区画線表面の凸部が視認性に及ぼす影響に関する理論的研究

  • 今田 寛典
    社団法人 土木学会 呉大学 社会情報学部社会環境情報学専攻
  • 藤谷 明文
    日立化成工業 (株) 山崎工場開発部

書誌事項

タイトル別名
  • THEORETICAL STUDY ON EFFECTS OF CONVEXITIES PLACED ON THE SURFACE OF ROAD MARKING ON THE VISIBILITY
  • クカクセン ヒョウメン ノ トツブ ガ シニンセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

凹凸区画線の視認性向上は, 凸部の傾斜部からの再帰反射光量を多くし, 凸部の後ろにできる影部分を小さくすることが重要である. 本研究は, 入射光が凹凸区画線から再帰反射するメカニズムを理論的に明らかにし, 凹凸区画線の性質を考察するものである.<br>得られた知見は以下のように要約できる. (1) 凸部は区画線からの再帰反射光量を常に増加させるとは限らない. (2) 再帰反射光量が大きくなるような凸部の形状のあることがわかった. (3) 再帰反射光量が最大になる凸部の設置間隔はドライバーの注視点距離によって違う. (4) 凸部をランダムに配列した場合の再帰反射光量は規則的に配列した場合のおよそ70から80%程度である.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1996 (530), 87-97, 1996-01-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (12)*注記

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