練混ぜ時における高性能AE減水剤の粒子分散効果に関する定量的評価

  • 菅俣 匠
    社団法人 土木学会 (株) エヌエムビー中央研究所 東京大学
  • 日比野 誠
    社団法人 土木学会 東京大学大学院工学系研究科
  • 大内 雅博
    社団法人 土木学会 高知工科大学講師工学部社会システム工学科
  • 岡村 甫
    社団法人 土木学会 東京大学 工学系研究科

書誌事項

タイトル別名
  • QUANTITATIVE EVALUATION ON THE PARTICLE DISPERSION EFFECT OF A SUPERPLASTICIZER WHEN MIXING TIME IS VARIED
  • ネリマゼ ジ ニ オケル コウセイノウ AE ゲンスイザイ ノ リュウシ ブンサン コウカ ニ カンスル テイリョウテキ ヒョウカ

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抄録

自己充填コンクリート用モルタルの相対フロー面積比と相対漏斗速度比の比を高性能AE減水剤の粒子分散効果の指標として, 練混ぜ時におけるポリカルボン酸系高性能AE減水剤の粒子分散効果を定量的に表した. 練混ぜ水を分割投入して練り混ぜると, 練混ぜ時間の延長によって高性能AE減水剤の粒子分散効果が低下した. この主要因は, セメント粒子の比表面積が水和反応によって練り混ぜるほど増加するためであることを示した. 高性能AE減水剤の吸着量を, 単位セメント重量当たりから単位表面積当たりに置き換えると, 粒子分散効果は単位表面積当たりの吸着量に比例した. 練混ぜ時においても, ポリカルボン酸系高性能AE減水剤の立体障害効果による粒子分散作用を明確に示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (634), 255-267, 1999-11-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (27)*注記

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