亀裂性岩盤におけるグラウト侵入状況のはぎ取り調査

  • 寺戸 康隆
    社団法人 土木学会 日本基礎技術 (株) 技術本部技術研究室
  • 中川 誠司
    社団法人 土木学会 Materials Science & Mineral Engineering, University of California
  • 米田 俊一
    社団法人 土木学会 宇部興産 (株) 技術開発部 セメント・コンクリートグループグループ
  • 塩崎 功
    社団法人 土木学会 (株) 間組技術研究所 技術研究部
  • 大西 有三
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科土木システム工学専攻
  • 中川 浩二
    社団法人 土木学会 山口大学 工学部社会建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • OPEN-CUT SURVEY ON A HEAVILY FRACTURED ROCK MASS AFTER GROUT INJECTION
  • キレツセイ ガンバン ニ オケル グラウト シンニュウ ジョウキョウ ノ ハギ

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抄録

グラウチング試験後の亀裂性岩盤のはぎ取り調査結果をもとに, 亀裂およびグラウト侵入亀裂の分布および方向性を検討した結果, 次のようなことが分かった. 1) 各水平・鉛直掘削面の亀裂トレースの観察により, 立体的なグラウト侵入形態が再現された. 2) グラウト侵入亀裂の空間的分布は, 卓越する亀裂方向分布に支配される傾向を示した. 3) 方向別グラウト侵入頻度は層理面を切る高角度の亀裂グループが層理面に沿ったものより大きな頻度を示した. 4) グラウトの水セメント比は, 練り上げ時600%であったものが硬化後は水が分離し80%前後にあった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1998 (589), 55-66, 1998-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (13)*注記

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