<SUP>1</SUP>HNMRと<SUP>13</SUP>CNMRによる重縮合の解析-1

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タイトル別名
  • Characterization of the Polycondensation by <SUP>1</SUP>H NMR and<SUP>13</SUP>C NMR
  • 1H NMRと13C NMRによる重縮合の解析-1-重縮合とエステル交換反応
  • 1H NMR ト 13C NMR ニヨル ジュウシュクゴウ ノ カイセキ 1
  • Characterization of the Polycondensation by 1H NMR and13C NMR
  • 重縮合とエステル交換反応
  • Polycondensation and Transesterification

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抄録

1, 4-シクロヘキサンジカルボン酸 (CHDA), イソフタル酸 (iPA), 1, 4-シクロヘキサンジメタノール (CHDM), 1, 5-ペンタンジオール (PD) の4成分より成るポリエステルのエステル結合種と末端水酸基種の定量的評価が1HNMRより, PDを中心とするモノマー3連鎖の定性的評価が13CNMRより可能である。<BR>1HNMRと13CNMRで無触媒下でのポリエステルの重縮合反応とエステル交換反応を追跡し, 1) 重縮合反応では, CHDM, PDの水酸基の消費速度は同等であるが, cHDA, iPAのカルボキシル基の消費速度は異なる。しかし最終的に生成したポリエステルのモノマー連鎖分布はランダムに近い。2) エステル交換反応は本反応条件 (無触媒, 反応温度230℃以下) ではほとんど進行しない。<BR>以上の結果より, 重縮合反応で生成したポリエステルのモノマー連鎖分布がランダムに近いのは, 反応過程で生成したエステル結合のアルコリシス, アシドリシス, 加水分解によりモノマーのランダム化が進行したと推定する。

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