不随意運動 診断と治療の進歩  II. 主な不随意運動の病態と治療  13. 薬剤誘発性不随意運動

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  • Involuntary movement Advances in diagnosis and treatment. II. Disease state and treatment of main involuntary movement. 13. Drug induced involuntary movement.

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抄録

薬剤誘発性の不随意運動には,振戦,パーキンソニズム,舞踏運動,ジスキネジー,ミオクローヌス,チック,ジストニー,静坐不能症などがあり,発生頻度も高い.原因薬剤は多岐にわたるが,特に頻度が高いのはドパミン受容体遮断薬で,抗精神病薬以外にも鎮吐薬,胃腸運動調整薬,抗うつ薬,カルシウム拮抗薬が含まれる.多くは薬剤中止により消失するが,ドパミン受容体遮断薬による遅発性ジスキネジーは難治性であり,悪性症候群は重症化しやすいので,早期診断が大切である.

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