夜間雨天時における凹凸区画線の視認性に関する理論的考察

  • 今田 寛典
    社団法人 土木学会 呉大学 大学院社会情報研究科社会情報専攻

書誌事項

タイトル別名
  • THEORETICAL ANALYSIS ON THE VISIBILITY OF RAISED-RIB ROAD MARKINGS ON A RAINY NIGHT
  • ヤカン ウテンジ ニ オケル オウトツ クカクセン ノ シニンセイ ニ カンスル リロンテキ コウサツ

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抄録

夜間雨天時において凹凸区画線の凸部が視認性向上にどのような効果を示すのかは定量的に示されていない. 本研究は, 降雨条件, 凸部の形状や凸部の密度が変化すると再帰反射係数がどのように変化するかを理論的に考察し, 凹凸区画線の特性と効果を確認した.<br>得られた知見は以下のように要約できる. (1) 晴天時と同様に雨天時においても凸部が再帰反射光量を常に増加させるとは限らない. (2) 凸部の傾斜面から限界値以上の再帰反射係数が得られる傾斜角度の確保が重要である. (3) 傾斜面への添加ガラスビーズの増大が効果的である. (4) 凸部の高さは, 降雨強度, 凸部の密度, 設置位置を考慮して決める必要がある.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (618), 15-26, 1999-04-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (14)*注記

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