CiNii
Ohata Koji
Wetland research 8(0), 99-103, 2018
J-STAGE
TOMITA Keisuke
湧水湿地の研究が盛んである東海地方において,その認識史を整理し,ハビタットとしての湧水湿地の環境に関する理解の進展をまとめた.東海地方の湧水湿地は在地の本草学者らによって近世以前から知られていた.第二次大戦後,固有・準固有の種のハビタットとして改めて注目され,その環境の理解を目的とした研究が進んだ.現在,東海地方の湧水湿地の環境に関する研究は,分布及び成因,形成される場所の地形,面積,表層堆積物, …
Wetland research 8(0), 63-79, 2018
Wetland research 8(0), 59-62, 2018
KODAMA Kimiaki
Wetland research 8(0), 125-129, 2018
Tate Chieko , Tomida Mikio
Wetland research 8(0), 105-113, 2018
YAGI Masakatsu , OBA Yasutoshi
Wetland research 8(0), 149-157, 2018
Keisuke TOMITA
<p>自然保護地域の運営には,利用面の配慮が求められるが,都市近郊に位置する小面積の自然保護地域の利用実態は明らかではない.そこで,愛知県に存在する三つの湧水湿地保護区を事例に,利用者層・利用行動・利用体験の諸相を明らかにした.来訪者へのアンケートによると,来訪者の中心は,夫婦・親子・友人からなる2人または数人のグループで,その大半が近隣自治体に居住する50歳代以上の中高年者であった. …
Geographical review of Japan series A 89(2), 53-67, 2016
Kato Makoto
日本列島の自然は大規模開発の影響を強く受けて大きく変貌してきた。その様相は変化しつつも、依然として大規模開発計画は自然の大きな脅威となっている。さらに近年には、大規模な自然災害が自然に与える影響も注目されるようになってきた。特に、日本列島の自然の中でも水辺環境は、水収支の微妙なバランスの上に成立しているがゆえに脆弱であり、水を重層的に利用する人間活動の影響を受けやすい。本特集では、現在の日本列島で …
JAPANESE JOURNAL OF ECOLOGY 66(3), 681-682, 2016
UMEDA Yoshihiko
… A rainfall infiltration analysis was performed for one year using daily weather data to clarify the formation and the mechanism of maintenance of a spring-water marsh located on a gravel formation. …
地形 35(3), 213-232, 2014-07
NDL Digital Collections
Tomita Keisuke
東海地方の丘陵地には、鉱質土壌が卓越し、湧水によって形成された小規模な湿地(湧水湿地)が点在している。そこには、東海地方固有種や絶滅危惧種が含まれる特異な湿地植生が成立しており、生態系のホットスポットとして注目される。湧水湿地の多くは里山(薪炭林)の中に存在し、土砂の移動や地下水を通じて連接していた。このことから、湧水湿地は周囲の里山の利用と密接に関わりながら維持されてきたことが推定される。現在の …
The Japanese Forest Society Congress 125(0), 787, 2014
Keisuke Tomita
西日本の丘陵地を中心に分布する湧水湿地は,希少種のハビタットであるのと同時に,地域社会の中で人の営為と関係を持ちながら存続してきた里山の湿地という特色を持つ.地域社会と湧水湿地の関わりを整理すると,空間的・心理的近さから生じる場所を介した関わりの中に,形成・維持に直接関与する生態的システムを介した関わりが存在する.今日の湧水湿地の保全・活用に関する活動もその関わりの構造を踏襲している.活動を担う主 …
E-journal GEO 9(1), 26-37, 2014
湧水湿地の形成や維持に,その周囲における人の営為がどのような影響を与えていたのかを,里地・里山の中に存在する愛知県豊田市の矢並湿地を事例に論考した.事例地において,湿原内の植生分布,湿地周囲の環境変遷,堆積物の層相・層序と年代を調査し,総合的に検討した.その結果,砂防堤築造や水田造成などの人為的インパクトによって,湧水が地表を拡散して流れる地形が形成され,湿地が形成されたことが明らかとなった.また …
Geographical review of Japan series A 85(2), 85-105, 2012-03-01
J-STAGE References (45)
ジオパーク化を視野に入れた湧水湿地の有意義な公開方法を検討するための基礎資料として、愛知県内の公開形態の異なる2ヶ所の湧水湿地を事例に、利用者層と利用者満足度を検討した。常時ガイドなしで公開している例として葦毛湿原(豊橋市)を、期間を限定してガイド付きで公開している例として矢並湿地(豊田市)を取り上げ、来訪者にアンケートを実施した。葦毛湿原は332名、矢並湿地は339名から回答を得た。<br …
Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers 2012s(0), 100068, 2012
多くの日本の湧水湿地(湧水によって形成された泥炭の見られない貧栄養の小湿地)では,異なる植物群落が空間的にモザイクを成している.本研究は,この植生パターンの発達に関わる機構を明らかにするため,1960年代から大きな植生変化が確認された大根山湿地(岐阜県)を事例として,湿地内の植生パターンと地下水位および堆積物の移動の分布とを比較した.堆積物の移動のトレーサーとして,大気圏核実験に由来する放射性降下 …
Vegetation Science 29(2), 91-103, 2012
J-STAGE References (26)
広木 詔三 , 清田 心平
Studies in informatics and sciences (11), 31-49, 2000-03
Cited by (5)