文学の力、語りの挑戦 : 中国近現代文学論集

著者

    • 宮尾正樹教授退休記念論集刊行会 ミヤオ マサキ キョウジュ タイキュウ キネン ロンシュウ カンコウカイ

書誌事項

文学の力、語りの挑戦 : 中国近現代文学論集

宮尾正樹教授退休記念論集刊行会編

東方書店, 2021.3

タイトル別名

The power of literature and the challenge of narrative

文学の力語りの挑戦 : 中国近現代文学論集

タイトル読み

ブンガク ノ チカラ、カタリ ノ チョウセン : チュウゴク キンゲンダイ ブンガク ロンシュウ

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収録内容

  • 1917年-1949年中国現代文学の誕生
  • 文学の生まれる場 / 子安加余子
  • 凌叔華の燕京大学における学び / 阿部沙織
  • 郁達夫「二詩人」における諷刺とユーモア / 范文玲
  • 葉霊鳳が描いた男女に見られる「椿姫」の影響 / 石井洋美
  • 銭鍾書と呉宓 / 杉村安幾子
  • 『星洲日報』副刊主編時期の郁達夫における南洋に対する認識について / 新沼雅代
  • 中山樵夫訳『苦悶する支那』を探る / 宮本めぐみ
  • 1949年-1999年探求する作家たち
  • 巴金と芹沢光治良 / 河村昌子
  • 1965年の老舎の"声" / 布施直子
  • 笑いに託されたもの / 迫田博子
  • 黄春明「両個油漆匠」の改編をめぐって / 西端彩
  • 香港作家・也斯の「対話」による創作活動 / 西野由希子
  • 寧瀛監督作品『找楽』における「紀実」が担うもの / 舘けさみ
  • 「偶然」から必然へ翟永明と「白夜」 / 但継紅
  • 2000年-近現代を超えて
  • 呉祖光の『風雪夜帰人』 / 鈴木直子
  • 欧陽子「日本童年的回憶」についての一考察 / 天神裕子
  • 亦舒『我的前半生』にみる「全職太太」 / 尹鳳先
  • 賈樟柯映画の女性表象 / 木谷富士子
  • 李碧華「50年」へのまなざし / 小林さつき
  • タイムトラベル禁止令の波紋 / 大塚ゆう美
  • 台湾同志文学が日本統治期を語ることの可能性と不可能性 / 赤松美和子

内容説明・目次

目次

  • 第1篇 1917年〜1949年 中国現代文学の誕生(文学の生まれる場—周作人にとっての『遠野物語』;凌叔華の燕京大学における学び—女性作家と教育;郁達夫「二詩人」における諷刺とユーモア;葉霊鳳が描いた男女に見られる「椿姫」の影響—1932年以降の作品を中心に;銭鍾書と呉〓;『星洲日報』副刊主編時期の郁達夫における南洋に対する認識について—描写表現の変化と胡愈之との比較から;中山樵夫訳『苦悶する支那』を探る—日中戦争下に中国人の実相を伝えた翻訳者)
  • 第2篇 1949年〜1999年 探求する作家たち(巴金と芹沢光治良—文学者の交流;1965年の老舎の“声”;笑いに託されたもの—葉石涛「晴天和陰天」論;黄春明「両個油漆匠」の改編をめぐって;香港作家・也斯の「対話」による創作活動;寧瀛監督作品『找楽』における「紀実」が担うもの;「偶然」から必然へ 〓永明と「白夜」—(知識人への)自由な公共空間提供の重要性)
  • 第3篇 2000年〜 近現代を超えて(呉祖光の『風雪夜婦人』;欧陽子「日本童年的回憶」についての一考察—“回憶”と“記憶”のあいだ;亦舒『我的前半生』にみる「全職太太」;賈樟柯映画の女性表象—記号から物語へ;李碧華「50年」へのまなざし—『〓脂扣』『覇王別姫』及び香港反政府運動における「不変」へのアプローチをめぐって;タイムトラベル禁止令の波紋—映像制作者の取捨選択と創作;台湾同志文学が日本統治期を語ることの可能性と不可能性)
  • 付録 本書概観「空間と時間の見取図」

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

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