慢性閉塞性肺疾患患者の水浸漬による横隔膜換気の活動性

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タイトル別名
  • Diaphragm Ventilation Activity by Water Immersion in Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease.
  • Diaphragm Ventilation Activity by Water

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抄録

8名の慢性閉塞性肺疾患患者 (COPD) と8名の健常者で, 立位で水浸漬をしたときに呼吸時間のタイミングと胸郭・腹部の呼吸運動を, 電磁誘導プレチスモグラフィー (RIP) によって測定し, 空気中と比較した。<br>呼吸時間のタイミングは, 両方のグループで水浸漬による変化はみられなかった。<br>RIPによる腹部と胸郭の呼吸運動の比は, COPD患者では頸部まで水浸漬したとき空気中にくらべて有意に増加した (3.8対1.2)。<br>これらの結果は, 水浸漬によってCOPD患者で, 健常者と同等な吸気時の横隔膜の活動性が得られたことを示している。

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