南アルプス仙丈ヶ岳・薮沢の最終氷期の氷河作用と堆積段丘

書誌事項

タイトル別名
  • Glaciation and Accumulation Terracing in the Yabusawa Valley, Mt. Senj ogatake in the Southern Japanese Alps, since the Last Glacial Stage
  • ミナミアルプス センジョウガタケ ヤブサワ ノ サイシュウ ヒョウキ ノ ヒョウガ サヨウ ト タイセキ ダンキュウ

この論文をさがす

抄録

南アルプス・仙丈ヶ岳緬の薮沢では,氷河地形と鞭物薩づけば最終糊の三っの異なる氷河前進期ないしは停滞期が認められた.氷河は最も古い薮沢1期に,最前進し,その末端高度はおよそ標高2,250m. であった.薮沢II期の氷河は標高2,550m付近まで再前進した.薮沢皿期の氷河の末端高度は標高2,890mで,カール内に留まった.i薮沢1期は最終氷期の初期~中期を,薮沢II期,i薮沢皿期は後期を不すと考えられる.<br> 泥質の厚い薮沢礫層の堆積は,完新世初頭頃,急激に生じた.その形成は氷河作用とは無関係で,山岳永久凍土の融解に関連した山地崩壊による可能性がある.

収録刊行物

被引用文献 (14)*注記

もっと見る

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ