モクズガニの未成体期における鉗脚の相対成長

  • 小林 哲
    Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Kyushu University
  • 松浦 修平
    Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Kyushu University

書誌事項

タイトル別名
  • Relative growth of chela of the Japanese mitten crab Eriocheir japonica (De Haan) during the juvenile stages
  • Relative growth of chela of the Japanes

この論文をさがす

抄録

モクズガニEriocheir japonicaの未成体期(甲幅40mm未満)における鉗脚の相対成長を,飼育条件下で明らかにした.甲幅と鉗脚長節高の関係により,雌雄とも甲幅11mm付近の変曲点により分けられる2つのPhaseの存在が示された.回帰直線には雌雄ともphase間に有意差が認められ,また第1Phaseに有意な雌雄差が無いのに対し第2Phaseでは雌雄差が認められた.さらに,より大型個体での結果を加えることで,モクズガニの全サイズにわたる鉗脚の相対成長様式を推定した.雌雄差の無い1つのPhaseのあとに,雌雄差の拡大するPhaseが,さらに雄では3つ,雌では2つのPhaseに分かれて続くことが明らかになった.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (12)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ