検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 67 件

  • 瀬戸内区中新統:鮎河層群と綴喜層群

    入月 俊明, 栗原 行人 地質学雑誌 129 (1), 355-369, 2023-07-08

    ...<p>瀬戸内区中新統の,従来,第一瀬戸内累層群と呼ばれた下部中新統上部〜中部中新統下部は様々な化石を豊富に含んでいることから,古くより地質学・古生物学的研究が盛んに行われてきた.これらの中新統からは,特に,前期中新世の明世動物群や中期中新世最温暖期(Mid-Miocene Climatic Optimum)の門ノ沢動物群を特徴づける貝化石が豊富に産出することで知られている.近年,微化石に基づく生層序学的研究...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • (エントリー)貝形虫化石群集解析に基づく島根県出雲平野東部の前期完新世の古環境変化

    大植 和, 入月 俊明, 中島 啓, 瀬戸 浩二, 香月 興太, 中西 利典, 齋藤 文紀 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 265-, 2023

    ...約7600~7000年前では<i>B. bisanensis</i>の産出割合・密度が相対的に減少し,<i>S. quadriaculeata</i> と<i>C. uranouchiensis</i>の産出割合・密度が増加したのち,汽水性種の<i>Cytherura miii</i>が断続的に産出したことから,徐々に淡水の流入による塩分低下が引き起こされたと推定される....

    DOI

  • 三重県中新統阿波層群槇野層の含礫泥岩層の岩相と微化石群集

    入月 俊明, 黒川 聡美, 林 広樹, 辻本 彰, 瀬戸 浩二 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 447-, 2023

    ...し,含礫泥岩から浅海〜深海までの種が混在して産出した.今回初めて底生有孔虫化石が産出し,産出傾向は貝形虫化石と同様で砂岩岩塊から岩礁沿岸の藻場種である<i>Glabratella</i> cf....

    DOI

  • 隠岐島後,都万地域の海成中新統層序

    林 広樹, 能海 冬馬, 渡辺 真人 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 453-, 2023

    ...しており,また,後者は典型的な個体でない(cf.)ことから,年代決定の妥当性について再検討の余地がある.本研究では,都万地域で詳細な地質調査を実施し,微化石分析試料を採取した.あわせて,島根大学総合博物館に保管されている角館(1988)のLoc. 1およびLoc.2の岩石試料(須永ほか,2021で貝形虫化石が検討されている)を用いて,有孔虫化石を検討した.その結果,Loc. 1および2の浮遊性有孔虫...

    DOI

  • (エントリー)中海における過去約60年間の現生貝形虫群集の時間空間変化

    石垣 璃, 入月 俊明, 瀬戸 浩二, 嶋池 実果, 辻本 彰 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 496-, 2023

    ...本研究の貝形虫分析には,島根大学エスチュアリー研究センター所有の小型船舶上から2021年8月にエクマンバージ式グラブ採泥器により採取された湖底表層堆積物の表層1 cmを使用した.堆積物を250メッシュ(開口径:63μm)の篩上で水洗し,生体と遺骸の区別を容易にするため,ローズベンガルで染色し,水洗・乾燥させた.その後,乾燥試料を200メッシュ(開口径:75μm)の篩で分別し,粗粒な堆積物を適宜分割して...

    DOI

  • 隠岐島後に分布する中新統久見層の放散虫化石層序

    宮本 広富美, 林 広樹, 板木 拓也 地質学雑誌 128 (1), 377-393, 2022-12-29

    ...亜帯~<i>Lychnocanoma magnacornuta</i>帯下部が認められ,久見層下部からは<i>Melittosphaera magnaporulosa</i>帯が認められた.さらに,久見層最下部から下部にかけて<i>Pentactinosphaera hokurikuensis</i>と<i>Cyrtocapsella tetrapera</i>の2種によって構成されるP-C群集が産出...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • トカラギャップ周辺海域における現生貝形虫群集(予報)

    中野 太賀, 岩谷 北斗, 鈴木 克明, 板木 拓也, 久保 観, 佐々木 聡史 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 73 (5-6), 329-335, 2022-12-27

    ...生物地理分布境界の渡瀬線が設定されている小宝島,悪石島間における海底生物相の変化を,現生貝形虫をモデルとして検討すると共にトカラギャップ周辺海域における現生貝形虫群集構造を明らかにすることを目的とする.解析にはGB21-1航海によって採取された表層堆積物5試料を用い,トカラ列島に属する宝島周辺海域における現生貝形虫の空間分布を検討した.結果として,研究海域から貝形虫が初めて認められ,60属以上を同定した.産出...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献22件

  • 上総層群黄和田層上部の微化石分析に基づく北西太平洋の前期更新世海洋変動

    桑野 太輔, 土屋 祐貴, 亀尾 浩司, 林 広樹, 宇都宮 正志, 久保田 好美, 万徳 佳菜子, 大浦 佑馬, 岡田 誠 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 325-, 2022

    ...., 2021).本研究では,MPTの開始付近(MIS 36–40)をターゲットとし,房総半島中央部に分布する上総層群黄和田層から産出する微化石群集の検討,および有孔虫化石の同位体分析をもとに古海洋環境の復元を行った....

    DOI

  • 東南極スカルブスネス露岩域の沿岸湖沼・親子池の湖底堆積物に記録された氷床後退後の基盤隆起と環境変化の復元

    香月 興太, 岩成 和弥, 菅沼 悠介, 川又 基人, 柴田 大輔 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 79-, 2022

    ...湾に面した湖沼・親子池である.親子池の湖心から採取された柱状堆積物試料は,コア底部に氷河性シルトが堆積し,氷床後退時の堆積記録が残されている.氷河性シルト層上部の堆積年代は,Kawamata et al. (2020)が示したスカルブスネス半島の北部と南部の氷床後退年代より早く,スカルブスネスでは親子池があったオーセン湾南部で氷床がより早く後退したことを示している.氷河性シルト層上部には海生珪藻が産出...

    DOI

  • 広島県庄原市西城川における中新統備北層群の貝形虫化石群集とCNS元素分析

    山本 知真理, 入月 俊明, 瀬戸 浩二 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 384-, 2022

    ...</p><p> 貝形虫化石の処理には採取された34試料を用い,硫酸ナトリウム法とナフサ法を併用して岩石を細粒化し,その後,全ての貝形虫化石を抽出した.CNS元素分析には主に泥質岩よりなる26試料を使用し,島根大学エスチュアリー研究センターのFISON製CHNS元素分析計を使用した....

    DOI

  • 紀伊水道における現生貝形虫群集の水平分布と<i>Neomonoceratina delicata</i>の発見

    竹内 美優, 岩谷 北斗, 天野 敦子, 有元 純, 鈴木 克明, 板木 拓也, 入月 俊明 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 389-, 2022

    ...調査地域中央部は内湾種が比較的多く外洋種は南側ほど産出数が多くないが認められる、内湾種と外洋種の混在群集であることが明らかになった。</p><p> 紀淡海峡南部の水深51.04 m地点から、保存の良い<i>N. delicata</i>の複数個体の遺骸殻が産出した。...

    DOI

  • 近畿地方の瀬戸内区に分布する下-中部中新統の生層序と対比

    入月 俊明, 柳沢 幸夫, 木村 萌人, 加藤 啓介, 星 博幸, 林 広樹, 藤原 祐希, 赤井 一行 地質学雑誌 127 (7), 415-429, 2021-07-15

    ...が産出し,珪藻化石帯のNPD2B帯に対比された.山辺層群吐山層から珪藻化石のみが産出し,珪藻化石帯のNPD2A帯(19.9-18.2 Ma)に対比された.山粕層群中太郎生層から浮遊性有孔虫化石と珪藻化石が産出し,珪藻化石帯のNPD2A帯に対比された.以上の新知見と先行研究の再検討を踏まえると,瀬戸内区の中新統は19-15 Maの汎世界的な4回の海水準上昇期に関連して形成されたと考えられる....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献28件

  • 新島(燃島)の後期更新世末期-完新世の石灰質微化石群集と鹿児島湾奥の古環境復元

    前浜 悠太, 鹿野 和彦, 大木 公彦, 入月 俊明, 林 広樹 地質学雑誌 127 (6), 363-376, 2021-06-15

    ...<p>鹿児島湾奥の新島に露出する姶良カルデラ底下の堆積物から底生有孔虫と浮遊性有孔虫,貝形虫の化石が産出することを見出し,それらの群集を分析した結果,以下の点が明らかになった.姶良カルデラは,当初,淡水に満たされていたが,1万3千年前以前に暖流が流入して深さ100 mを超える還元的で閉鎖的な海域となった.しかし,その後,微化石の種数と産出頻度は著しく低下する.その原因の1つとして姶良カルデラ北東部の...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献25件

  • 花粉分析に基づく小笠原諸島母島における定住化前後の植生変化

    志知 幸治, 鈴木 節子, 須貝 杏子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 507-, 2021-05-24

    ...表層から約50cm深までのいずれの層準においてもタコノキ属花粉が最も多く産出した。湿地周辺では、タコノキが現在まで広く分布していたと考えられる。それ以外では16cm深を境に花粉組成は大きく異なっていた。16cm以深ではヤシ科、ツバキ科、ホルトノキ属、マメ科などが産出し、これらが原植生を構成していたと考えられる。...

    DOI

ページトップへ