逆ミセルの可溶化硫酸水dorpletsを利用する単分散性TiO<SUB>2</SUB>微粒子の合成

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  • Synthesis of Monodisperse Fine TiO2 Particles by Aqueous Sulfuric Acid Droplets Solubilized by Reversed Micelles
  • 逆ミセルの可溶化硫酸水dorpletsを利用する単分散性TiO2微粒子の合成
  • ギャク ミセル ノ カヨウカ リュウサンスイ dorplets オ リヨウスル

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抄録

平均オキシエチレン基数が6のポリオキシエチレンノニルフェニルーエーテル (NP-6) と1, 2-ビス (2-エチルヘキシルオキシカルボニル) -1-エタンスルホン酸ナトリウム (AOT) との混合界面活性剤/シクロヘキサン逆ミセル溶液の硫酸水溶液可溶化系でチタンテトライソプロポキシドの加水分解を行うことにより, ナノサイズかつ単分散性の酸化チタン粒子の合成を試みた。<BR>その結果, 球状で非晶質の単分散の粒子 (直径30~200nm) が生成したが, 粒子中には硫酸イオンがチタン原子へ二座配位しており, 生成粒子は酸化チタン粒子の前駆体であることがわかった。それらの粒子サイズはAOT, 硫酸および水の濃度に著しく依存した。すなわち, 粒子サイズは, AOTのモル分率が0.35のとき最大となり, また, 界面活性剤に対する硫酸のモル比の増加にともなって増大し, 逆に水のモル比が増加すると減少した。これらの因子による粒子サイズの制御は, 単位逆ミセル当たりの硫酸のイオン数から定性的に推定することができた。一方, 前駆体粒子をアンモニア水処理すると, 硫酸イオンを除去することができるとともに, 粒子体積は収縮し, 非晶質からアナターゼ型およびアナターゼ型からルチル型へと転移する温度も低下することがわかった。

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