鏡止めボルトによるトンネル切羽面の補強効果

  • 吉岡 尚也
    社団法人 土木学会 大阪工業大学短期大学部 土木工学科
  • 木梨 秀雄
    社団法人 土木学会 (株) 大林組 技術研究所
  • 道廣 一利
    社団法人 土木学会 摂南大学 工学部土木工学科
  • 谷本 親伯
    社団法人 土木学会 大阪大学 大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • THE SUPPORT EFFECT OF FULLY GROUTED FACE BOLTS IN VERY POOR ROCK
  • カガミ トメ ボルト ニ ヨル トンネル キリハメン ノ ホキョウ コウカ

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抄録

不良地山内にトンネルを掘削するときには, 掘削工法として最も基本的かつ一般的なショートベンチカット工法が用いられている. しかし, トンネル断面を早期に閉合したい場合には, 標準の支保パターンに鏡止めボルト程度の補助工法を併用し, 補助ベンチ付き全断面工法で施工できることが望ましい. そこで, 三次元による数値解析的な検討を行った結果, 鏡止めボルトを併用することによって鏡面の押出し変位が抑制され, これにより切羽前方地山に形成される緩み域が縮小し, 切羽の安定性が加確保されることが判明した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (638), 389-393, 1999-12-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (8)*注記

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