内科医に必要なリウマチと骨・関節疾患の理解  病態と治療  I. 基礎研究の発展  1. 骨代謝の分子機構

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  • [Molecular mechanism of bone metabolism].

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抄録

この数年間,骨代謝に関する基礎研究は著しく発展した.これまで理論上の存在であった破骨細胞分化因子(RANKL/ODF),その受容体のRANK,そして,デコイ受容体である破骨細胞形成抑制因子(OPG/OCIF)の遺伝子がクローニングされた.そして, RANKL/ODFは破骨細胞の分化から活性化まで全てを支配することが分子レベルで明らかとなった.また, RANKL-RANKとは独立した炎症性サイトカイン(IL-1, TNFα)による骨吸収機構の詳細も明らかにされた.このように,破骨細胞をめぐる分子機構の解明は急速に進歩しつつある.

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