片末端にアミノ基を有する単分散ポリスチレンの<I>γ</I>-Fe<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>表面上への吸着挙動

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タイトル別名
  • Adsorption Behavior of Monodispersed Polystyrene with a Terminal Amino Group on <I>r</I> -Fe<SUB>2</SUB>O<SUB>2</SUB> Surface
  • 片末端にアミノ基を有する単分散ポリスチレンのγ-Fe2O3表面上への吸着挙動
  • ヘン マッタン ニ アミノキ オ ユウスル タンブンサン ポリスチレン ノ ガ
  • Adsorption Behavior of Monodispersed Polystyrene with a Terminal Amino Group on r -Fe2O2 Surface

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抄録

リビングアニオン重合法により, 片末端にアミノ基を導入した分子量分布の狭いポリスチレン (PS-N (CH3) 2) を合成し, この高分子のγ-Fe2O3粒子表面に対する吸着挙動と粒子の分散性に関して検討を行った。<BR>高分子の末端に導入したアミノ基はγ-Fe2O3粒子表面に対してアンカーとしての役割を果たした。表面圧-面積曲線から求まる極限占有面積ならびに飽和吸着量に基づき算出した単位面積当たりの吸着分子数の比較から, 低分子量のPS-N (CH3) 2ではγ-Fe2O3粒子表面上に比較的密に吸着するのに対し, 分子量が高くなると広がりを持って吸着することを見出した。また, 磁性塗膜を作製し, γ-Fe2O3粒子の分散性を評価した結果, 粒子の分散性は低分子量のPS-N (CH3) 2を吸着させた場合が優れていたが, 分子量が高くなると低下した。したがって, 分子量が高くγ-Fe2O3粒子表面に広がりを持って吸着する高分子に比較して, 密に吸着する低分子量のPS-N (CH3) 2が分散剤としてより効果的であることが明らかとなった。

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