特異な形態を呈し出血をきたした大腸アミロイドーシスの1例

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  • A case of amyloidosis of the large intestine which showed peculiar appearance and caused hematochezia

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抄録

54歳,女性が排便時出血のため来院した,注腸造影,内視鏡検査で全大腸に頂部に潰瘍をともなう粘膜下腫瘍様隆起が多発しており,原発性AL型アミロイドーシスと診断された.組織所見で粘膜下層はアミロイドの大量沈着のため著明に肥厚し,粘膜固有層は菲薄化しており,虚血および便による機械的な刺激により潰瘍が形成されたものと推察された.特異的な画像所見を呈した興味深い消化管アミロイドーシスの1例と考えられた.

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