エマージング感染症と耐性菌感染症　　耐性菌感染症　　ペニシリン耐性肺炎球菌感染症

• 賀来 満夫

  聖マリアンナ医科大学微生物学教室

書誌事項

タイトル別名

• Emerging infectious diseases and insensible bacillus infectious diseases. Insensible bacillus infectious disease. Penicillin resistant pneumococcal infection.

抄録

近年,ペニシリンGを含むβ-ラクタム系抗菌薬に多剤耐性を示すペニシリン耐性肺炎球菌の分離頻度が急増してきている.ペニシリン耐性肺炎球菌感染症は難治性で重篤化する場合もしばしば認められることから,適切な抗菌薬を早期から投与していくことが必要となる.そのため,抗菌力の優れたカルバペネム系抗菌薬などを投与し積極的に治療をおこなうとともに,院内感染を防止するために,手洗いの徹底やワクチン接種などを含めた総合的な感染防止対策が今後必要になってくるものと思われる.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 86 (11), 2069-2074, 1997

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• ペニシリン耐性肺炎球菌
• 難治性感染症
• ブレイクポイントMIC
• 院内感染防止

詳細情報

• CRID: 1390282681419250560
• NII論文ID: 10005526167
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.86.2069
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• PubMed: 9480312
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/86/11/86_11_2069/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1998104110
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可