横井時敬の都市農村計画思想とハワード「田園都市論」

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  • Tokiyoshi Yokoi's Vision on Town and Country Planning and Garden City Theory of Ebenezer Howard
  • ヨコイ トキヨシ ノ トシ ノウソン ケイカク シソウ ト ハワード デンエン

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抄録

近代都市計画の始点であるとされるエベネザー・ハワードの田園都市論を農学の立場から最初に日本に紹介したのは農学者横井時敬であった。横井は, 田園都市論は都市に田舎の趣味を持ち込んだものであるが, 自らは農村本位の立場にたつとした。そして明治42年に自身の計画思想を小説模範町村にまとめた。横井は, ハワード「田園都市論」とはまったく異なるものであるとしているが, 両者を詳細に比較することにより, その実現の方法は異なるものの, 地域環境と共存したかたちで都市と農村を融合させ, 自足的な協同社会を目指していたという点では共通点の多い提案であったことが考察された。

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