は日本とオーストラリアの共同開発「褐炭水素プロジェクト」によって新たな水素資源になろうとしている。...

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  • 酸素・水素安定同位体比による水田主体扇状地の地下水涵養源評価の可能性

    吉岡 有美, 吉岡 秀和, 中村 公人, 中桐 貴生, 櫻井 伸治, 堀野 治彦, 瀧本 裕士 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 120-, 2021

    <p>石川県手取川扇状地は、中央に手取川、南西部に梯川、北東部に犀川が流れ、いずれの河川も日本海へと流下し、扇面面積190 km<sup>2</sup>の典型的な形状を有する扇状地である.扇状地内の半数を水田が占めるという特徴を有する.既往研究より、手取川河川水、降水、水田からの浸透水が地下水の主な涵養源であることがわかっている.地下水涵養源を評価することは,流域水循環の理解にとって重要であるが…

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  • 塩淡二層汽水湖の貧酸素改善を目指した酸素溶解装置の運用検証

    杉原 幸樹, 管原 庄吾, 増木 新吾 土木学会論文集G(環境) 76 (7), III_261-III_267, 2020

    ...<p> 塩淡二層汽水湖の網走湖で塩水層の貧酸素解消を目的に,実水域で酸素溶解装置(WEP)の運用試験を行った.2ヶ月の装置運転でおよそ210,000m<sup>2</sup>に酸素供給影響が確認された.一方で残存酸素量は装置の運転時間と含有硫化水素濃度に依存して,水塊移動と供給酸素濃度が重要であることが確認された.また装置の筐体耐久度も強還元状態の水中においては,2カ年ほどで破損を生じることが確認された...

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  • 内部凝縮型反応器(ICR)を用いる二酸化炭素からのDME合成

    荒木 貴裕, 朝見 賢二, 小俣 光司, 藤元 薫 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 215-, 2019

    ...<p>水素は再生可能エネルギーの中でも重要なエネルギー媒体であり、この点からCO<sub>2</sub>と水素から燃料を合成することが求められる。しかし、CO<sub>2</sub>から燃料を合成する場合、平衡の制約や水の副生の問題がある。...

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  • 酸素溶解装置の結氷期を含む連続運用による汽水湖の貧酸素改善の検証

    杉原 幸樹, 増木 新吾, 管原 庄吾, 村山 雅昭 土木学会論文集G(環境) 75 (7), III_299-III_307, 2019

    ...が確認され,硫化水素濃度はDO供給標高を中心に大幅な低下が確認されたが,検出限界以下にはならなかった.一方で,融雪後は湖内流動が再開することで,水塊移動に伴いDO供給効果が流下して,DOと濁度は低下する挙動が確認された.また水質分析の結果から,WEPによるDO供給によって,機器周辺の硫化水素は40%削減され,全リン及び全窒素も20%削減されることが確認された.これより,DO供給によって汽水性貧酸素水塊...

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  • 金属硫化物触媒を用いたブタン脱水素反応

    豊平 裕樹, 久保田 岳志, 小俣 光司 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 34-, 2019

    ...<p>安価で無害な二硫化モリブデンの担持触媒を用いて<i>n-</i>ブタン脱水素反応を行い、担体や金属添加の影響を調べた。チタニア担持硫化モリブデン触媒は773 Kで脱水素活性を示し、さらに分解生成物がきわめて少ないことがわかった。さらに脱水素生成物速度の低下も小さいことから、安定性の高い触媒であることが明らかになった。...

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  • 東京湾三番瀬における青潮湧昇特性およびホンビノスガイへの影響検討

    遠藤 雅実, 佐々木 淳, 管原 庄吾 土木学会論文集B2(海岸工学) 75 (2), I_1009-I_1014, 2019

    ...れて生じる傾向にあった.その後は北偏風の継続により,浅場漁場内へと分布が拡大していく様子や,解消へ向かうまでの時々刻々の変化を明らかにした.船橋航路と市川航路における青潮発生状況に関する時間差は,各々の寄与は明らかでないが,船橋航路底層における硫化物を含む無酸素水塊が,沖合平場底層水塊の湧昇時に先行して湧昇したためと示唆された.また,三番瀬で想定される水質によるホンビノスガイへの影響を検討し,硫化水素環境下...

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  • 汽水湖の底層貧酸素改善に関する現地試験

    杉原 幸樹, 増木 新吾, 管原 庄吾, 新目 竜一 土木学会論文集G(環境) 74 (7), III_35-III_41, 2018

    ...をトレーサーとすると,底層水塊の流れに沿っておよそ120 m四方に酸素供給効果が波及していることが確認された.また水質分析の結果から,WEPによる酸素供給によって,硫化水素の減少とともに,リン及び窒素の減少も確認された.このことから,特定標高の層における汽水性貧酸素水塊の無毒化及び栄養塩濃度の減少が可能であることが示唆された....

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  • 硫化ナトリウム溶液を用いる湖底堆積物中無機態リンの連続分画抽出/吸光光度定量法

    江川 美千子, 管原 庄吾, 清家 泰 分析化学 66 (7), 495-502, 2017

    ...湖底堆積物中の無機態リン(Fe型リン,Al型リン,Ca型リン)を定量するための新規連続分画抽出法を開発した.この方法の特長は,湿泥試料のまま扱う点とFe型リンの抽出剤に硫化水素(硫化ナトリウム溶液)を用いる点にある.硫化ナトリウム溶液はFe型リンと反応して硫化鉄を沈殿しリン酸イオンを溶離した.その混合物をろ過し,モリブデン青法を用いてろ液のリン酸イオン濃度を定量した.過剰の硫化水素がモリブデン青の発色...

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  • アルミナ表面のフラクタル次元と水素化分解活性の相関

    橘 駿介, 西岡 孝浩, 久保田 岳志, 小俣 光司 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 60-, 2017

    ...本研究ではSEM画像のみから求めたアルミナ表面のFDと, それを担体とするCoMo/アルミナ触媒の重質油水素化分解活性の相関を検討した. <br>...

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  • 担持金属硫化物触媒の水素化脱硫活性における細孔構造の影響

    酒寄 康之, 久保田 岳志, 小俣 光司, 佐竹 晴香, 岡本 昌樹, 関 浩幸 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 151-, 2017

    ...水素化脱硫触媒の担体として規則的な細孔構造を持つメソポーラス物質が注目されている。しかしその規則正しい細孔構造がアモルファスなシリカ担体と比較してどのような影響を脱硫特性に与えるのかはわかっていない。そこで本研究では担体としてアモルファスなシリカゲルとSBA-15を担体とした金属硫化物触媒を調製し、水素化脱硫活性の比較を行った。...

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