書誌事項
- タイトル別名
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- Parathyroid disorder and calcium metabolism abnormality. III. Topics. 1. Calcium metabolism modulator Recent advances. 2) Parathyroid hormone related protein and action.
- 2)副甲状腺ホルモン関連蛋白とその作用
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抄録
副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)は,悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症の原因物質として発見された. PTHrPのN端は副甲状腺ホルモン(PTH)と高い相同性を有し,いずれも共通のPTH/PTHrP受容体に結合し,作用を発揮する.しかし,副甲状腺より分泌され,血中カルシウムレベルを調節するホルモンであるPTHに対し, PTHrPはあらゆる臓器の様々な細胞より,時に応じて分泌され,生理的には主にパラクライン・オートクライン的に作用している.事実その受容体は全身に幅広く分布している.このためPTHrPの生理作用は不明な点が数多くあったが,発生工学的手法などの発展に伴い骨・軟骨系の新知見を始め,その機能の実態が徐々に明らかにされつつある.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 88 (7), 1271-1276, 1999
一般社団法人 日本内科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206442547584
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- NII論文ID
- 10005009142
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- COI
- 1:STN:280:DyaK1MzpsFCksg%3D%3D
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- PubMed
- 10465976
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可