ジオメンブレンの変形を考慮した厚さ評価における安全率について

  • 今泉 繁良
    社団法人 土木学会 宇都宮大学 工学部建設学科
  • 横山 幸満
    社団法人 土木学会 宇都宮大学 工学部建設学科

書誌事項

タイトル別名
  • CONSIDERATION ON FACTOR OF SAFETY IN THICKNESS DESIGN OF GEOMEMBRANE USED AS A LINER SUBJECTED TO DEFORMATION
  • ジオ メンブレン ノ ヘンケイ オ コウリョシタ アツサ ヒョウカ ニ オケル

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抄録

貯水池や廃棄物処分場の遮水構造物として用いられているジオメンブレンの厚さ設計の問題について, 基盤の不等沈下に安全に追従しうるジオメンブレンの設計法とそこでの安全率の意味を, Koerner 法, Co-energy 法, 筆者らの弾性法を比較することにより論じた. その結果, (1) 土中に敷設されたジオメンブレンの伸び量に関する安全率FsS, と強度に関する安全率FsSとの間には,FsS=FsF2の関係がある. (2) 厚さに関する安全率および Co-energy に関する安全率と伸び量に関する安全率の値は一致する. (3) ジオメンブレンの必要厚さは, 変形係数・直応力・摩擦係数の各値が大きいほど, 大きな値を必要とする. ことが分かった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1995 (529), 191-196, 1995-12-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (8)*注記

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