防音塀エッジポテンシャルの能動消去

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タイトル別名
  • Active canceling of edge potential of noise barrier
  • ボウオンベイ エッジ ポテンシャル ノ ノウドウ ショウキョ

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抄録

障壁による回折音に対して、能動制御を適用することを試みた。まず第1段階として音場は2次元とし、音源は円筒波を放射しているものとした。従来の回折理論を用いて制御された場をモデル化し、能動制御の効果としての音圧減衰量を、2次音源の配置位置を変数に持つ関数として定義した。また、より広く、大きな減衰量という意味で、2次音源配置が最適化できることを示し、近似的な2次元自由音場における実験からその妥当性を確認した。実験においては、純音で最大30dB、ノイズで10dB程度の音圧減衰が得られ、能動制御が回折音に対して有効であること、また、遮音量改善に関して塀の高さを高くする方法に比べて非常に効果的であることが分かった。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 47 (11), 801-808, 1991

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (19)*注記

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