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抄録
透析導入は末期腎不全患者の生命維持のためには避けることが出来ない現実であるとしても,その後の社会生活の変更,生活プランの変更を強いられるものであり,また家族にとっても大きな負担となる.故に“透析導入”という医療上の言葉は,患者にとっては単に医療のみにとどまるものではない.<br>(1)末期腎不全であるという証拠を明らかにし,患者の状態を腎機能不全を示す様々な指標から説明が出来ること, (2)何故,透析が必要であるのか,透析を受ける結果どのような身体的改善が得られるのか,また透析に伴う合併症・併発症を説明できること, (3)透析導入後の日常生活について具体的な助言が出来ることの3点が透析導入に携わる医師の備えるべき基本的な能力である.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 89 (7), 1331-1336, 2000
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206440826368
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- NII論文ID
- 10005228695
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BD3cvotlarsw%3D%3D
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可