先行ひび割れを有するRC部材のせん断挙動に対する多方向固定ひび割れモデルの適用

書誌事項

タイトル別名
  • MULTI-DIRECTIONAL FIXED CRACK APPROACH FOR HIGHLY ANISOTROPIC SHEAR BEHAVIOR IN PRECRACKED RC MEMBERS

この論文をさがす

抄録

先行ひび割れを有するRCはりのせん断破壊挙動を対象として, 鉄筋コンクリートの力学における多方向固定ひび割れモデルの適用性と精度の検証を行った. 数値解析において, 1) 多方向載荷と履歴依存性の考慮, 2) 多方向ひび割れを有するコンクリートの取り扱い, 3) ひび割れ面におけるせん断伝達特性と異方性の表現が不可欠な問題であることが確認された. この要件に対して, 独立非直交の4方向ひび割れモデルを適用することが可能なこと, また先行ひび割れを有するRC部材のせん断破壊等の解析結果と実験結果の比較から, このモデル化が十分有効であることを検証した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (669), 293-307, 2001-02-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (6)*注記

もっと見る

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ