森林流域におけるTN, TPおよびCODの流出機構のモデル化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • THE MODELING OF TN, TP AND COD RUNOFF IN FOREST BASIN
  • シンリン リュウイキ ニ オケル TN TP オヨビ COD ノ リュウシュツ

この論文をさがす

抄録

森林流域の植生, 土壌特性, 物質循環等を考慮し, TN, TPおよびCODMn (JISによる) の流出モデルを構築した. 構築したモデルは植物体の窒素・リンの吸収や成長に伴う固定, リターフォールや林内雨・樹幹流による林床への還元といった森林内の物質循環特性およびリター, 土壌有機物質の分解等を取り入れることにより, 流域内の物質循環を反映させた. リターフォール速度, 呼吸速度を季節によって変化させ, 調査を実施した3つの森林流域において, 構築したモデルを用いて流出水質の長期解析を行った. その結果COD, TN, TP濃度では計算値と実測値の間の相関係数が0.72~0.91となり, シミュレーション結果は実測直を再現することができた.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1998 (601), 73-84, 1998-08-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (35)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ