砂質土地盤でのサクションの現地計測システムの開発

  • 北村 良介
    社団法人 土木学会 鹿児島大学 工学部海洋土木工学科
  • 川井田 実
    社団法人 土木学会 日本道路公団試験研究所
  • 阿部 廣史
    社団法人 土木学会 (株) 中部地質技術部
  • 城本 一義
    社団法人 土木学会 鹿児島大学 工学部海洋土木工学科
  • 寺地 卓也
    社団法人 土木学会 鹿児島大学大学院生 理工学研究科海洋土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF FIELD MEASURING SYSTEM FOR SUCTION IN UNSATURATED SOIL WITH RAINFALL
  • サシツド ジバン デ ノ サクション ノ ゲンチ ケイソク システム ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

南九州には火砕流堆積物の非溶結部であるしらすが広く分布している. しらすを主な構成土質材料とするしらす地盤では, 豪雨時に斜面崩壊や斜面崩壊に伴う土石流が発生し, しばしば地盤災害が発生している. このような豪雨に伴う地盤災害の防災・減災を目指し, 斜面崩壊を予知するためのサクションと雨量の現地計測システムを開発したので紹介する. サクションの計測にはテンシオメータを使用し, 雨量は転倒ます式の雨量計によって計測している. 計測システムにおいては, 計測されたデータがデータロガーにファイルされ, ファイルされたデータが携帯電話を介した遠隔操作により研究室のパソコンによって回収できるようになっている.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (652), 287-292, 2000-06-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (12)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ