<b>可燃物の燃焼スモークからの気相ラジカル生成機構</b>

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タイトル別名
  • <b>Formatlon Mechanism for Gas-Phase Radicals from Combustion Smoke </b>
  • 可燃物の燃焼スモークからの気相ラジカル生成機構
  • カネンブツ ノ ネンショウ スモーク カラ ノ キソウ ラジカル セイセイ キ

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抄録

<p><tt>可燃物の燃焼スモークからの高反応性で,長寿命の酸素中心気相ラジカルの生成機構を明らかにするため,ポリメタクリル酸メチルとポリプロピレンの燃焼スモークをスピントラッピング法を用いてESR により解析した。燃焼スモークをトラップした溶液に所定時間後にスピントラップ剤を加える方法により,燃焼スモークからの気相ラジカルは,液相中でも著しく長寿命であることを見いだした.また,一78℃ で燃焼スモークをスピントラップし,昇温下でESRスペクトルを測定すると,一30~一40℃前後でスペクトル強度が増大する.以上の事実は,可燃物の燃焼スモークからの高反応性で長寿命の気相ラジカルは,シガレットスモークの場合のオレフィンーNOガ空気系反応とは異なり,トリオキシドのような準</tt><tt>安定含酸素化合物の生成と分解が関与する機構で生成することを示唆している. </tt></p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 29 (2), 83-87, 1990-04-15

    安全工学会

被引用文献 (3)*注記

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