南京首都計画 (国都建設・1927-1936年) の成立と内容

  • 田中 重光
    社団法人 土木学会 日本大学理工学部理工学研究所・交通土木工学科 (株) 梓設計
  • 三浦 裕二
    社団法人 土木学会 日本大学 理工学部交通土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON THE FORMATION AND CONCEPTS FOR THE CITY PLANNING OF CAPITAL NANKING (BUILDING THE CAPITAL OF CHINA) 1927-1936
  • ナンキン シュト ケイカク コク トケンセツ 1927 1936ネン ノ セイ

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抄録

本計画は孫科を主席とする首都建設委員会によって土地利用計画, 街区構成・街路・公園緑化計画などが策定されたものである.<br>本計画の特徴は, 市内に点在する公園緑地を林蔭大道や環城大道 (本稿はこの両者をパークウェイ的要素として扱う) などで連結し, 新しい都市構造の骨子である“大街区”を創出したことにある. 本稿は, これらがアメリカにおける郊外型公園系都市計画手法の影響を受けつつも, 市街地型公園系都市計画手法に伸展させたことを明らかにした. よって, 本計画が近代都市計画史における公園系都市計画の事例の一つとして位置づけられることを目的とするものである.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1996 (530), 49-66, 1996-01-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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