スサビノリの殻胞子と発芽体を用いた毒性試験法

  • 高見 徹
    社団法人 土木学会 宮崎大学大学院工学研究科システム工学専攻
  • 丸山 俊朗
    社団法人 土木学会 宮崎大学 工学部土木環境工学科
  • 鈴木 祥広
    社団法人 土木学会 宮崎大学 工学部土木環境工学科
  • 三浦 昭雄
    青森大学 工学部生物工学科

書誌事項

タイトル別名
  • TOXICITY TESTING USING CONCHOSPORES AND THEIR GERMLINGS OF <i>PORPHYRA YEZOENSIS</i>
  • スサビノリ ノ カクホウシ ト ハツガタイ オ モチイタ ドクセイ シケンホウ

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抄録

本研究は有害性物質の沿岸生物への影響を評価するために, スサビノリ糸状体から放出される殻胞子と発芽体を用いた毒性試験法の開発を目的とした. 殻胞子は成熟した糸状体を明期10時間, 水温15℃, 1/20PES培地で培養7日後の明期開始後3時間以内に全日放出数の80%が放出される. 殻胞子の着生基質はガラスプレートが最適であった. ガラスプレートへの殻胞子の着生は自然沈降法が最適であった. 殻胞子の着生率と発芽体の生残率は, 放出時期と数が異なる殻胞子を用いた場合でも高い再現性を示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1997 (566), 71-80, 1997-05-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (32)*注記

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