詳細な建物情報を含む被災度調査結果に基づく西宮市の地震動分布の再推定

  • 山口 直也
    社団法人 土木学会 東京大学大学院工学系研究科
  • 山崎 文雄
    社団法人 土木学会 東京大学生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • RE-ESTIMATION OF STRONG GROUND MOTION IN NISHINOMIYA CITY BASED ON DAMAGE SURVEY DATA WITH DETAILED BUILDING INFORMATION
  • ショウサイ ナ タテモノ ジョウホウ オ フクム ヒサイド チョウサ ケッカ ニ モトヅク ニシノミヤシ ノ ジシンドウ ブンプ ノ サイスイテイ

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抄録

兵庫県南部地震の被災地域における建物被害を評価するためには, 地震動分布を推定することが必要であり, 筆者らはこれまでに, 強震記録と建物被害データを用いて, 阪神地域の地震動分布を推定してきた. しかし, その際用いた建物被害データには建物の建築年代の情報がないために, 推定された地震動分布には建築年代ごとの建物存在率の影響が含まれていると考えられる. また, 建物数不足のために地震動が推定されていない地域も存在する. そこで本研究では, 詳細な建物被害関数の構築に用いる地震動分布を得るために, 西宮市が行った建物被災度調査結果を用いて, 西宮市に関して地震動分布の再推定を行った. その結果, 建築年代の影響を受けない, 精度の高い地震動分布を推定することが出来た.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (640), 203-214, 2000-01-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (27)*注記

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