可逆性の神経症状を呈した特発性副甲状腺機能低下症の１例

• 橋本 尚子

  岡山大学第三内科

• 近藤 文雄

  岡山大学第三内科

• 徳永 尚登

  岡山大学第三内科

• 岸田 雅之

  岡山大学第三内科

• 大塚 文男

  岡山大学第三内科

• 大石 徹也

  岡山大学第三内科

• 山崎 康司

  岡山大学第三内科

• 橋本 洋夫

  岡山大学第三内科

• 吉永 泰彦

  岡山大学第三内科

• 槇野 博史

  岡山大学第三内科

書誌事項

タイトル別名

• Idiopathic hypoparathyroidism with neurological manifestations: Successful treatment of vitamin D3.

抄録

症例は63歳,男性.約20年前に副甲状腺機能低下症と診断されたが以後十分な加療は受けていなかった.約3年前より歩行時のふらつき,すくみ足,手足のしびれ感などの神経症状が出現したため当科へ入院となった.血液検査にて低カルシウム血症と高リン血症を認め,頭部CT検査にて大脳基底核,小脳歯状核に石灰化を認めた.著明な頭蓋内石灰化にもかかわらず活性型ビタミンD₃の投与により血中カルシウム濃度が正常化するに従い,多彩な神経症状は改善した.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 90 (2), 320-322, 2001

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• 特発性副甲状腺機能低下症
• 異所性石灰化
• 低カルシウム血症
• 活性型ビタミンD₃

詳細情報

• CRID: 1390001206441418496
• NII論文ID: 10006993535
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.90.320
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• PubMed: 11307292
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/90/2/90_2_320/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001198777
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可