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- 須貝 俊彦
- 東京大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- The Origin and Geomorphic Characteristics of the Erosional Low-Relief Surfaces in the Akaishi Mountains and the Southern Part of the Mikawa Plateau, Central Japan
- アカイシ サンチ ミカワ コウゲン ナンブ ノ シンショク ショウ キフクメン
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抄録
赤石山地・三河高原南部の小起伏面の性格と分布を示し,従来の“山頂小起伏面=隆起準平原遺物”説の再検討を試みた.<br> まず空中写真判読により小起伏面を認定した.次に面の形態や構成物質の特徴などをもとに小起伏面を5タイプに分類した.さらに調査地域全域の小起伏面の分布を示し,面の起源を検討した.その結果,赤石山地・三河高原南部の小起伏面は,大半が侵食面であり,(1)山頂や高い尾根上に位置する面は,化石周氷河成平滑斜面の一部に含まれること,(2)厚い風化殻に覆われた丘陵状を呈する面は,山地の縁辺部ほど良く分布し,標高1,500~2,000mで消失することが明らかにされた.(1)は高位削剥面,(2)は隆起準平原遺物,とみなしうることが指摘され,従来の“隆起準平原遺物”説を再考する必要性が示された.
収録刊行物
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- Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron
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Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 63 (12), 793-813, 1990
公益社団法人 日本地理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680401139712
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- NII論文ID
- 110000521322
- 10003771377
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- NII書誌ID
- AN1016484X
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- ISSN
- 21851735
- 00167444
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- NDL書誌ID
- 3688800
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可