均一沈殿法による雲母のTiO<SUB>2</SUB>コーティング

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タイトル別名
  • TiO<SUB>2</SUB> Coating on Mica by a Homogeneous Precipitation Method
  • 均一沈殿法による雲母のTiO2コーティング
  • キンイツ チンデンホウ ニヨル ウンモ ノ TiO2 コーティング
  • TiO2 Coating on Mica by a Homogeneous Precipitation Method

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抄録

尿素を用いる均一沈殿法により雲母の二酸化チタンコーティングを行い, 反応条件の影響を調べた。雲母表面に均一なTiO2膜を得るには, 初期に析出する粒子密度が大きい方がよく, その粒子の成長速度は小さい方がよい。また, 反応溶液相で生成した粒子は雲母表面に付着し膜を不均一化させるので, 溶液相でのTiO2・nH2O粒子の生成を防ぐ必要がある。本実験では尿素濃度は0.1~0.2mol・dmm-3程度, 硫酸濃度は約0.3mol・dm-3, 原料の硫酸チタニル濃度は0.005~0.01mol・dm-3, 温度は60~80℃が適当であった。<BR>以上の結果より, 均一なコーティングを得るためには反応温度を変えて粒子の析出速度と成長速度を制御することが必要である。この場合, 第一段階での粒子の析出密度が高い方が均一で緻密な膜が得られた。このようにして得られたTiO2被覆雲母は800℃の焼成前後で形態に大きな変化はなかった。

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