C型慢性肝炎のインターフェロン治療中に末梢性顔面神経麻ひを来した1例

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タイトル別名
  • A case of peripheral facial nerve palsy induced by interferon therapy for chronic hepatitis type C.

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抄録

C型慢性肝炎のインターフェロン (IFN) α-2b治療中に末梢性顔面神経麻痺をきたした1例を報告した. 症例は35歳男性. 検診にて肝機能異常を指摘され受診. HCV抗体陽性, 平成9年9月腹腔鏡下肝生検を施行しC型慢性肝炎 (F1/A1) と診断した. IFNα-2b1000万単位を2週間連日投与後週3回22週の計24週の治療を開始した. 投与開始後10週に右末梢性顔面神経麻痺が出現した. 直ちにIFNを中止し加療したところ症状は改善した. 末梢性顔面神経麻痺はIFN投与における留意すべき副作用と考え報告した.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 40 (9), 512-515, 1999

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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